コーチングセッション④で出た質問に対して(勉強してきたことの共有)

いい質問をしたつもりが相手が話してくれない・・・
そんなことありませんか?
たくさん質問責めにしてしまったり。
カッツモデルでも、ヒューマンスキルはどの層でも求められる能力。
ただ、コーチングを学べば万能!というわけではなく、他のコミュニケーションスキルと組み合わせながら使いこなしていく、ひとつのツールです。

どのコミュニケーションスキルを駆使してもどれも万能ではなく、いろんなものを対象者の状況や場面によって使いこなしていかないとうまくいかないです。

面談をしていく上で一番基礎になるところは、
「対等な関係性をつくる」ことが大事。
一緒に仕事をしていくメンバーの中でも、誰もが対等に率直に立場や役職を超えて自由に意見をいうことができる「心理的安全性」がかぎとなりますよね。ただし、私たち支援職自身が、自分の中の基盤がしっかり整っていて、うまく感情マネジメントができているか?
枠組み・外の顔・心の地雷
などがあると、自分自身の感情に振り回されてしまい、目的に対する行動ではなく、自分に都合のよい行動をとってしまったり、相手に不快感を与えて対話どころじゃなかったり。
(※枠組み・外の顔・心の地雷については、セッション⑤または⑥で触れていきます)

例えばこんなもの・・・
仮面をかぶっていて本音を語れていない
勝手な思い込みで不安を募らせている
人目が気になって仕方がない など


行動にうつせないのには理由があって、自分の内側にある思い込み、とらわれなどで、習慣的にやっている自分にとって役に立たない思考のパターンがあります。

コーチングの基礎については、まずはCOEDOHのこれまでのセッションをご覧ください。(オンライン基礎講座などもudemyで出ています)
ただ、「受講するだけ」ではなかなか身につかず、まわりとのやり取りの中で少しずつ身についていくものなので、プロからのリアル講習を受ける機会を設けることをお勧めします。(運動でも、知識のないままいきなりやると痛い目に遭う笑。トレーニングが必要。といっても、保健師はいろんな面談スキルがあると思うので、バランスよく学ぶといいと思う。コーチングは働く世代(=患者さんじゃないので)に相性がいいとは思う。)


カスタマイズコミュニケーション

~相手に合わせた関わり方~

スタイル別にみていくことは、誰が何色という決めつけを行うためのものではなく、コミュニケーションによるズレを認識し、お互いを理解するためのひとつのツールです。うまく活用していくと、かかわりが苦しくなったり、見通しがつけられない、保健指導がうまくいかない、といったところを改善するのに役立ちます。


今回、セッションで出た質問に対して、私が学んだことも含めてまとめて、みなさんと共有したいと思います。

・黄色・緑の方との話題がない・・・
・メンタルで黄色・緑の人が本音を話してくれない・・・

といったケースに困っているとのこと。
左の方は、目的のない「雑談」が苦手。

黄色の方には

・本人の話したいことを話してもらう。人からコントロールされるの嫌いなので、質問も嫌がられたり。後ろからついていく感じで。
承認の焦点は、成し遂げた結果と成果に。
この人が努力した結果、そこに出来上がったもの、チーム、プロジェクトの成果とかにあてること。
リフレインとフィードバックはコンパクトに端的に。
ズバッと。なまぬるい、ただ楽しいだけは好まない。
びびらない(挑んでくる人が好き。負けない人が好き。✕おどおど・気弱・ビビる=特にピンク注意)

緑の方には、

質問責めしないこと。相手のペースを守ること。
(特に待てないオレンジさん注意)
順を追って話すことを好むので、話すのに時間がかかる。
そこを待つこと。「間」黙っていてもむちゃくちゃ考えていたりする。
しばらく沈黙待っても無言であれば、「今何が起こっていますか?」と問うと、返事が返ってくる。ちょっと待ってください、○○について考えてました、今混乱してますなど
✕最近調子どう? ○最近の仕事の進み具合はどう?
何を答えたらよいのか、具体的な質問をすること。
ほめるときは、具体的で細かい第三者視点で。理由と納得が大事。
✕ご法度 いいですね、すごいですね、さすがですね

黄色も、緑も、「気持ちや弱みについて話すのが苦手」なので、最初から気持ちをあれこれ聞かないこと。緑は特に静かにシャッターが下りる・・・
自分の内面については簡単に話さないもの、と思っておく。
内面のWHOに切り込みそびれるので、話が事実ベースだけで進んでしまいがち。強い信頼関係を作るまで軽はずみに気持ちをきかないこと。→言ってどうなるの、みたいなところあり。わからない、言葉にできないということも。ただ、整理をして行動につなげられる協力関係になるには、内面にも向き合っていくことが大事になってくるので、少しずつ関係性を作っていくこと。



黄色さん、緑さんに共通して

・使う言葉は端的な名詞形で

(ぶっ飛びオレンジさんからのアドバイス:HOWではなく、WHATできく。NG:今日、明確にしたいことはなんですか。手に入れたいゴールはなに?どんな状態になればいいと思ってます?
=響かない
OK:メリットとデメリットは何だと思いますか?最大の効果はなんですか?
目的はどこまで達成できましたか?何に一番価値を置いてますか?

・感情を尋ねるときは行動とセットで

気持ちをきかれて苦手意識を持っている人、自分の気持ちをそうそうは他人に開示しない傾向の強い、それでも内側・内面・気持ちと向き合ってもらう必要がある、WHO(気持ちが含まれているから)に向き合ってもらう必要があるので→効果的な質問:その行動をとったときに一番動いた感情は何だと思いますか?


特に黄色さんは、身だしなみとか礼儀とか、みてます。きちんと挨拶し、相手に敬意を丁寧に払うこと。(だれでも一緒ですが、なれなれしくしても仲良くなれません笑)

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