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40年前の倫理観は舌が受けつなかった

年末ギリギリまで働いていて、もうクリエイティブの倉庫内がスカスカだったので、リフレッシュも兼ねて、アニメを一気見しています。

元旦にメイドインアビスを一気見して吐き気と闘い、ハイキュー4期呪術廻戦SHIROBAKOなどおすすめアニメをつまみ食いしながら、今に至ります。

で、思ったのはCGアニメーションに目が慣れてしまっているので、よほどのことがない限り2010年以前の作品は見られないということです。そして、時代が古く慣れば古くなる程、作画よりも手強いものと打ち当たり、視聴意欲を大きく挫かれます。

それは倫理観。

ガンダムもイデオンも激推しされる作品なのですが、1980年代頃に製作されたこの二つのアニメは少なくとも次のような特徴があります。

[ガンダムとイデオンに通底する特徴]
①べき論
②大家族主義

①べき論
男はこうあるべき、女はこうあるべき、少年はこうあるべき、リーダーはこうあるべき。「べき」の世界がとめどなく続きます。ジェンダー一つにとっても、女性は男に準ずるもの、副次的であるという描写も消化できません。プリキュアの「男の子だってお姫様になれる」の価値観にある現在地点から当時の作品を見ると、固定された「べき」の枠の中で必死に自己表現しているキャラクターにどこか窮屈を感じます。なに我慢してるの?そこ耐えるのがなぜ美徳なの?よくわからない。。

ガンダムORIGINはそのあたりを踏まえていて、べき論がなくなり、2020年代の価値観に沿っている気がします。

②大家族主義
1980年代は集合体が先にあって、個はそこに所属するものという印象です。逆に今の作品は個の集合体で、集合体への所属が強制ではない気がします。個が集合体を動かのではなく、集合体の物語が個の行動に影響する。集合体の中に幼児などがいるのも1980年代の特徴なのかも。

あ、時間になってしまった…


ごちそうさまです。


追伸:ガンダムもイデオンもわたしに合わなかっただけで、素敵な作品だと思います!

まさかお金が振り込まれることはあるまい、と高を括っているので、サポートされたら、とりあえず「ふぁ!」って叫びます。