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LL鉄獣戦線(トライブリゲード)の動かし方


鉄獣戦線の基礎知識

「鉄獣戦線」とは、下級モンスターが以下の共通効果を持つ、獣族・獣戦士族・鳥獣族のモンスター群です。

自分の墓地から獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターを任意の数だけ除外して発動できる。
除外した数と同じ数のリンクマーカーを持つ獣族・獣戦士族・鳥獣族リンクモンスター1体をEXデッキから特殊召喚する。
このターン、自分は獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターしかリンク素材にできない。

そして除外したカードを墓地に戻しつつ展開ができる重要なカードが《鉄獣の抗戦》です。

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そして以上の効果を使って出したい除去効果持ちの鉄獣戦線の切り札が《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》です。

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他のカード効果等は以下のリンクで確認して頂くとして、まず覚えて欲しいのは以下の点です。

●共通効果で出すリンクモンスターはリンク召喚扱いではないので、リンク召喚成功時の効果は使えず、蘇生制限を満たしていない

つまり《戦華盟将-双龍》の①の様なリンク召喚時の効果は使えず、《鉄獣の抗戦》で墓地・除外ゾーンから特殊召喚することはできません。

●制約は獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターしかリンク素材にできないのであって、獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター以外をリンク召喚することはできる。

鉄獣戦線たちを素材に《トロイメア・ユニコーン》や《アクセスコード・トーカー》の様なカードをリンク召喚することは可能です。

これらの条件の下で墓地・除外をコストに大型リンクモンスターを立て、《鉄獣の抗戦》で除外から墓地にモンスターを戻してリソースを回復しながら戦線を維持する、のが鉄獣戦線の基本的な動きとなります。


LL鉄獣戦線の展開方法

上記のAIとの対戦で展開手順を解説しています。

鉄獣戦線は、以下のような動きで《王神鳥シムルグ》を少ない消費で出し、毎ターンアドバンテージを生み出してくれる《王神鳥シムルグ》を残りのカードで維持しつつ、ビートダウンをしていくのがこのデッキのメイン戦略になります。
《王神鳥シムルグ》を維持できれば相手のエンドフェイズに次の展開用の《鉄獣戦線 ナーベル》を《王神鳥シムルグ》の効果によって特殊召喚する事ができるので《無限泡影》や《エフェクト・ヴェーラー》を一切無視して1キルすることもできます。

理想展開

●必要な手札

《炎舞-「天キ」》or《鉄獣戦線 フラクトール》or《おろかな埋葬》or《LL-コバルト・スパロー》

《LL-ターコイズ・ワーブラー》or《金華猫》

の2枚。

●結果

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・フィールド
《王神鳥シムルグ》+《霞の谷の巨神鳥》+《戦華盟将-双龍》(+《炎舞-「天キ」》)
・手札
「鉄獣戦線」モンスター1体サーチ+1ドロー1戻し
※《LL-ターコイズ・ワーブラー》スタートであれば召喚権も残ります。

●展開方法

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①《鉄獣戦線 フラクトール》または《おろかな埋葬》の効果でデッキから《LL-コバルト・スパロー》を墓地に送ります。

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②《LL-ターコイズ・ワーブラー》または《金華猫》の効果で手札・墓地から《LL-コバルト・スパロー》を特殊召喚します。

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③《LL-コバルト・スパロー》の効果で《鉄獣戦線 ナーベル》をデッキから手札に加えます。(この時、《鉄獣戦線 ナーベル》が既に手札にある場合は《D.D.クロウ》を手札に加えても良いと思います。)

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④《鉄獣戦線 徒花のフェリジット》を左側のEXモンスターゾーンにリンク召喚し、効果で《鉄獣戦線 ナーベル》を特殊召喚します。

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⑤《鉄獣戦線 ナーベル》の効果で《戦華盟将-双龍》を特殊召喚します。(この時、《LL-コバルト・スパロー》は墓地に残しておけると《金華猫》等の後続が繋がり易いでしょう。)

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⑥《鉄獣戦線 徒花のフェリジット》と《鉄獣戦線 ナーベル》で《王神鳥シムルグ》を右側のEXモンスターゾーンにリンク召喚します。

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⑦《鉄獣戦線 徒花のフェリジット》チェーン1、《鉄獣戦線 ナーベル》チェーン2の順番でチェーンを組み、デッキから「鉄獣戦線」モンスターを手札に加えた後に1ドローし、不要なカード(あれば特に《霞の谷の巨神鳥》)をデッキに戻します。


⑧お互いの魔法・罠ゾーンの空きが7枚以上になるように魔法・罠をセットし、エンドフェイズに《王神鳥シムルグ》の効果でデッキから《霞の谷の巨神鳥》を一番右側のモンスターゾーンに特殊召喚します。

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その他の展開方法

上記のように《戦華盟将-双龍》を一緒に構えることはできませんが、少ない手札消費で《王神鳥シムルグ》を出せるパターンはいくつかあります。

《鉄獣戦線 ナーベル》+《LL-ターコイズ・ワーブラー》

①《LL-ターコイズ・ワーブラー》を特殊召喚し、《鉄獣戦線 ナーベル》を通常召喚します。

②2体で《鉄獣戦線 徒花のフェリジット》をリンク召喚し、デッキから「鉄獣戦線」モンスターを手札に加えます。

③加えた「鉄獣戦線」モンスターを《鉄獣戦線 徒花のフェリジット》の効果で特殊召喚し、「鉄獣戦線」モンスターで《剣闘獣ドラガシス》(鳥獣族リンクモンスター)を特殊召喚します。

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④《鉄獣戦線 徒花のフェリジット》と《剣闘獣ドラガシス》で《王神鳥シムルグ》をリンク召喚します。

この展開方法は《鉄獣戦線 徒花のフェリジット》を正規召喚しつつ墓地・除外に《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》分のコストを用意できるのでかなり有力な展開方法です。


《炎舞-「天キ」》or《鉄獣戦線 フラクトール》

①《鉄獣戦線 フラクトール》の効果で《鉄獣戦線 ナーベル》を墓地に送ります。

②《鉄獣戦線 ナーベル》の効果で「鉄獣戦線」モンスターを手札に加えて召喚し、効果で《剣闘獣ドラガシス》(鳥獣族のリンクモンスター)を特殊召喚します。

③「鉄獣戦線」と鳥獣族リンクモンスターで《王神鳥シムルグ》をリンク召喚します。


《鉄獣戦線 ナーベル》+獣・鳥獣・獣戦士族モンスター1体

①《鉄獣戦線 ナーベル》を通常召喚し、《転生炎獣アルミラージ》をリンク召喚します。

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②《鉄獣戦線 ナーベル》の効果で《鉄獣戦線 ケラス》をデッキから手札に加え、手札の獣・鳥獣・獣戦士族モンスター1枚を捨てて《鉄獣戦線 ケラス》を特殊召喚します。

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③《鉄獣戦線 ケラス》の効果で《剣闘獣ドラガシス》(鳥獣族リンクモンスター)を特殊召喚し、《転生炎獣アルミラージ》の効果を使用してEXモンスターゾーンを開けた上で《王神鳥シムルグ》をリンク召喚します。


鉄獣戦線の細かい戦術

《鉄獣戦線 徒花のフェリジット》を正規召喚する多大なメリット

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《鉄獣戦線 徒花のフェリジット》を正規召喚すると《鉄獣の抗戦》で墓地から特殊召喚できるようになります。これは非常に重要な事で、《鉄獣の抗戦》で特殊召喚できる様になるので、以下のメリットがあります。

●場が《王神鳥シムルグ》、《霞の谷の巨神鳥》、《戦華盟将-双龍》で埋まっており、モンスター4体並べられない状況でも《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》を《鉄獣の抗戦》でリンク召喚できる。

●《鉄獣の抗戦》で毎回手札の質を高めることができる。

●後述の《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》の処理も可能しやすくなる。

《鉄獣の抗戦》による《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》の処理

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《鉄獣の抗戦》は単純に《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》を相手のターンに出して妨害できるだけではなく、フィールドから墓地に送られた場合に発動する効果も利用することができます。
これを利用すればチェーン1《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》、チェーン2に他の鉄獣戦線のモンスター効果とチェーンを組む事で、《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》の除去効果に《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》が干渉できなくなります。

つまり、《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》(《真紅眼融合》)効果発動にチェーンする形で《鉄獣の抗戦》を発動することで、着地した《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》を確実に処理することができます。

《霞の谷の巨神鳥》と指名者カードの打ち方、持ち方

《王神鳥シムルグ》のリンク先の庇護下にある《霞の谷の巨神鳥》はモンスターでありながら、《無限泡影》の対象にならない強力なカウンターモンスターになるのですが、対象を取らない《禁じられた一滴》を打たれると止まってしまいます。

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《禁じられた一滴》は採用率の高いカードなので必ず意識する必要があります。《禁じられた一滴》を止められるカードは《神の宣告》の様な罠以外だと《抹殺の指名者》に限られます。
つまり発動の優先度としては《霞の谷の巨神鳥》>《抹殺の指名者》となります。


そして《墓穴の指名者》ですが、相手が《灰流うらら》を使っておらず、《王神鳥シムルグ》を出したターンであれば、基本的に伏せずに握るのがセオリーになります。
分かっている人が相手の場合は《王神鳥シムルグ》の効果に合わせて《灰流うらら》や《幽鬼うさぎ》を当ててくることが多いです。
少し勿体ないですが、《抹殺の指名者》を伏せるのを優先し、《墓穴の指名者》は手札に持つ方が賢明です。

《増殖するG》を打たれた場合の動き

●《金華猫》や《LL-ターコイズ・ワーブラー》の効果に打たれた場合

レベル1モンスターを重ねて《LL-アセンブリー・ナイチンゲール》をエクシーズ召喚します。

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●「鉄獣戦線」モンスター召喚時に打たれた場合

・墓地にコスト3体→《王神鳥シムルグ》を特殊召喚
(結果的に相手の手札が1枚増えますが、《霞の谷の巨神鳥》はその1枚を無効にできるので出す価値はあります。)

・墓地にコスト2体→《戦華盟将-双龍》を特殊召喚

墓地から除外するモンスターの優先度、戻す時の注意点

まず、《王神鳥シムルグ》や《剣闘獣ドラガシス》、《戦華盟将-双龍》は除外するべきではありません。
後に《アクセスコード・トーカー》のコストになる可能性が高い風属性リンクモンスターなのにも関わらず、《鉄獣の抗戦》で墓地に戻すことのできないモンスターだからです。

また、墓地から除外するモンスターは鳥獣族を優先するべきです。
これは《天龍雪獄》によって場の《王神鳥シムルグ》たちを除外されないようにするためです。

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ただし、墓地に《LL-コバルト・スパロー》があれば…という時もあるので、過剰に気にする必要はありません。
特に《天龍雪獄》が入ってないと思われる1戦目は気にしなくても良いでしょう。

また除外ゾーンから《鉄獣の抗戦》によって墓地に戻す時ですが、無闇矢鱈に戻さず、必要最低限の形で戻すことが望ましいです。
《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》の墓地に送られた場合の回収効果は除外されているカードの枚数をカウントするからです。
ここで《金華猫》や《鉄獣戦線 ケラス》をサーチできるかで勝負の命運を分かつことがあるでしょう。

デッキレシピ

その他カード解説


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