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ロコモとロコトレ

 新型コロナウイルス感染症の影響により、自宅内で過ごす時間が多くなっているかと思います。子供からご高齢の方々まで様々な年代や立場において、適度な運動による筋力の向上をはかる事はとても大切です。しかしながら外出が出来なくなると1日の運動量は多いに減ってしまいます。


 さて皆様は「ロコモ」という言葉を聞いた事はあるでしょうか。これはロコモティブシンドローム(運動器症候群)の略であり、運動機能の低下や足腰の病気のために歩行や移動がしにくくなることを意味し、日本整形外科学会が2007年に提唱した概念です。ロコモを予防するためには人生の早い段階から十分に筋力を貯えておくことが大切です。そしてロコモ予防は将来の寝たきり予防につながり、寝たきり予防は「健康寿命」(健康で介護を必要とせず自立した生活ができる期間)を伸ばすことにつながるのです。


 そこで外出が出来ずに運動量が減ってしまっている皆様には是非ロコモ予防のための運動、「ロコトレ」をして頂きたいと思います。ロコトレは片脚立ちとスクワットの2種類のトレーニングの組み合わせで、軽快な音楽に合わせてバランス能力と下肢の筋力をつけることが出来るようになっております。今正にこの時期に必要なトレーニングではないでしょうか。自宅内で簡単に出来ます。具体的な方法については下記の日本整形外科学会HPを御覧下さい(HP内の一番下にガイドムービがあります)。発育期の子供からご高齢の方々まで万人に適している「ロコトレ」を今からすることで、皆様と一緒に健康寿命を伸ばしていきましょう😊


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