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2020/12/19 The Perfect aniMe

早く寝たので10時ぐらいに起きるつもりでいたのだが、一瞬目が覚めてはその度に何度寝かして起床すると昼過ぎ。
14時に出かけるつもりだったので、慌ててどらやきを食べて、午前中に起きてやろうとしていた住居の更新の書類を書く。迅速に書き終わって出かけついでに郵便局に出そうと思ったのだが、土曜日なので駅前のそこは閉まっており、簡易書留をやりたかったので仕方がなく出かけた先で出すことにした。とはいえ土曜の郵便局というのは結構閉まっているため、やや歩くことになる。今日出せば明日の締め切りには届くだろうというタイミングだが、まあこういう書類というものはとにかくギリギリにはしないほうがいいらしい。

秋葉原MOGRAで行われていたJuke Voxという声優ソングクラブイベントに行く。書類の関係でスタートから30分ほどは遅れてしまったが仕方がない。先日の新木場の秋の宴でも印象に残っていた会で、またツイッターでフォロワーさんが宣伝していたので行ってみようかなということでチケットを購入した。配信で見かけていたMOGRAという場所にも一度行ってみたかったのだが、防音のため地下設備で、だからモグラなのかななどと思う。足を運ばないとわからないこともあるらしい。
Juke Voxというパーティ、パーティのカラーが統一されているな~と思って、アニソン(広義)でもちょっと洒落たチョイスが中心というか、ジャンルでいうとR&B / ソウルからの流れのポップスっていうか最近の呼び方でいうとシティポップらしさっていうか、そういうもの(曖昧)で固められていて、なのでちょっとお酒を飲んでフラフラ揺れるのが終始心地よい会だった。どのDJの方のプレイもめちゃくちゃ良かったです。曲も良かったのだけれどとにかく声優さんの楽曲のDigを今まで手を付けてこなかったなと言う反省がまずあり、次の反省としてはshazamとかいうの便利そうなのでとっとと入れればよかったな、という点です。ときより画面映像にCMが使われていたので、駒形友梨さんのクロックワイズという曲を覚えて帰りました。声優さん楽曲という範囲でもこんなに統一感のあるイイ曲いっぱいあるんだな、とびっくりしました(小学生)
終了後にフォロワの方と遭遇したのでカロリーを摂取して帰る。フォロワさん、TLを眺めて居た限りだと結構いたっぽいので縁が合えば遭遇したいなと思いました(小学生)

帰りの電車からアニメを見始める。『ご注文はうさぎですか?BLOOM』#11、言うことないクリスマス回。原作でのキメを純粋にアニメ化というところで、素晴らしい回の素晴らしさがシンプルに沁みる回と言える。こういう回をやっても良いのが、”王”たる仕草なんだよな。
『戦翼のシグルドリーヴァ』#11、オーディンの格好にちょっと笑ってしまった。そこまで乗れてる感じはしないが、パーッとオーディンを一発殴って来週がいっちょ盛り上がってくれると良いな、という感じ。
『神様になった日』#11、やりたいことはわかるがまあヘイトと言うか全体的な視聴者の感情コントロールがあまり上手くなかったなという印象。オーディンアワーの二作なのだが、どうにも構成の難と、あとセンシティブで難しくデリケートな話題に関して不用意に踏み込み過ぎているのがわりと共通する点であると感じている。ともかくこちらも来週の最終回待ちか。神日アフター感想戦でお兄様全然集中できなかった。テロリスト相手だと流石のお兄様も苦戦しそうでドキドキするな……!

『体操ザムライ』#11、11話でアニメってこんなに綺麗に締まるんだ、という印象。1クールアニメの構成力って取捨選択の上手さだと思っていて、そういう意味で玲ちゃんを中心とした家族の物語を核に据えたのは自分としては正解だと思っている。これは各人物を描くことにも大いに貢献していたし、ラストのレオ説得の決め手にもなっていた。
ツイッターであれこれ語っちゃったから今ここであえていうことそこまでないのだけれど、とにかく構成があまりにも上手くて、視聴者を乗せるのも上手いものだから本当に見ていて気持ちの良いアニメだった。演出方面でも不足はなく、今回の体操シーンなんて本当に息が止まるかと思ったぐらい緊張したし、城太郎が新垣2を決めたところなんて本当に「よっしゃ!」と叫んでしまった。各人物のドラマ的なクライマックスをいい感じに感じさせて、最終回としても満点。
これ自分が今まで見てきた中でもっともパーフェクトアニメーション概念に近いと言ってしまってもいいんじゃないだろうか、とすら思う。凄すぎて途中から爆笑していたけれど、そのうち感激のあまり涙も出てきて、笑いながら泣いていた。本当にすげえアニメ。

『いわかける!-Sports Climbing Girls-』#12、スポーツという題材こそかぶっていたものの、互いに素晴らしい作品であるということを除けばこの1時間の2作の性質は実に異なって居たと思う。
乱暴な言い方をすると一般受けしそうなのは体操で、オタク向けなのはいわかける!なんだよな。たとえばリアル寄りのキャラデザの体操に比べていわかける!はデフォルメが得意なデザインであった。こうしたことはリアリティラインの設定にも関わってきていて、いや冷静に描写を見返すと寧ろ体操のほうが現実と比較したリアリティに関しては薄い気もするのだが、なんというか、ここにもベースをリアルに設定してそれを超過していた体操と、そもそもベースがアニメであったいわかける!の差があった。今回のいわかける!で好きなシーンはすごく都合のいいタイミングで豪雨が降り出して、次にこれまたすごく都合のいいタイミングで晴れ間が刺してきたんですよね。これができるのってすごくフィクション故じゃないですか、こういう演出が平然とやれるところが、いわかける!がアニメベースであるという点なんですね。
いや比較の話ばかりになったけれどこのアニメもうまかった。構成に関しては最終回を大胆にダイジェストにして、重要なところをピックするという形で圧縮していたのだけれど、人物の描写が上手いせいか不思議とちゃんと印象に残るし、それに各自のドラマの決着はつけていたので感動もできる。原作と比較するとやはりどうしても情報の欠落はあったようだけど、1クールの構成という意味では満点だったのではないだろうか、とまあアニメだけだと片手落ちではあるが、わたしはそう思っている(媒体と尺で描ける範囲は変わってくるので!)
嬉しかったのはやっぱり隼ちゃん絡みで、強さに固執していた彼女が仲間を得て違う居場所を見つけるという話だったので、これまでの記憶で奮い立つのも正しいし、内村のことを思い浮かべて失敗しちゃって(内村的には悲願でもあるという構成が素直にスゴイ)、でもまあいいかという表情なのが本当に嬉しい。素晴らしいクライマックスですよ。

体操がアニメという媒体で他の媒体にも負けないぐらい純粋に出来の良い作品を出してきた(作品としての最高峰)ならば、いわかける!はアニメという媒体でアニメらしいアニメをやりきった(アニメとしての最高峰)みたいな印象がある。本当にこの一時間が接続されていることが素晴らしくて、スポーツという近いテーマからここまで感触が違うものが出てきているのも本当に面白いし、ここにはアニメの全てが詰まっている、とすら思った。『体操ザムライ』には得難いアニメの体験があったが、『いわかける!』にあるのは懐かしさすら覚える慣れ親しんだアニメ体験で、だからアニメを見続けてきたからこその体験とも言えるわけで、ご褒美みたいな1時間だったな。今季、それこそ過去を見ていたからこそのスト魔女やごちうさ、あるいはキミ戦みたいな作品もあり、もちろんノブレスとかアサルトリリィみたいな新規ですげえ面白い作品もあり、ここまで集大成的なものを感じるクールもなかなかないんじゃないかと思う。
正直ある意味理想クールであるとも思えるが、きっと来季にも素晴らしいアニメがあるであろうことは確約されているようなもので、だから歩みを止めることは出来ないんだよな。過去に目を向けてみても今季には『Lapis Re:LiGHTs』とか『ネコぱら』とかもないんですよね。であれば面白いアニメなんてこれからもいくらでも見られるわけじゃないですか。

色々あったので過去最大級にとりとめもなく肥大化してしまったが、盛り沢山な一日だったような気がする。あっという間に7時になってしまった。明日は引きこもって過ごそう。


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