見出し画像

Like A Daydream

起きると夕方に差し掛かる頃、ついでに一度足が久々にひどいつり方をして、痛みが残っていた。更に悪夢というわけではないのだけれど明らかに過去の後悔に基づいた夢を見て、これからは頑張っていくべきか……などと夢の中で思ったあたりで、起きてみるともはやそんな状況でないことを思い出す。未だにそこに後悔があるのだなと苦笑してしまうが、どちらかというとそこからもはやどうしようもないほど離れていることに安堵したりもした。

先週見ようと思っていてまだ見られていなかったごちうさ劇場版を見る。『ご注文はうさぎですか? ~Dear My Sister~』たしか劇場版で見てごちうさのイイところが詰まっててイイね~って思った記憶があるのだけれど、見返してみてもなるほどそういう作品だと思えた。木組みの街から飛び出してココアのいない欠落を感じさせるチノたちのパートでは『ご注文はうさぎですか?』という作品の魅力そのものを再確認させる手付き。
更に姉ではなく妹としてのココアが描かれることで、彼女の人物像をより重厚なものにしていると同時に、モカ→ココア→チノという「与え、受け継がれていく物語」の構造も綺麗に提示されている。とにかく触れれば触れるごとに、あらゆる全てのことに歴史を感じさせるような風格となってきている『ご注文はうさぎですか?』の魅力が綺麗に出ている映画作品だな、と7巻まで読んだ今は更に思った。~Dear My Sister~が様々な意味をもち始めるのが良い。

『ご注文はうさぎですか? BLOOM』#2、Aでシャロから千夜へのアンサー「昔は手を引かれていたが、今はちゃんとこうして手を引くことができる」が追加されていて……狂う!!!!! 同じくAで追加の風呂パートからの天丼となった「シャロの素直な礼をココアがすんなり受け取らない」というギャグが接続されたラパンのBパからオチに至るまで挿入されており、すなわちシャロのそうした変化が綺麗に示されているエピソードということなのだけれど、その上でならばシャロは千夜にもアンサーを返せるんですね!!!!!!!!!了解!!!!!!!! Twitterで指摘されていたがこうしたシャロちゃんのムーブは両親が登場する旅行回でも如実に出ていて、7巻を読んでいたら……狂う!!!!!!!!!!! ハァハァご注文はうさぎでしたか?のことなんも理解ってなかったかもしれん……。アニメの再構成がちょっとものすごくて、こんなにすごかったか? と驚いている。これが3期までやって経験値をたっぷり積んだアニメの”力”ってやつなのかよ……。

『ラブライブ! 虹ヶ崎スクールアイドル同好会』#3、気になるな、優木せつ菜さんのこと……。ラブライブ(大会)なんて出なくても良い、と言い切れるのはやっぱり結構凄くて、明確にアフターの物語としてやっているんだなってところに好感が持てる。とはいえ正直ごちうさの衝撃から立ち直れなくてだいぶちゃんと向き合えてない気がする。このスクールアイドル部の目指すところってどういうところになるんだろう。

『戦翼のシグルドリーヴァ』#3、前回の隊員に改めて触れるのはとても正しくて、街の人々や軍の人々がいるという背景を非常に意識させようというものを感じている。一方で宮古ちゃんのモチーフにまんまあるであろう女性(ワルキューレ)の巫女的な役割だとか、そういう部分には居心地の悪さもあるというか、それをそのまま肯定しても良いものか? という気持ちがあったりもして、あとはこうした設定のシリアスさと普段のテンションの感じのギャップに噛み合いきれない感じがあるのだが、ともかくとして骨を感じることは間違えない。

『神様になった日』#2、なってくれよ、神様になったアニメに……。だーまえのギャグのテンポ感、わからないけどアニメに最適化されてきてるんじゃないかと思うんだよな、楽しかったので……。インタビューを読んだのだがだーまえ氏はかなり手掛けた前2作の評判を意識しているようで、それはCharlotteの時点でインタビューでも既に傾向があったし、アニメ本編でもそれを感じたわけではあるのだが、まああまり前2作に好意的でないオタクとしては申し訳なくもあり、ただ今度こそやってくれるんじゃないかというマジの期待も生まれてきている。

『魔法科高校の劣等生 来訪者編』#3、珍しくお兄様が一杯食わされたな(あくまで一杯食わされる程度)と思ったら深雪さんがそんなに?ってテンションで狼狽するから笑ってしまったし、ラストできっちり勝ってからエンディングに入って笑ってしまった。楽しいアニメ。

『体操ザムライ』#2、ブラボー! 会話劇のテンポ感も非常によく純粋にそれだけでも楽しいし、コーチの今までの真意を汲んで謝罪して再びタッグを組むのもめちゃくちゃアツい。トレーニングのしすぎで肩が爆発しそうって世界レベルだろうにそんなことある? ってちょっと思いもするのだけれど、そのあたりは登場人物がとてもアニメアニメしているというか、アクが強いから全然気にならないんだよね。南米バード含めてリアリティラインの舵取りが絶妙だと感じる。これは本当におもしろアニメーション、生まれちゃうかもしれないな。

『いわかける!- Sport Climbing Girls -』#3、嬉しいアニメ。ドヨルのラストとしてなんもかんもが「丁度いい」感じで、本当にこの位置しか無いなって思わせられるアニメなの、素晴らしいよ。

ハァハァ今日も過酷なアニメトレーニングだった。アニメ筋が衰えない範囲で、オーバーアニメ視聴症候群にならないように気をつけないとな……。

2020/10/17


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?