青春ゾンビが気に入らないっていう話

誰が言い出したのか分からんが「青春ゾンビ」という言葉がある。
意味的には青春時代に思い残したことややり残したことがある人のことを言うらしい。どちらかとゾンビというより怨念の方があってるのではないかと思っているがまぁ良しとする。私は中学高校で特に好いた惚れたの話に一切関わりがなかった。関わりはあったかもしれないけどじゃあものにできたかというもそんなことは無かった。だから私は「青春ゾンビ」なんだろうなと思っている。
そして私はこの言葉が気に食わない。最近気に食わなくなった。ちょっと前まではファッション青春ゾンビをしていた。ファッションメンヘラ的なやつである。もしかしたら明日くらいにはまた許容してるかもしれない。でもとりあえず今この時点で気に食わないからその体で話を進めていく。ゾンビより怨念の方があってるとか言ったが怨念でもやっぱり気に食わない。

何が気に食わないって青春ゾンビの「ゾンビ」の部分が気に食わない。ゾンビってのは死体が復活して歩き回ってるあれの事なのは言うまでもない。ゾンビが歩いてたら「あ、ゾンビだ」って分かるくらい有名なものだ。余談だか最近の映画に出てくるゾンビ走りすぎである。もっと死体らしくして欲しい。彼らには死体としての気概が感じられない。ゆらゆら揺れてるくらいがちょうどいい。

閑話休題

まぁとりあえず「ゾンビ」の部分が嫌だ。嫌な理由の1つ目はそもそも「青春ゾンビ」って言われてるヤツらはだいたい死んでない。死んでないから復活もしてない。でもゾンビって言われる意味がわからん。もちろん私も死んでない。私なんかは「恋愛事」に縁がなかっただけでそれ以外は比較的青春していたのではないだろうか、そう最近おもった。なのにゾンビ呼ばわりされるのは心外だ。確かにあの時に戻る術はないがだからといってゾンビにはなってない。どちらかと言うと生霊くらいの心持ちである。

そう言えば私の父は「生涯青春」なんてことを言ってたのを思い出した。彼は死ぬまで私のようにせいぜい10年にも満たない期間に対しての情景など懐かないのだろうなとその時思った。

そもそも青春という言葉も悪い。「青い春」青は若いということを連想させるが「春」がダメだ。春と聞いたら恋愛事を思い出す人は多いだろう。永久凍土の住人としては断じてこの表現を許せない。

そういえば最近の地球温暖化の影響で北の方のツンドラが溶けてマンモスの骨なんかがよく見付かっているらしい。こいつらを生き返らせてゾンビマンモスを作りたい。そして「アオハル」なんて言っちゃうヤツらをゾンビマンモスの餌にしてやるのだ。まさに青春(を謳歌してるヤツらを殺してまわる)ゾンビ(マンモス)である。

オチは特にない。君は人生の数分を無駄にしたのかもしれないがそもそも君の人生自体に意味などないのでどうか安心して欲しい。来週辺りにでもマンモスを見つけに行こうと思う。

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