記事一覧
君たちはどう生きるか という不思議な作品
「君たちはどう生きるか」は一言で言えば、宮﨑駿監督による「私小説的、児童文学」と言える。
宮﨑監督の「児童文学」に対する拘泥はなかなかのもので、曰く、「この世は生きるに値する」という作品こそが、「児童文学」だと自分に定義しているらしい。
そしてそれを、常に念頭において映画をつくってきた…、けれど同時に、彼の中には「ほんとうか?」という疑念が絶えなかったらしい。
むしろ彼は、彼の幼少期は、「生まれて
宮﨑駿 最新ドキュメンタリーをみて
先日のBSでのドキュメンタリーにて、「あっ」と思うことがあった。
それはドキュメンタリーの最後の方で、宮﨑監督が「今回のドキュメンタリーできたら、最後に俺が出てきて、『真似しない方がいいですよ』って…」というようなことを語っていたところだった。
「我を学ぶものは死す」
まさに。そう思った。
ただ、この言葉は、あの映画において解釈するのならば、インコマンのことではないかとも思っている。
インコマ