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中華電子少女彩の出前で ルー・リードの誕生日を祝う会


誕生日は「鶯谷でLou Reedを偲ぶ夜」(2018.10.27)でのMetal Machine Musicセッション残りC面等を聴きしんみりと偲ぶ

つもりだったのだがいつもの病気が出てしまった

VUトリビュート3部作完結編と勝手に銘打ち

およそ30年間ルー・リードが嗜んできた太極拳にあやかり、今回は中華電子少女彩の出番だろ

https://heapsmag.com/legend-of-tai-chi-master-ren-loved-by-musician-interview-why-the-martial-arts-supports-mentally-physically

何しろ師匠を自らのステージにて演舞せしめた(もちろん来日興行でも)

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(Photo via Master Ren GuangYi)

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なわけで

2019年3月2日(土)Happy Birthday, Lou~『ルーリードの誕生日を祝う会』に中華電子少女彩の出前を注文。

固まった。
LIVEは21時過ぎから22時頃まで
会場は下北沢のUNDERGROUND ROCK CAFE STORIES 世田谷区北沢2-9-13 03-3465-6843
チャージ300円。ドリンク500円から。コーヒー、紅茶、フード、ボトル提供なし。
バースデーケーキ手配済、 投げ銭熱烈歓迎!


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会場はトラブルピーチ並びの建物線路沿い
カウンター10席、テーブル4席、立見10名が目安だがカウンター、キッチン内などでよければ立入り可能。

LIVEでは今まで最大28名だったらしい

最終打ち合わせしながら店主に小岩226事件の中華電子少女彩の動画を見せたら唄う樣がSandy Dennyのようだと、、、

う、知らんぞその人

調べたら

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言わんとしてることは何となく


視線の彼方が計り知れないとこか、ま 常人ではないことは確か


ともかく

狭い店内と限られた時間を有効活用すべく配置と進行表に取り掛かる

Metal Machine Musicノイズセッションを第一部に据え

第二部は「Ecstasy」から2曲

ノイズセッションに意訳詞(勝手詞ともいう)を朗読するという趣向は誕生会幹事の特権だ


2010年4月、精神病院に入院し暇を持て余してベッドで書いた文章が元になってる。


入院に際し、病棟は閉鎖と開放があり、主治医曰く両方みて選んでもいいとのことだが、何となく開放にした。

いくつかの約束事の説明を受けた。
病室内での携帯の通話は禁止。共有部分ではOKだということ、
パソコンは使っても良い。(後で聞いたら許可された者のは他にいなかった)

穏やかな入院生活が送れるよう、つまり
極力いままでの生活の環境を保ちながら治療を行う、というのが方針らしい。

施設は新しかったので思ったより快適だった。
朝は6時半起床、8時朝食、12時昼食、17時夕食、21時消灯。

4日めにはブログを再開し、1日5回更新したりと、まさに暇を持て余していた。

窓から見える春空はもちろん、見上げる天井だって大空だと


いかん走馬燈はいってしまった

あとは野となれ

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さすがにこのスペースで舞ってもらうのは無理

中華電子少女彩「ルーリードの誕生日を祝う会」招福ノイズ P3020295


中華電子少女彩「ルーリードの誕生日を祝う会」招福ノイズ P3020296



中華電子少女彩「メタルマシーンミュージック(無限大の幻覚)」B-1面セッション

第一部終了。中華電子少女彩退場


第二部。

沖縄電子少女彩が入場


沖縄電子少女彩「Like A Possum」「Big Sky」(LOU REED) ノイズセッションP3020298(抜粋)



「Like A Possum」では複数の人格が飛び交いアドリブ

「Big Sky」では感極まって、言葉に詰まりまくり


沖縄電子少女彩「Like A Possum」「Big Sky」(LOU REED) ノイズセッションS2220003



沖縄電子少女彩「Big Sky」(LOU REED) 「European Son」(THE VELVET UNDERGROUND) ノイズセッションS2220004


沖縄電子少女彩「Big Sky」(LOU REED) 「European Son」(THE VELVET UNDERGROUND) ノイズセッションP3020299


ラスト1曲のお題は本人、客、スタッフもちろん自分にも知らされていなく

店主がその場で決めて流す。それがこのナンバーだったというわけ

沖縄電子少女彩「European Son / THE VELVET UNDERGROUND」ノイズセッション(抜粋)





チケット

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鶯谷、赤羽、下北沢の3部作で一区切りついた



告知画像フォトセッション

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二の腕は断然お姉さんの方が

方が

ほほほほほ(ぱしっ)

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もちろん観光です

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Happy Birthday, Lou!

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(2014年エディ・スリマン写真展『Sonic』より)



フクロネズミの如く


おはようフクロネズミの日

気分はどうだい?

すべてが死んだふりをしてるような

気がする

フクロネズミのようにとぼけて

フクロネズミのように死んだふり

走り、そして眠る

天使のように安らかに

フクロネズミの日


僕は心の具合が良くない

感情を失った

微笑みは鉛のように重く

足取りはゴムのよう

フクロネズミの日


決して見たくないことは

ここに僕以外のフクロネズミがいないこと


僕の心には穴がある

トラックぐらいの大きさの


またベッドで無限の夜

またあの川の向こうに行こう

穏やかに安らかに天使のように

天使のように


どうして僕がかたここにいるかわからない

外気の中で強く恐れることなく

一人残って立ちすくんでるのは僕だけ

僕だけ

この僕だけ

僕一人だけ


空から天使が降りてきた

僕の心の穴に

暗闇に陽が差し込んで

天使がやってきた


白衣の人間の前では

フクロネズミのように死んだふり

フクロネズミの日


[Inspired by Lou Reed「Like A Possum」]





Big Skyってのは


青空とは限らないんだな。
どんより曇った空や、星の出てない漆黒の夜空だってBig Skyなわけだ。
失意のうちに見上げた空だってBig Skyだ。
でも、空は青いに こしたことはない。

―大空と青空は違う―

「Big Sky」を聴いてると、「Bottoming Out」を思い出す。あの、感覚。
なぁ、Lou。こんな小さな窓から見える空だって とてつもなく大きく、高く、そして広い。
いっそどんよりと曇ってくれてた方が どんなにか気が滅入らずに済んだことか。
失意のうちに見上げるにも青い空の方がいいだなんて、勝手な話だ。余計に滅入ってくる。

桜が咲くほどの陽気なはずなのに真冬のように冷たい風が突き刺さる。
レザーのジャケットを着ても身体は暖まらない。
「Like a Possum」のノイズが流れ続けている。
融け始めた雪が裾野に振り落ちてくるように見える富士のようにノイズが流れ落ちている。
陽が傾き小さな窓にも陽射しが入ってきた。
空は相変わらず青く、高く、そして大きい。
友人の妻の通夜に向かう新幹線のデッキから見上げる空も限り無く大きい。

「Strawman」が、この風景のテーマソングだったはずなのに。
いつだって、あの高層ビルの林を見ては溜め息をついていた。
けれど、その上には大空が、限り無い青空が広がっていることが今日わかった。
もしかしたら、さっきまでの出来事は全て幻想で、
本当は自分は独りきりで先のない人生を送っている人間だったんじゃないか、て思う位
抜け切った空に新しいテーマソングを。


[Inspired by Lou Reed「Big Sky」]







多謝 沖縄電子少女彩、中華電子少女彩


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