書きたいから書く

やっと書きたい気持ちが湧いてきた、デンマーク生活10ヶ月め。お久しぶりです。
デンマークに来た頃は、毎週発信しようという気持ちがありました。でも、できなかったのです。いくつかは、デンマーク通信として投稿したけれど、形にならない下書きがたくさん残っています。

どうも、うまく書こう、という自我と、
デンマークらしいことを書こうという下心と、
ありきたりでない文章にしたいという野心がごちゃ混ぜになっていたように思います。

最近、なにかジャーナリズムについての話の際、マルコポーロが東方見聞録で書いた内容は、王様が見たいだろうものを書いた、という話がでて、ハッとすることがありました。
私は、私の知り合いや友人や仕事関係のが興味を持つだろうものだけを形にしようとしていたのかもしれない。
そうじゃないだろ、自分！と今は強く思っています。

私は、私が見たものや感じたことを、てらわずに書きたい。そうやって書いたものに共鳴する人がいいなと思う。いなくても書く。だって書きたいから。

書くことを仕事にしているなら、読み手を意識して書くのは正解だけど、今はそうじゃない。
誰かのためでない、書きたいから書く文章を残したいと思いました。