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蔵出し: Vægter

9月ごろ書いた記事より。
ほぼ一年前になっちゃいましたね。
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ここのホイスコーレは、最寄駅から自転車で30分、歩いて1時間…?という素敵なところにあります。

最寄の小さな町で、少し前にパレードがありました。
パレードといっても、地元の小学生がマーチングバンドをやるのに加え、大人のバンドの人が数人演奏しながら街を歩くというものです。

小さい町なので、歩くところ中の家の窓や軒先からみんな顔を出したり、一緒に練り歩いたりするのがなんともほほえましい雰囲気でした。ここに、友だちとビールを飲みつつ参加しました。最高でした。

そして、このパレードに、何やら警護服のような正装をしたおじさまが4人ついていくのです。
友だちに聞いてみると、Vægterという役割の人で、建物の成り立ち、この街で1番古い小道や町にどんな 歴史があるかを先々で教えてくれる人だそうです。
実際、民家の庭先じゃないかという古い小道を案内してくれたり、ある小屋にある歴史を教えてくれたりしていました。

このVægterという単語を、デンマーク語の辞書でひいて、さらにグーグル翻訳して、私が簡単に解釈したところでは、元々は火事が起こらないかの見回りや、戸締りをして、町が平安であるようにする役割の人のようでした。

歳の頃は、70前後…?かっこよく、かつお茶目な感じがとても素敵でした。
日本にも、街の成り立ちを知る長老たちはいるけども、そういう人々に昔からきちんと敬意を持って役割を与えているのっていいですね。ここで長年生きてきたことを誇りに思えるんだろうなと思いました。

あの服、いいな〜

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