鳥籠2
日が沈み、分厚い闇に閉ざされているこの時間が何よりも好きだ。
以前のnoteの続きを記そうと思う。
帰宅後、こっぴどく怒鳴り殴られると思っていたがただ虚無に、何故帰宅しなかったのか、今まで何処にいていたのか、という言葉を投げかけられる方が多かった。
予想に反して、傷を付けられることは無かった。
全て叱られた後、両親から「嫌なことは嫌と言って良い、好きに生きて良い。」「私たちの何が悪かったのかと考え続けた。」と告げられた。
ここだけみれば、凄く心のある両親を持っているではないか、無いものねだりだ。と感じるかもしれない。
ただ、前回のnoteを読んで下さっている方なら分かるだろう、そこじゃないんだと。
何が悪いのかが分からないのであれば、きっと変わらない。
私は目を見続け、仮面を付け替え続けるだろう。
確かに私も変わるべきではあるが、最も変わるべきは両親ではないのか。
男尊女卑の抜けない思考を持ったままの両親に、私の思いは届くことを知らない。
ただ、鳥籠に連れ戻された鳥は、何かを起こさない限り外の世界には飛び立てない。
また外の世界を夢見る哀れな鳥へと逆戻り。
このnoteの最後がバッドエンドかハッピーエンドかは分からないが、またいつか読んでくださるあなたと出会えるときには、どうか少しでも幸せであるように祈りながら私は眠りにつく。
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