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呵責液
2018年12月23日 22:21
田舎町の、やたらと磯臭い港に黒猫が1匹すんでおりました。その黒は、生まれつき親なし宿無しの野良で、毎日漁師の前をうろちょろして、小魚をもらったり、勝手口の前でにゃあにゃあうるさく鳴いて、奥さんから魚のスープを空きの缶詰に入れてもらったのをぴちゃぴちゃを音を立てて飲み込んだり、それらで食いつないでいるという 有様でした。住処も、隙間だらけの木の箱に、ぼろの毛布一枚が入っているだけでした。これでは、