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宿泊者のニーズに答え過ぎない努力

こんにちは、株式会社いろはKamonInnの秋元慎太郎(しんたろう)です。

宿を運営する立場として、宿泊者様から口コミなどで感謝のお言葉をいただく事も多々ありますが非常にモチベーションとなります。
その一方、こちらもありがたいお言葉ではありますが、もっと〜〜が充実していれば良かった、〜〜があるといいと思いした。という評価を頂く事もしばしばあります。

ここで最初に思ったのは、何をどこまで用意したらご満足いただけるか。
という疑問でした。

自転車
時計
ビールジョッキ
ウォームレット(トイレの便座)
土鍋
調味料
etc....

これらは宿泊者様から寄せられた口コミで、実際にあったこんなものがあれば良かったという書き込みです。

自転車
宿を開業する前、町内会との約束事項として宿の前に十分なスペースがない場合は自転車の設置はしないと決めています。

例えば時計
デザインの観点から設置に至らなかったという事もありますが、携帯電話を1人1台持っている時代。時間は確認できますしアラームだってセットできるわけですが、旅行という観点からゆったり過ごしたい人も多いでしょう。

ビールジョッキ
通常のグラスのご用意はあります。

ウォームレット
便座は暖かくなるものではありませんが、全客室ウォシュレット式を採用しています。

土鍋
キッチン、最低限の調理器具のご用意ありとさせて頂いています。追求しすぎると切りがなくなってしまうのが現実です。

調味料
賞味期限の問題などにより、上記同様に必要最低限のご用意しかしていません。それ以上は破棄のリスクが増えてしまいます。フードロスは社会問題にもなっています。

この様に、必ずしもお客様のご要望にお答えすることが宿の質の向上に直結するとは限らないと考えています。

大切なのは、なぜ必要ではないのか、要望があったとしても設置しない理由を明確に述べられるかということなのではないでしょうか。
そして、確立したコンセプトを持って管理をすることに、管理することの真価を問われるのだと思っています。

本日も最後までお読みいただきありがとうございましたm--m

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