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第45話 若手座談会本番 後編

TK「そろそろぶっ込んで行きたいんで、職場の良いところ悪いところというテーマいきますか」

橋元「悪いところ?そんなもん、空調に決まってるやろ(笑)」

TK「空調?(笑)」

橋元「言うとくけど、姫路工場終わってるからな。コスト削減かなんか知らんけど、アホみたいに安普請で事務所作ったから、まだ新築やのに最悪やぞ。夏暑いわ、冬寒いわ。空調効かへんわ。終わっとる」

TK「あー、それは聞いたことある(笑)何でそんなことするんですかね?工場の人間頭悪いんすか?」

橋元「工場の人間はコスト下げる事しか考えてへんから、それだけに固執してて、ほんま終わってるで。なんも生み出してへんのに、コスト削減したら、評価されて昇進やからな(笑)」

TK「あの製造の松下とかいうオッサンもその手の人間すか?」

橋元「あいつが元凶や(笑)」

古瀬「暑いからと思って、窓開けたら雨入ってくるしで、最悪ですよね(笑)」

TK「良いところないの?」

古瀬「うちの部署は仲良いよ!一人を除いて(笑)」

島村「それリーダーやろ(笑)」

TK「リーダー?」

古瀬「うちのチームリーダー知らない?」

橋元「え、お前あの有名人しらんの?」

TK「誰すか!?(笑)」

古瀬「松上リーダー。松上辰次。」

TK「知らんわ」

島村「まぁ、まだ知らんでええんちゃう?」

近い将来、彼の策略でとんでもない目を見ることになるなんて、この時点では想像だにしないTK工房

TK「橋元さんとこはどうなんすか?仲良いんすか?」

橋元「仲良いも何も俺以外全部40オーバー。20代俺だけやで。先輩も後輩もおらん。」

金山「それ私のところも一緒です!ずっと新卒採用辞めてたから、20代私だけ!すぐ上がアラフォー。まぁ、今の社長になってから、毎年新人採用するみたいですし、どんどん新しい取り組みしていく流れはあります。最近、オンライン日報が始まりました」

TK「あー、陽川さんが導入したやつね。あれ良いね」

橋元「何それ?」

金山「毎日オンライン上に自分の日報をあげるですよ。社長まで全員です。で、全員が全員の日報を見れますし、コメントも付けれます」

橋元「え?全員の日報見なあかんの!?」

金山「いや、下の人間は自分の日報さえ出せばOKです。でも、上司は必ず部下の日報にコメントするのが義務。一言で良いんですけど。要はちゃんと部下を見ろってやつです。」

島村「社長の日報まで、平社員が見れるのヤバいな」

TK「凄いっしょ?これ裏話があって、陽川さん曰く、カスを辞めさせるための仕組みらしいです(笑)」

島村「またまたヤバそうな話やんそれ」

古瀬「どういうこと?」

TK「要は仕事してるフリしてるだけのカスって居るじゃない?何してるか誰もわからんやろ?それの見える化。毎日自分がやったこと書かなあかんねんけど、カスは書かれへんねん。仕事してへんから。しかもそれが全社員に見られる。毎日の日報が苦痛になるというわけ」

橋元「それめっちゃ良いやん」

TK「もう既に一人、辞めたらしいですよ(笑)」

橋元「陽川さん、やっぱスゲーな(笑)」

金山「日報見れると横の繋がりも出来るんですよ。例えば共通のお客さんとかにアプローチしてるのとか分かったら、協力したり。そういう意味でコミュニケーション取りやすい会社になってますよ」

TK「あのクソ古い、昭和丸出しの会社がねぇ、、、」

島村「うちの部署もそんなITは使ってないけど、毎朝ミーティングで、今何やってるか報告するから、誰が何をやってるかってのは把握出来てるけどな」

TK「やっぱりホウレンソウ大事ですよね。うちの部署も誰が何やってるか全然わからん(笑)」

橋元「ホウレンソウとか言うても、時と場合によるやろ。上司が基本横に座ってて、暇そうにしてたら、ホウレンソウ出来るか知らんけど、俺なんか上司ほとんどおらんし、たまにおるかと思ったら、死にそうな顔してるから、もうええわってなって、一人で処理してるし」

金山「だからオンライン日報ですよ!暇な時に読んどいて!っていう。そして部下の読むのは上司の義務ですし」

橋元「なるほどなぁ」

そうこうしているうちにアラームが鳴り、ベートーベンが口を開く

「せっかく盛り上がってますけど、そろそろ1時間です。取れ高も十分あったと思いますので、この辺でよろしいですかね?」

TK「もう1時間!?早っ!」

島村「これ使えるとこあった?(笑)ほとんど悪口やった気がするねんけど」

ベートーベン「いや、そんなことないですよ(笑)もちろん、言い方とかはこちらでマイルドにさせてもらいますけど」

橋元「それなら安心や(笑)」

TK「なんかあっという間でしたけど、ありがとうございました。記事楽しみにしててくださいね(笑)」

一同「ありがとうございました」

ベートーベン「じゃあTKさんはこの後引き続き、福徳本部長様のインタビューにお付き合いください」

TK「あ、了解です」

続く

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