OP戦から見る今シーズンの楽天イーグルス

・2023年OP戦の結果

楽天 20試合 07勝10敗03引分 勝率.412 同率9位
71得点(12球団中2位)
82失点(12球団中ワースト1位)
12HR(12球団中4位)
14盗塁(12球団中4位)
打率.263(12球団中1位)
防御率3.84(12球団ワースト1位)
15失策(12球団ワースト1位)

・出場選手の成績(野手)


浅村
18試合 53打席.200(40‐08) 00HR 05打点
得点圏.300 長打率.250 出塁率.396 OPS.646
四球12 死球01 三振09 盗塁00 盗塁死00 失策00
阿部
17試合 57打席.224(49‐11) 01HR 05打点
得点圏.231 長打率.327 出塁率.309 OPS.636
四球04 死球02 三振14 盗塁00 盗塁死01 失策02
伊藤 裕季也
16試合 38打席.270(37‐10) 02HR 11打点
得点圏.364 長打率.432 出塁率.289 OPS.721
四球01 死球00 三振06 盗塁00盗塁死00 失策00
ウレーニャ(育成)
09試合 19打席.250(16‐04) 00HR 02打点
得点圏.200 長打率.313 出塁率.368 OPS.681
四球03 死球00 三振03 盗塁00 盗塁死00 失策01
太田
15試合 32打席.250(28‐07) 00HR 02打点
得点圏.125 長打率.286 出塁率.323 OPS.609
四球03 死球00 三振05 盗塁00 盗塁死00 失策00
小郷
20試合 34打席.222(27‐06) 02HR 07打点
得点圏.300 長打率.519 出塁率.344 OPS.863
四球05 死球00 三振04 盗塁01 盗塁死00 失策01
ギッテンス
15試合 39打席.407(27‐11) 02HR 06打点
得点圏.250 長打率.852 出塁率.590 OPS1.442
四球12 死球00 三振07 盗塁00 盗塁死00 失策01
黒川
17試合 38打席.324(34-11) 00HR 02打点
得点圏.286 長打率.382 出塁率.378 OPS.760
四球03 死球00 三振04 盗塁00 盗塁死00 失策00
小深田
18試合 54打席.292(48-14) 00HR 06打点
得点圏.364 長打率.333 出塁率.346 OPS.679
四球04 死球00 三振10 盗塁03 盗塁死02 失策05
島内
18試合 57打席.280(50-14) 00HR 02打点
得点圏.182 長打率.340 出塁率.368 OPS.708
四球07 死球00 三振09 盗塁02 盗塁死00 失策00
鈴木 大地
15試合 34打席.143(28-04) 00HR 03打点
得点圏 .143 長打率.214 出塁率.242 OPS.456
四球03 死球01 三振00 盗塁01 盗塁死00 失策02
炭谷
10試合 23打席.250(20-05) 00HR 00打点
得点圏.000 長打率.300 出塁率.318 OPS.618
四球02 死球00 三振03 盗塁00 盗塁死00 失策00
辰己
18試合 67打席.271(59-16) 00HR 02打点
得点圏.091 長打率.373 出塁率.348 OPS.721
四球06 死球01 三振16 盗塁02 盗塁死04 失策01
田中 和基
10試合 20打席.438(16-07) 00HR 02打点
得点圏.167 長打率.563 出塁率.444 OPS1.007
四球01 死球00 三振05 盗塁00 盗塁死01 失策00
フランコ
18試合 56打席.275(51-14) 04HR 05打点
得点圏.273 長打率.510 出塁率.339 OPS.849
四球05 死球00 三振09 盗塁00 盗塁死00 失策01
武藤
08試合 14打席.273(11-03) 00HR 01打点
得点圏.200 長打率.545 出塁率.385 OPS.930
四球02 死球00 三振02 盗塁02 盗塁死00 失策00
茂木
02試合 05打席.000(04-00) 00HR 00打点
得点圏.000 長打率.000 出塁率.000 OPS.000
四球00 死球00 三振02 盗塁00 盗塁死00 失策00
安田
12試合 21打席.150(20-03) 00HR 00打点
得点圏.200 長打率.200 出塁率.190
四球00 死球01 三振03 盗塁00 盗塁死00 失策00
山﨑 剛
19試合 58打席.288(52-15) 00HR 06打点
得点圏.294 長打率.346 出塁率.351
四球03 死球02 三振05 盗塁02 盗塁死01 失策01
吉野
10試合 15打席.133(15-02) 00HR 00打点
得点圏.286 長打率.133出塁率.133 OPS.266
四球00 死球00 三振01 盗塁01 盗塁死00 失策00
渡邊 佳明
18試合 29打席.296(27-08) 00HR 02打点
得点圏.125 長打率.333 出塁率.286 OPS.619
四球00 死球00 三振04 盗塁00 盗塁死00 失策00

・打撃ランキング

・安打
1位辰己(16安打)
2位山崎 剛(15安打)
3位島内、小深田(14安打)
・HR
1位フランコ(4HR)(OP戦リーグ2位)
2位伊藤 裕季也、ギッテンス、小郷(2HR)
3位阿部(1HR)
・打点
1位伊藤 裕季也(11打点)(OP戦リーグ2位)
2位小郷(07打点)
3位ギッテンス、小深田、山崎 剛(06打点)

去年加入の伊藤 裕季也がOP戦で満塁HR2本と絶好調でチームHR2位打点1位と好調
山崎 剛と小深田も安打を多く放ち打点も稼ぐなどショート争いが激化

・出場選手の成績(投手)

安樂
4試合 0勝1敗 4投球回
被本塁打1 四球1 死球0 奪三振2 暴投0 ボーク0
失点2 自責2 防御率4.50
伊藤 茉央
6試合 0勝1敗 5投球回
被本塁打1 四球2 死球0 奪三振6 暴投0 ボーク0
失点5 自責5防御率9.00

6試合 0勝0敗 5.1投球回
被本塁打0 四球3 死球0 奪三振2 暴投0 ボーク0
失点2 自責2 防御率3.38
辛島
2試合 0勝1敗 8投球回
被本塁打1 四球2 死球2 奪三振5 暴投0 ボーク0
失点11 自責8 防御率9.00

1試合 0勝0敗 4投球回 
被本塁打0 四球0 死球1 奪三振0 暴投0 ボーク0
失点1 自責1 防御率2.25
小孫
5試合 0勝0敗1S 10投球回
被本塁打1 四球4 死球0 奪三振8 暴投1 ボーク0
失点5 自責5 防御率4.50
酒居
4試合 0勝0敗 4投球回
被本塁打0 四球0 死球0 奪三振6 暴投0 ボーク0
失点1 自責1防御率 2.25
荘司 
2試合 1勝0敗 6.2投球回
被本塁打1 四球6 死球1 奪三振3 暴投0 ボーク0
失点5 自責5 防御率6.75
鈴木 翔天
5試合 0勝0敗3S 5投球回 
被本塁打0 四球2 死球0 奪三振7 暴投0 ボーク1
失点0 自責0 防御率0.00

2試合 0勝0敗 2投球回 
被本塁打0 四球0  死球0 奪三振1 暴投0 ボーク0
失点0 自責0 防御率0.00
瀧中 
3試合 0勝1敗 12.1投球回
被本塁打0 四球2 死球1 奪三振4 暴投1 ボーク0
失点5 自責5 防御率3.65
田中 将大
4試合 1勝0敗 16.2投球回
被本塁打1 四球2 死球0 奪三振12 暴投0 ボーク0
失点4 自責4 防御率2.16
津留﨑
1試合 0勝0敗 0.2投球回
被本塁打0 四球0 死球0 奪三振2 暴投0 ボーク0
失点0 自責0 防御率0.00
西口
5試合 0勝0敗1S 5投球回
被本塁打0 四球1 死球0 奪三振3 暴投1 ボーク0
失点1 自責1 防御率1.80
則本
4試合 0勝0敗 16.2投球回
被本塁打0 四球3 死球0 奪三振9 暴投0 ボーク0
失点4 自責4 防御率2.16
バニュエロス
5試合 1勝2敗 16投球回
被本塁打0 四球10 死球2 奪三振7 暴投1 ボーク0
失点13 自責11 防御率6.19
早川
4試合 1勝1敗  15.1投球回
被本塁打1 四球4 死球0 奪三振7 暴投0 ボーク0
失点9 自責8 防御率4.70

5試合 1勝0敗 4投球回
被本塁打0 四球3 死球0 奪三振3 暴投0 ボーク0
失点1 自責1 防御率2.25
藤平
4試合 1勝0敗 16投球回
被本塁打3 四球12 死球0 奪三振14 暴投0 ボーク0
失点4 自責4 防御率2.25
松井 裕樹
1試合 0勝0敗0S 勝率.000  1投球回
被本塁打0 四球0 死球0 奪三振1 暴投0 ボーク0
失点0 自責0 防御率0.00
宮森
6試合 1勝1敗1S 勝率.500  6投球回
被本塁打0 四球4 死球0 奪三振4 暴投1 ボーク0
失点1 自責1 防御率1.50
弓削
6試合 0勝1敗 5.1投球回
被本塁打0 四球1 死球0 奪三振6 暴投0 ボーク0
失点1 自責1 防御率1.69
渡辺 翔太
4試合 0勝1敗 4.1投球回
被本塁打0 四球3 死球0 奪三振3 暴投0 ボーク0
失点7 自責5 防御率10.38

・投手の成績を見て

規定を超えた選手がいないので指標となるものが難しいのでなんとなく
田中が開幕投手
則本が本拠地開幕投手とこの二人に関しては数字を見ても決して悪くはないと思う
しかしながらOP戦ワーストの防御率を叩き出すなどチーム全体から見るとやはり先発の層の薄さは隠しきれない
藤平(2.25)と瀧中(3.65)は及第点としても、バニュエロス(6.19)と手術明けの早川(4.70)をどうみるか
特にバニュエロスは早い回で2、3失点とどうも立ち上がりに不安が
早川も手術明けであることを見るとよくやっているようには見えるが…
そして不安なのが先発ローテ候補の岸
3月8日の登板後音沙汰なし
先発ローテはこのままだと
田中将大→瀧中→藤平→則本→早川→バニュエロスか?
中継ぎから抑えに関してはWBCで離脱した宋、松井が実戦数が少ないもののそれでも登板してちゃんと抑えたのと
西口、宮森の中継ぎエース
弓削や林、鈴木翔天等が落ち着いた成績を残せているのでとりあえず先発陣よりかは中継ぎ以降は不安要素なしかと
大きな不安材料は去年投手陣を救った辛島の不調
安楽が調子にのれてない
即戦力新人が微妙といったところか

・それらを踏まえて

・ショート争いの激化

今季から茂木がショートに復活し、去年からの小深田と山崎の争いが更に激化
しかし昨年からのスランプの為かまだ本調子じゃない茂木
そこに突如現れたのが伊藤
本職は二塁だが、内野をどこでも守れるユーティリティーさで打撃次第ではレギュラーも?
現状打撃面で見るとある程度の率を毎年残せる小深田
波は多少あるがのってる時は打撃も凄く守備も安定している山崎剛
ただ小深田は守備、送球面で難あり
山崎剛はとんでもないことをしでかすことがあるので見ていて変な意味で怖さがある
守備面を考慮するなら山崎が一歩リードだが…
今季山崎と小深田の外野起用は増える気がする

・セカンドの争い

昨シーズンから浅村の守備を見ていると浅村コンバートorDH案は早めに出てくる未来が想像できる
ただそこに浅村を押しのけて…という選手がいなかったのがOP戦まで
一気に候補に名乗り出てきたのが黒川と伊藤
どちらも打撃面で好調
伊藤はOP戦で二本の満塁HRを放つなど好調
ここに阿部もいるので4人の選手が流動的にセカンドを守る可能性高し
ただ基本的に浅村がスタメンに並ぶのは間違いないので浅村がDHの場合はセカンド候補3人の誰かがスタメンに

・外国人野手

去年ファンに最高の悪夢を見せつけたギッテンス
マルホレモスよりも成績を残せていなかったのに何故か契約を勝ち取ることに成功
すると本来の実力が出てきたのかOP戦で大活躍
打率.400越えのOPS1.442
鈴木大地らの選手が不調の為ギッテンスが開幕一塁はほぼほぼ決定的
そして新外国人のフランコ
こちらもチームトップの4本のHRを打つなど打撃で好調をアピール
守備面でも巨人戦でうまいとこを魅せる
三塁手orDHでのスタメンが固い
ここで気になるのがウレーニャの支配下登録はあるのかどうか
OP戦で唯一試合に出てた育成選手であったウレーニャ
数字から見るとやはり幾分か物足りなさはあるものの練習試合などで結果を出していたので二軍でどこまで成績を残せるか
そしてギッテンス、フランコのどちらかが不振に陥ったら支配下も決して遠い話ではないと思う
ただ現状開幕まで数日となった今支配下になるのは難しい
まぁ今年でリリースされないとは思うけれど…
と思ったらこの記事を書いている最中にギッテンスが下半身不調で開幕回避とのニュースが
どうなるんだか

・外野手

意外と分からなくなってきているのが外野
と言っても外野三人のうちセンターの辰己が抜けるのはない
ここに島内も入ってくるんだけれどレフトなのかライトなのかがちょっとハッキリしない
というのも本職外野じゃない選手が一気に増えてきたから
まず小深田、山崎
どちらも決して打撃が悪いわけではない為外野がいない時にちょっと不安でも外野起用もあり得る
去年から時たま外野をやっていることがあるので、それが今年も起こるのは容易に想像できる
そして中日から移籍の阿部と渡辺佳明
どちらも内外野出来るため内野次第で起用が見える
そこにOP戦である程度結果を残せた小郷と田中和基の本職がいる
そして去年外野のレギュラーに近づいた武藤などがいる
レフトが山崎or小深田or阿部
センター辰己
ライト島内
ってのが多くなりそうだけどうーん…

・投手

新戦力がイマイチな感じだったOP戦
新人の荘司、小孫がパッとせず
伊藤も最終戦でプチ炎上
新戦力で先発の柱になってくれる感じが見えれば…と言うのが正直な気持ち
去年二軍である程度の成績を残し期待値が高まった高田孝一と高田萌のW高田も無事炎上
先発争いにまだ一軍実績が少ない若手は今年もやってこないのかもしれないという一抹の不安
ただ、田中将大がようやく本来の成績を残せるのかな?ってくらい順調
ベテランの域になってきているが今年こそ二桁と言わず15~13勝はしないとヤバい
前述したが中継ぎ抑えに関しては先発陣よりかは安心して見られると思う
WBCで実戦数が少なくなってしまったが宋と松井はある程度安心できるし、西口、宮森も盤石
そこに津留﨑、鈴木翔天、弓削、酒居あたりが入ってくる
調子が悪い安楽がどうにかなればもっと行けるはず
とりあえず今年もある程度実績があって最近投げてない選手の復活
そう塩見あたりが出てくるのを待つことになるのかもしれない

・予想開幕スタメンとローテーション

・スタメン

1(中)辰己
2(遊)小深田
3(DH)フランコ
4(二)浅村
5(左)島内
6(一)阿部
7(三)伊藤 裕季也
8(右)田中和基
9(捕)安田
(投)田中将大
ギッテンスが開幕ムリとのニュースで思いついた感じがこれ
ショートは打撃面である程度安定して見れる小深田を選んだがこれが山崎になる可能性は大いにある
もしそうなったらレフトが小深田ライト島内も大いにあり得る
ただ正直外野手小深田は見たくないのでこれにした

・ローテーション

田中将大→瀧中→藤平→則本→早川→バニュエロス
先発があまりにもいないので先発できそうな人たちを選んだだけって感じ
多分バニュエロスの部分がどうなるか分からないって感じ
最初のローテーションはこれで行ってバニュエロスの調子次第で二軍から誰か試す感じかなぁ?
候補が辛島や岸
岸は情報がなさすぎるので仕上がっていればローテには入れると思うが辛島は微妙
藤井やW高田+即戦力新人も出るとは思うが…

・中継ぎ抑え

勝利の方程式は
宋→西口→宮森→松井裕樹
試合の状況に応じて
弓削、津留﨑、鈴木翔天、酒居
安楽が調子戻せばもっと盤石に

・最後に今年の予想

このコロナ禍で外国人野手のいない打線が多く続いた
なのでフランコとギッテンス次第で残塁をどこまで減らせるか
そして今年から四番浅村が復活するのでその前後をどう活かすかがキーになる
正直チャンスは作れる打線なのである程度は数字残せると思うけど、馬鹿勝ちする試合が多くならないようにしてほしい
課題は残塁を如何に減らすか
打線はまだいいが投手陣は笑えない
いきなり彗星のごとく救世主が表れてほしい
目指すは優勝日本一なので一位しか見ないけど、まぁ正直Aクラス争いはしてほしいよねって言うのが正直なとこ
今年もシーズン頑張りましょう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?