現役販売員が今思うこと。

とても久々に文章を書きます。
継続していこうと思っていたのに結局続いてなかったな笑。

突然文章を書こうと思ったのは、やはり今この状況で自粛している中何か出来ることは無いかなと思ったからです。
恐らく世界中の人がそう思っているんだろうけど、やはり目に見えない敵って本当にしんどい。
更にこの自粛モードなので、様々なフラストレーションが溜まります。
家庭内でのギスギス、子どもに対するイライラ、全部仕方ないのかと思ってしまいます。
だって、誰も悪くないんだから。
でも、いつもより少しの優しさを持つことで見える世界が変わっていくとも信じています。

さて、本題に入ろうと思うのですが、私は百貨店で販売の仕事をやっています。
なので今は営業していない為自宅で自粛中です。
緊急事態宣言の前まではもちろん現場にいて販売していました。
年明けてから新型コロナウイルスが蔓延し始めて、4月の緊急事態宣言まで目の前で事態が変わっていくのを見ていました。

まず、お客さんが減り始めていくのがはっきり分かりました。
ニュース一つでその日の来客数が変化し、ものすごいスピードで売上が下がっていきました。
それは恐らく何処の現場でも同じだと思いますが、特に多くの来客がある百貨店ではその額とトラフィックの減り方が異常でした。
怖いくらいのことが目の前で起こっていったのです。
そして結局全てが下がったまま、緊急事態宣言で営業自粛となりました。

今はとにかくコロナが落ち着いてくれるのを願うことしか出来ないですが、これが落ち着き始めて営業が再開されてからが本当のコロナショックだと思っています。

何かのニュースで見たのですが、

「服の試着でコロナウイルスに感染することってあるんですか?」

と視聴者から問いかけていました。
専門家の人も、もちろん無くはないと思いますと答えていて、何だかこれからこういうことになっていくのかと痛感しました。

営業再開した後のことを考えると、まず店頭品が売れなくなります。
そりゃあ不特定多数の人が触っていますしね。

そうすると在庫の持ち方のバランスも今までとは変わってくるはずです。

店頭では買わない。見て確認するだけ。
そうするとECでの購入になればまだ良いですが、そこで懸念されるのはインポートの商品のデリバリーです。
今こんな状況で工場が動いているかは何とも言えません。特にイタリアなどの小さなファクトリーでやっているブランドなどは大打撃でしょう。
本来この時期はF/Wの商品を作っているはずですが、それが作れないとなると結局日本にも入ってきません。
結果、F/Wの商品が間に合わず既存のアイテムで闘わないといけなくなります。
しかし、それも倉庫のストックが無くなればどうしようもなくなってしまいます。
売るものが無くなってしまう可能性が出てくるはずです。売れ筋は商品の入荷が無く、死に筋が全く動かなくなる。

様々な影響が再開した後から出始めるはずです。

この時期に何をしていくかでその後の振り幅が変わってきます。
先ずは自分、家族や友人の無事を祈ながら、そこからどうやって販売として生き残っていくかを今考えるべき時間なんだろうなーと思うばかりです。

逆境こそがチャンス!という精神でポジティブにいきたいですな。


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