松下幸之助と『経営の技法』#179
8/12 借金と信用
~真面目な商売、賢明な仕事ぶりが信用になる。銀行も金を貸そうということになる。~
通俗的にいうと、銀行というのは金を預かるのも大きな商売だけれども、貸すのも大きな商売だ。だから商売人が絶えず物を売るお得意を探しているように、銀行でも絶えず金を貸すお得意を探している。そのお得意は貸した金をうまく利用して、儲けて、利子を付けて返してくれる、こういうお客が大事なわけだ。それを誰かが保証する――政府が保証するなり、神様が保証してくれれば、銀行は喜んで貸す。