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リーダーの仮面――「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法(読書ログ)

こんにちは、TKです。

本日紹介するのはこちらの一冊です。
マネージャーとして持つべき考え方やスタンスを「識学」の考え方を元に解説してくれる本です。

概要

マネジメント法「識学」の提唱者である著者、安藤広大さんの執筆した一冊で、リーダーとなるには「仮面」を被る必要があるという前提の下で、マネージャーに必要な考え方を解説しています。

「識学」に基づいた尖った考え方もいくつかありますが、"なぜそう考えるのか"という理由の解説が明確であり、またNG事例も豊富に取り上げられているため、自分に応用しやすい内容でした。

TKの刺さった3点

今日はそんな本書から、TK的に「明日から生かせそう」と感じたポイントを3つ紹介したいと思います。

「やらないこと」を決める

リーダーの失敗例として、大きく2つが紹介されていました。どちらもやりすぎが原因で部下が育たない典型例です。

  • 口出しが多く、手取り足取り全て指導してしまうタイプ

  • 自分がプレイヤーとしての背中を見せ続け、引っ張り続けるタイプ

一方で本書でめざすマネジメントは、カリスマ性も人間的魅力も不要。以下の5つのポイントにフォーカスし、他はやらないことでチームとしての成長を目指すという考え方です。

  1. ルール

  2. 位置

  3. 利益

  4. 結果

  5. 成長

具体的な内容は本書に譲りますが、「やらないことを決める」ことは、マネージャー業務に限らず大事なことであり、必要なことにフォーカスする重要性を再認識しました。

モチベーションは冷めるもの

「モチベーション」という言葉は、リーダーシップの本によく出てくる概念ですが、本書ではハッキリと否定しています。上がった感情は、必ず下がるようにできており、それを原動力とするのはNGであると。

リーダーの役割は、部下たちのモチベーションを上げることではなく、成長させることであると定義しており、下がることが前提であるモチベーションではなく、実績や数値に視点を置いて、コミュニケーションをすることが大事であると述べられていました。

つい自分が仕事をするときも「モチベーション」に頼ってしまいがちですが、そうではないやり方も身に着けていきたいと感じました。

結果にフォーカスをする

あなたがレストランに行ったとします。 どれだけこだわって作った料理で、調理過程を一生懸命に説明されたとしても、「美味しくない」と思ったら、二度とその店に行くことはないでしょう。 映画や小説も、どれだけ予算をかけても、取材に時間を費やしても、つまらないものはつまらない。 「プロセス」はどうでもよくて、大事なのは「結果」。 それは、どんな仕事でも同じです。

この文章を読んで、まさにその通りだなと思いました。仕事は趣味ではなく、あくまで仕事として取り組んでいる内容です。
プロセスも重要ですが、大前提として「結果が出ていること(=価値を提供し続けていること)」は必須条件であることは、常に忘れず過ごしていたいと思いました。

最後に

識学のマネジメントは、「数学」や「物理」のように公式があることを前提としており、再現性があり、やれば誰でも成果が出せるものと紹介されていました。

マネージャーやプレイヤーとして業務に取り組んでいる中で、悩んでいたりヒントを求めている方がいたら、ぜひ読んでみてください!

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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