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書とか水墨画とか、毛筆の物 揮毫

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せきぞう、の筆で書いた・描いた物達です。
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#書

『春すぎて・・・』毛筆書+デジタル背景

毛筆で書を書く + デジタルで背景を描く 春過ぎて夏きたるらし白妙の 衣ほしたり天の香具山 持統天皇 (万葉集 巻一 第28番歌) この歌は 万葉集と百人一首に載っていますが 藤原定家が改作したので 万葉集では 「夏きたるらし」と「衣ほしたり」が 百人一首では 「夏きにけらし」と「衣ほすてふ」に なっています。 万葉集では 「衣が干してあるから、夏が来たらしい」 百人一首では 「衣を干す頃だという夏が、来たらしい」 と 微妙に意味あいが違います (だいたいそんな感じ)

『竹筆』再び

『竹筆』を作りました 前に作ったのは、2021年11月 一年と二ヶ月ぶりです 枯れ葉の絵は デジタルで描いた物を合成しました 墨を含ませる前に 写真を撮ればよかったのですが いらなくなった竹箸の先を 潰して穂首を作り 軸先にガムテープを 巻いただけの物です 前に書いた記事です 興味のあるかたはどうぞ 見てやってください

『卯』書き初め

卯年ですので 『卯』 素直と言うか 安易と言うか

『秋草に置く白露の・・・』毛筆書+デジタル背景

毛筆で文字を書いて 背景をデジタル画で作る を 久々にやってみました 秋草に置く白露の飽かずのみ相見るものを 月をしまたむ 大伴家持 (万葉集 第20巻) 天漢(天の川)を仰ぎ見て詠んだ歌だそうで 秋草の白露は、天の川からの連想でしょうか 織姫の、 次の七夕まで待たねばならない寂しさ、 心情を詠んだ歌なのでしょう 七夕に詠まれた一首なのですが 伝わってくる空気感・風情は秋ですよね 旧暦では、七夕の頃の暦は もう秋だからでしょうか これを出すタイミングが

『祭姪文稿/顔真卿』臨書(形臨)

千福寺多宝塔碑/臨書のコメント欄で 『祭姪文稿』もお願いしたいと言われまして まぁ、楷書の次だし行書かな?書いてみるかと 顔真卿の祭姪文稿を臨書しました。 最初の部分だけですが、なかなかに難物! 〜〜〜〜〜〜祭姪文稿とは〜〜〜〜〜〜 安史の乱で殺された姪の顔季明を 追悼する弔文の草稿・走り書きです。 (姪とありますが、いとこの息子の事です) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

『千福寺多宝塔碑/顔真卿』臨書(形臨)

ここのところ 好き勝手な文字ばかり書いていたので 基本に戻ろうと思い 顔真卿の千福寺多宝塔碑 を臨書しました。 基本の基本、顔真卿の楷書ですね 精進いたします

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『夏』毛筆書+デジタル画

『楓橋夜泊/張継』毛筆書

役人の試験に落ちた張継が 国に帰る船中で詠んだ詩らしい(諸説有り) 真夜中に船外に出たときの ひんやりした夜気 美しい風景と鐘の音 張継の心中が この詩の中に、詰まっていますね 最近、万年筆ばかりでしたので 今回は毛筆にしました。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 『楓橋夜泊/張継』を教えてくださった ハザカイユウさんの記事をリンクします 記事中のLさんの字が素晴らしい ありがとうございました もちろん、記事も面白いよ

『蛸唐草』万年筆画と毛筆書

前回、『牡丹』を描いた時に インクを水でぼかすと 陶磁器の絵柄のような色合いになるな と思ったので 陶磁器そのものを 描いてみる事にしました 『蛸唐草』なんか字面が好きだなぁ 毛筆でも書いてみよう やっぱり、この感じイイね!

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『花の下には・・・』毛筆+デジタル背景

『祈』毛筆+棒人間GIFアニメ

『祈』 世界中で人々が 祈りを捧げています 祈りは、太古の昔から 人間の二重螺旋に 刻まれている ので 棒人間達には、BTSの『DNA』を 踊ってもらいました 私はARMYじゃないけどね ここの振付が、神経細胞っぽい 古代人の 祈りのダンスに見えなくもない

『来年はとら年』書と画

---書--- 一文字だけの書は、久しぶり 大きな字を書くのは 気持ちの良いものです 『寅』 ---画--- 水墨画というより 墨で描いたデザイン画 墨絵でしょうか 水墨画と墨絵の違い? よくわからない、なんとなく 『虎』 年内も余日少なくなりました 来年は寅年です 寅の書と虎の絵でした 年賀状に使おうと思ってます 年賀状かきました? 出しました? -------------------- 公式マガジンに入れていただけたようです ありがとうございます ----

自作した竹筆で書いてみた

竹筆なるものを自作して、書いてみました と言っても いらない竹箸の先を 金槌で、ゴンゴン・ゴンゴン!叩き潰して ササラ状にしただけですけど 『高浜虚子の句』 『龍』 筆の反発が強く、 書いていてとても楽しかった。 何枚か書いたら 竹筆の穂先がバラけて 使い物にならなくなりました。 テキトーに作った筆だからなぁ・・・ けっこう楽しめたので、よかったよ。

『橘の花散る里・・・(万葉歌)』毛筆

毛筆で書いたものに デジタル画背景をつけるのが面白くなり、 また作成しました。 橘の花散る里のほととぎす 片恋しつつ鳴く日しぞ多き 意味 橘の花が散る里のほととぎすは その花を想いつつ鳴く日が多いことである 大伴旅人の歌です 橘の花は旅人の妻を、 ほととぎすは旅人自身をあらわしていて、 病没した妻を偲んで詠んだ歌だと 言われています。(悲しいね) ヘッダーの背景用には、 橘の花とほととぎすを描きました。