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書とか水墨画とか、毛筆の物 揮毫

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せきぞう、の筆で書いた・描いた物達です。
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#書道アート

『春の苑くれない・・・』毛筆書+デジタル画

旧仮名で書いてみました 春のその くれなゐにほふ 桃の花 したてるみちに 出でたつをとめ 万葉集 巻十九(四一三九)/ 大伴家持 〜〜〜〜〜〜現代語訳〜〜〜〜〜〜 春の庭に桃の花が 紅に照り輝いている、 木の下にまで花の色が映る道に 出てたたずむ乙女よ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

『竹筆』再び

『竹筆』を作りました 前に作ったのは、2021年11月 一年と二ヶ月ぶりです 枯れ葉の絵は デジタルで描いた物を合成しました 墨を含ませる前に 写真を撮ればよかったのですが いらなくなった竹箸の先を 潰して穂首を作り 軸先にガムテープを 巻いただけの物です 前に書いた記事です 興味のあるかたはどうぞ 見てやってください

『柿・秋』毛筆書+色鉛筆画

ご近所の庭になった柿を たくさんいただきました 秋ですねえ 暦の上では 冬なんですけどね 絵で お裾分け おひとつ どうぞ

『秋草に置く白露の・・・』毛筆書+デジタル背景

毛筆で文字を書いて 背景をデジタル画で作る を 久々にやってみました 秋草に置く白露の飽かずのみ相見るものを 月をしまたむ 大伴家持 (万葉集 第20巻) 天漢(天の川)を仰ぎ見て詠んだ歌だそうで 秋草の白露は、天の川からの連想でしょうか 織姫の、 次の七夕まで待たねばならない寂しさ、 心情を詠んだ歌なのでしょう 七夕に詠まれた一首なのですが 伝わってくる空気感・風情は秋ですよね 旧暦では、七夕の頃の暦は もう秋だからでしょうか これを出すタイミングが

自作した竹筆で書いてみた

竹筆なるものを自作して、書いてみました と言っても いらない竹箸の先を 金槌で、ゴンゴン・ゴンゴン!叩き潰して ササラ状にしただけですけど 『高浜虚子の句』 『龍』 筆の反発が強く、 書いていてとても楽しかった。 何枚か書いたら 竹筆の穂先がバラけて 使い物にならなくなりました。 テキトーに作った筆だからなぁ・・・ けっこう楽しめたので、よかったよ。

『橘の花散る里・・・(万葉歌)』毛筆

毛筆で書いたものに デジタル画背景をつけるのが面白くなり、 また作成しました。 橘の花散る里のほととぎす 片恋しつつ鳴く日しぞ多き 意味 橘の花が散る里のほととぎすは その花を想いつつ鳴く日が多いことである 大伴旅人の歌です 橘の花は旅人の妻を、 ほととぎすは旅人自身をあらわしていて、 病没した妻を偲んで詠んだ歌だと 言われています。(悲しいね) ヘッダーの背景用には、 橘の花とほととぎすを描きました。

『いろは歌』毛筆

毛筆で『いろは歌』を書きました。 『ひらがなバージョン』 『漢字混じりバージョン』 『いろは歌』の意味 色香立つ花も 散るのです 我々人も人の世も 同様で 永遠ではないのですよ 修行・苦境を乗り越えて悟ってしまうと 馬鹿な夢を見る事も 自分に酔う事もなくなるんですよ 諸行無常・是生滅法・生滅滅已・寂滅為楽。 仏様の悟りをあらわしている・・・らしい。 なので背景は 仏教的で幽玄なイメージで描きました。 この絵に『ひらがなバージョン』を重ねて ヘッダーとしまし