春場所二日目終わって
お客さんのいない春場所。無観客開催。
午前の取組は通常から会場ガラガラなので違和感はないんだけど、さすがに幕内の取組のときに会場がシーンとなっている光景はなかなか新鮮。
特に横綱土俵入りのときの、お客さんの「よいしょー!」の掛け声がないのは寂しい…。そして、懸賞幕がめちゃくちゃ少ないのも寂しい。鶴竜は相変わらず世界一可愛い横綱。尊みある。
マスコミから力士へのインタビューのときも、ある程度スペースを開けて受けている。それだけ厳重に警戒しているんだね。
自分はただ相撲を観て楽しんで、応援している力士の取組をチェックする。
お客さんが居ないことで親方衆の現場での仕事が減り、その代わりに今場所はYouTubeにて親方衆による幕内解説が生配信で行われている。
こないだ引退した豪栄道(武隈親方)や、里山(佐ノ山親方)が解説をしているのはファンにとってとても嬉しいことじゃなかろうか。
ちなみに自分は稀勢の里(荒磯親方)のことを、現役時代は特にファンではなかったけども、親方になっていろいろ解説やらトークイベントに出るようになってから、ものすごく好きになった。
親方になってからは、しゃべりは上手いわ、よく笑うわ、現役時代に「力士にSNSは必要ない」と言っていたのにツイッターを見ていることがバレるわで笑った。実は話するのが大好きっていう、そのギャップにやられましたわ。
力士としての稀勢の里は「力士とはこうあるべき」っていう理想像をずっと貫いていたんだね。親方に言われてそうしていたのかもしれないけど。横綱の重圧から開放された今がとても楽しそうで、見ているこっちも嬉しくなる。
春場所は今のところまだ二日目だけど、先場所に優勝争いで惜しくも徳勝龍に負けた正代はまだ勢いに乗っていて、もしかしたらもしかすると今場所、期待してもいいかな?と思えるほど。関脇正代、かっこいい。ネガティヴなところも自分と重なって好感が持てる。
今は力士のSNSは禁止されているけど、力士だって中身はそこらへんにいる兄ちゃんと同じなんだと、力士のツイートを読んでいて思ったし、今どきの若者言葉を使っていたりして親近感を持てた。そこも相撲を好きになった理由の大きいところ。
先場所の徳勝龍の優勝インタビューがまさにそれで、『バリバリ』とか『めっちゃ』とか、「優勝インタビューでそのワードを使う?」と思ったほど、とても人間味あふれる、人柄が全面に出た良いインタビューだったしなぁ。
だって昔なんて、力士って常に仏頂面で気難しそうで寡黙で、夜は繁華街に出て大酒を食らっているという怖いイメージしか持っていなかったからね。ギャップが凄い。
だからSNSの使い方は厳しく教えて、また利用させてあげてほしいんだけどなー。
さぁ三日目も応援しましょう。ちなみに今酔っ払ってるから思ったことを書きなぐって構成とかめちゃくちゃだろうけど許してクレメンス。相撲はたのしい。
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