後書きと年末のご挨拶

AYAです。お越し頂きありがとうございました。

新作ではありません。数年前に書き上げました。以下当時の言い訳。

『このお話しを思いついたのが、クリスマスの夜でした。設定はクリスマスの夜だったんだけど、もう終わったしぃ、と。年明けに動かして。舞台を何処にするよと、本屋を放浪したんですが。
中々、きめかねて。古城ホテルならドイツ? 気球ならアルプス? うわぁああ。
もう舞台未定、えいっ、と始めた30日の午後。四時間半くらい頑張ったけど、結末に至らず。実際には、紫月さん登場なあたりで停止。
紫月さん、出したくなかったのかしら……。おいおいおい。笑。ちょっとパワー不足だったしね。
同時進行で、別作品も用意しつつ。とにかく先に、と、元日明けに前半を即投稿。本当は二年執筆したかったんだけど、紅白と鉄人見てたら遅れまして。ゼロ時二分に再度書き始めました。
が、いろいろしがらみを乗り越えつつ、元日の昼間に、出来てる分だけ投稿しましたが。
やっと本日、完成?
二年越しで作った新作。雑だし、だらだらですが。
自分良く頑張りました。にゃは。テレビも見ないで頑張ったんだぞぉ。
うぷ。自画自賛で申し訳ありません。
◇◇中略◇◇
ともあれ。舞ちゃんたちを書いてるのは楽しかったかも。笑。
長編の新作を考えていると、どーーしても不幸になってしまうので、眉間に縦しわで、楽しさ半減するのですよね。
……舞ちゃんはぽややんが一番。爆。 

大事な事。
作中で、話しに出した映画は、モデルがあります。
大林監督が製作公開された『この空の花 長岡花火物語』でございます。
長い時間の上映ですが、時間を感じさせない素早いカット割りと膨大な量の情報。
その時間に生きた人たちの深い深い心。
すべてが怒涛のごとく目の前に繰り広げられ、でも一つの流れとなっていて。
『世界中の爆弾が花火に変わったら』
私の作中ではここまでしか使いませんでしたが。反戦のためのお話しではないので、ここまでに押さえました。
いや。Zさんが、舞さんにそれ以上の精神的な負担を与えないようにと、閉ざしたのです。
続きは『きっとこの世から戦争はなくなる』。
元は山下清画伯の言葉らしいです。表現も少し違うようです。
でも、気持ちは同じ。

Zさんが、クリスマスにパリで花火を選んだのは、気紛れだと思うのです。続ける気は、別段なかったと思うの。
でも、日本人のお年寄りが、ずいぶんご機嫌で。乗り気で。くすくす。
けど、舞さんは紫月さんと世界中を移動するから。次のクリスマスにはどこに居るかわからない。だからたぶん。中継することを選んだのでしょうね。中継をするならば、場所はどこでも構わない。
ちなみに、現実の長岡花火では2012年映画公開の年、映画の音楽にあわせた『この空の花』花火を打ち上げました。ネットで映像も見れます。今回、改めて見ました。
私の作中で打ち上げられたのは、この花火です。この花火に相応しい場所で、とアフガニスタンを選んだのでしょうよ。え? 許可が下りるのか? ……この物語はフィクションですので……。苦笑。
次はアフリカ? 笑。もう、一人のため、という範疇も、Zさんの企画という範疇も越えてしまって。
世界中の爆弾が花火になったら、こんなにも綺麗なんだよ……という、メッセージになるのでしょうね。一人歩きしてしまうかも。

と、思っていたら。アフリカで花火見物客が押し寄せたせいで……悲劇が起きたとニュースが流れてしまい。凹む……。
もう絶対絶対。綺麗な花火のせいで、悲しいことが起きて欲しくない。
次の開催は、観客がほとんどいない場所で。

さて。リアルとファンタジーがごっちゃになった後書きですが。
良いお年をお迎え下さい』

相変わらず、過去の自分も、ばたばたなコメントですが。
今年の長岡花火は、日本中の花火大会と同じように、感染防止のため中止となりました。
花火だけでなく、沢山の催しが。
後世にどう語られるのでしょうか。
失われた2020年。
イベントは無くなっても、人間は人類は生きていて戦いもしていて笑っていて泣いていて、這うようにしてでも国に住んでいる。

感染が拡大し始めた当初。自分でも思っていました。
これは「目に見えない戦争」だと。
だけど、時々、挫けそうにもなりました。先の見えない感に。

苦しいけどキツイけど。「目に見えない戦争」なのだから。
そうは思えない、見える限りでは「戦争」には思えなけれど。
目に見えない弾丸が、目に見えない砲弾が、降り注いでいるのだよ。
誰かれ構わず。さらされているのだよ。

さてと。紫月さんなら、どうしているかな……と考える。舞ちゃんは?
あんなことこんなこと。諦め悪いだろうな、ボス・紫月なら。(笑)

それでは。
皆様、どうぞ来年も良いお年を。 
図らずも、感染によって倒れた皆様方のご冥福を祈念します。
今も、戦っている皆様方にも、必ずや幸いが訪れますように。
2020年、負けないよ挫けないよ、ありがとう、強い気持ちをくれて。
そうして。忘れない。
信じていて。人類は敗北したりしないから。


ここまで、お読み頂き有難うございました。感謝致します。心の支えになります。亀以下の歩みですが、進みます。皆様に幸いが有りますように。