分かる人には分かる#5 名言「誰が出ても鹿島は鹿島」
現役時代の名波浩(元ジュビロ磐田、元ジュビロ磐田監督)が最初に発したと言われる「誰が出ても、鹿島は鹿島」という言葉。鹿島アントラーズには勝利の哲学があり、どの選手にも共有されているという意味です。
この言葉、先日11月14日の鹿島アントラーズ対川崎フロンターレ戦であの選手が発しました。
その選手とは、奈良竜樹。
彼は今シーズンより、植田直通・昌子源と続け様に海外へ移籍したことでなかなか定まらないセンターバックのレギュラー候補として入団しました。背番号3を与えられたこともクラブからの期待も大きかったことがうかがえます。
しかし、今シーズンから監督がザーゴ監督に代わって全選手が同じスタートラインに立つことになりました。ザーゴ監督はセンターバック2人のレギュラー候補に、身体能力もありフィードも武器とする犬飼智也を筆頭にし、奈良竜樹のコンディション不良もあり彼より若い町田浩樹・関川郁万を2番目として起用していたため、奈良の出場機会がここまでほとんどありませんでした。
しかし最近ではクラブ公式の練習レポートにもよく登場し、コンディションが良さそうな様子を見せてくれていました。
そして、試合当日の朝、衝撃的なニュースがはいりました。
「鹿島の選手に新型コロナウィルスの陽性反応」とのニュースでした。
当日の試合開催もどうなるかの中、関係者の尽力により試合開催が決定しましたが、陽性反応のでた永戸勝也の他、濃厚接触者である杉岡大暉、荒木遼太郎、町田浩樹、関川郁万、山田大樹、常本佳吾の6人が自宅待機となりました。
レギュラークラスの永戸・杉岡・荒木・町田の欠場が決まりましたが、そこを補えるのが鹿島の強さ。ここで白羽の矢が立ったのが奈良竜樹です。
彼は前の所属は、対戦相手の川崎フロンターレ。現在リーグ首位を独走しています。なんともな巡り合わせですね。
試合は、先制されるもののエヴェラウドのゴールで追いつき引き分け。全ての強度が高くとても見応えのある試合でした。
試合後の彼の言葉。
「誰が出るから鹿島というわけではなく、誰が出ても鹿島だと思う」
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
みたいな笑
今シーズン加入したばかりの選手が、かの名言を口にするという、往年のサポーターは感動で涙を流しているのではないでしょうか?私もその一人です笑
これこそ鹿島の流儀ですね。
次節も先発が予想されます。今後ますます彼を応援したくなりました。
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