#26 私の確定拠出年金から思うこと〜資産運用のはじめの一歩〜
サラリーマンである私は、会社の福利厚生の一つとして確定拠出年金を運用しています。
確定拠出年金とは、自分で育てる年金を運用する制度です。「企業型DC」とも呼びますね。
一番のポイントは、「自分で運用できる」ということです。運用次第で増やすことも減らすこともできます。わかりやすく言うと、投資の一種ですね。
会社の福利厚生として、会社ごとに導入有無はそれぞれですが、私の会社は導入されていますので、ありがたくやらせていただいております。
私の会社は、けっこうな大手の運営管理機関が運営する確定拠出年金です。年に一回運用レポートが送付されてきます。最近そのレポートが届いたのですが、そのレポートを見て思うことがあったので記事にしてみました。ちなみに、運用状況はインターネットでいつでも確認できます。
私がお金に興味を持ち始めてまだ2年弱ですが、確定拠出年金自体は10年ほど継続しています。当時も年に一回運用レポートが来て、「へぇーこんなもんか」と呑気に目を通していたものです。
皆さんも気になる、「どの商品で運用しているのか」。
当初私は確定拠出年金の手引きに良くある、「安定重視」の商品で長く運用していました…。
3年ほど前に、今でもお世話になっているお金の先生に、「外国株式一択です!」と言われ、その通りに運用し現在に至っています。
現在の利回りは5.71%で、80万円以上評価益が出ています。まあ、外国株式ですからこんなものでしょう。
さて、面白いのが、このレポートには、私と同じ企業型DCで運用されている方の平均利回りなども掲載されているのです。そして、私の会社が設定した「目標利回り」も。
その数値、なんと2.00%!!
「ふっ(・_・;」。鼻で笑ってしまいました。
この確定拠出年金は、私が入社した時から導入されていたわけではありません。途中から福利厚生として導入されました。もちろん導入時に説明会などもありましたが、細かい内容は記憶していません。でも当時思ったことは、
「減ったら怖いな…(・_・;」。
これぞ、金融教育を受けていない人の意見です笑笑
私がお金の勉強を始めなければ、確定拠出年金のイメージは当時のままでしょう。なんてバカだったのだと、後悔してもしきれません。
でも、私みたいな人って、けっこういますよね。少なくとも私の周りには同世代でもそんな人ばかりでした。
だって、会社も目標利回り2.00%なんて言ってるくらいですから(会社批判ではないです)。日本の金融教育の遅れをものすごく実感します。
ちなみに、全体の平均は、直近1年だと1.79%、直近3年で0.97%でした。この数値からすると、会社の目標利回りは妥当なのでしょうか。悔しいですがそう思うしかありませんね。
皆さんも確定拠出年金をネタにお金(投資)のこと、勉強していきましょう!投資はプラスサムゲーム(みんなが勝てる)ですから。
最後に、私の運用商品について述べてみます。
DCダイワ外国株式インデックス 100%
※運用商品については、確定拠出年金の運営管理機関によって異なります。
確定拠出年金は、60歳以降までは原則引き出しができません。ということは、長期での運用が原則となります。20年〜30年と運用期間は人それぞれですが、まだまだ先が長いうちはリスクの大きな商品で問題ありません。私は55歳を過ぎたあたりからリスクの小さな商品に変えていくつもりです。今は評価額の変動に「ふぅーん」と目を通していれば良いのです。
あと、確定拠出年金について、毎月給料から自動的に拠出されていますが、拠出を減額して前払い退職金として受け取ることもできる場合があります。
確定拠出年金の税制メリットも踏まえた利益よりも大きくお金が増える運用先があれば、拠出額を減額して、減額分をそちらに回すことも良いかもしれませんね。
以上、私の確定拠出年金のレポートを見て思ったことを記事にしてみました。確定拠出年金という国の制度の箱の中で投資・資産運用ができること、また運用商品については金融庁お墨付きのけっこう安心な運用商品ばかりですから、タダでできる投資と思って、第一歩を踏み出してもらえると、今後の資産運用についてきっとプラスとなると思います。
私の妻が金融教育について、記事をいくつか書いていますので良ければこちらも見てみてくださいね。
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