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【読書】何者かになりたい 熊代享

【アイデンティティ】
 アメリカ E.エリクソン
「自分はこういう人間である」という自分自身のイメージを構成する一つの
 要素、思春期に必要
 何者かになりたい → アイデンティティを獲得したい
 (承認欲求、所属欲求)
   ↓
アイデンティティが欲しい、足りない
   ↓
何者かになりたい
(プライドが高い人、不登校の人などは手に入りにくい)

BBQでの一体感は今はSNSなどネット上でもできている
→ 一見スマホを一人でいじっている人も”何者”になっている
→ オンライン、オフラインは地続き

・政治、宗教活動 → 今は”オンラインサロン”でまかなえる
・キーホルダーや車のペイントなどはアイデンティティの構成要素
 ”何者かになった”という感覚
 自分を構成する要素を誇示している

なりたい自分、目指したい自分、入りたいコミュニティー、手に入れたい趣味・技能などを手広く構える
→ 選択肢が広がり、なんらかのものにたどり着きやすくなる
→ 年齢を重ねると今まであったアイデンティティを保持するのが困難
                        (失うこともある)

パートナーからの承認 → 自分が何者である証拠

アイデンティティを意識するのは思春期以降
思春期での問題はそれ以前の生活、家庭環境、家族関係などにある
「中二病は未熟でもいいから自分を何者かにしようとする試み」

・アイデンティティを構成する要素をたくさんもつ
・他者からの承認に頼るのではなく、自分を軸に生きる
・自意識過剰、対人関係に注意する


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