ここ最近のゾイドワイルドゼロを見て思う事

時勢の影響もあり、一旦中断の憂き目にあってしまったゾイドワイルドゼロ(以下ゾイゼロ)ですが、ストーリーが丁度良い所で止まったのでこれを機に思った事をつらづらと書いておきます。

事前情報で初代路線に回帰という事で少し懐かしく感じつつ、新しい要素も交えてくれるのでは…と淡く期待していました。

で、話が進んだ今ですが、ゾイド「ワイルド」ならではの要素が少し薄く感じるといいますか、良くも悪くも無印ゾイドの焼き直し感が強い。
それも、主人公レオの影が薄い(主人公ってだけでもないけど)。
最初の頃は結構目立ってたのに、博士がペンダントを奪った辺りからどんどん出番が減っていって、帝国の人物中心に話が進んでいく。
総集編である32話では、完全に脇役のようにしか見えなくなってる辺り、それが特によく解りやすく出ているかと思います。
今までありそうでなかったお家騒動の話も、これはこれで面白いのだけれど、こうなるのなら主人公を帝国の軍人にさせて帝国中心の話にしても問題なかったのでは…と思わざるを得ない。

特に気になったのはレオと敵との因縁がかなり薄いという事。
一応、ボス格の博士がサリーの肉親なので全く因縁が無いわけじゃないんだけども、どうも戦う理由が希薄な印象が強い。
あと、ライバルが不在というのも気になる。
最初はブラッドがそのポジションになるのかと思ってたけど、結局アーバイン同様の良き兄貴分的なポジションに落ち着いた感じでしょうか。
悪くは無いのですが。

アクション面はゾイドらしくグリグリ動いてて見ていて楽しいし「荷電粒子砲ってこんなに恐ろしいものだったのか…」とも思い感動もしました。
破壊されたビル群など、かつての文明が崩壊したことを伺わせるポストアポカリプス的な世界観も好みです。
だからこそ、ストーリーやキャラ描写が自分の見たかったものと違う事にモヤモヤしてるんです。
これならわざわざ「ワイルド」名義でなくても、旧作の世界観で十分いけたのでは…?
実際、「ワイルド」展開前でも細々とはいえ旧シリーズの世界観を舞台とした漫画などの連載もありましたし。

放送時期や玩具展開などからして、恐らくダイの大冒険が後番組となり秋ごろに終わるかもしれませんが…どういう〆になるのか良くも悪くも気になります。
無事綺麗に終わるとは思いますが…さて。

6/20 追記

思いの外、早く再開した33話ですが、きちんとレオが主人公やってる意味があって良かったです…現金ですみません。

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