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象を食べるなら一口ずつ

■その日は社内勉強会だった

1月の後半から2月にかけて、社外講師を招いての3回シリーズの社内勉強会が開催されました。

社外講師と言っても、今の案件に携わっている上の立場の人で、かつ社内の上役達とも元々関わりがあると言うことで、完全に他人と言うわけでもないのですが。

内容としてはテスト設計者や管理者になりたい人向けの、具体的なやり方と言うよりは精神的な要素や考え方を学ぶと言ったもので、個人的には管理方面は正直目指していないのでテスト設計者回で十分だろうけど、せっかく3回続きの勉強会だし、JSTQBのALTMを受ける時の参考になるかなと思ってフル参戦することにしました。

■「象を食べる時はどうしますか?」と聞かれたらどうする?

講義中に出た「古いマネジメントの本の表紙には「象」が描かれることが多かった」と言うエピソードから、「象を食べる時はどうしますか?」と質問されました。

答えは「一口サイズに細かく切る」。

要するに「大きい象を食べるには一口サイズに細かく切る」ことから、プロジェクトや問題などを一口サイズに小さくして作業や問題解決をしようと言うことかな。

その言葉が気になって後日ググってみたら、オリジナルはアフリカの格言(ことわざ)だそうですね。
てっきり各業界あるある?な「その業界の先人による名言」的なものだと思っていたので、「プロジェクトマネジメントに特化した言葉じゃないんかーい」と言うのが率直な感想でした。

でも、プロジェクトマネジメント以外にも使えそうな格言なので、その言葉自体は気に入りました。

アフリカは広いので、アフリカのどこの国・地域の言葉なのかも調べてみましたが、自力では詳細が見つかりませんでした。
アフリカ全域に伝わる言葉の可能性もありそうです。

■PMBOKの話も出た

ちょうど象の話が出た回は管理絡みの回だったので、PMBOKの話も出ました。

自分はPMBOKガイド第7版の原本が発売された頃にTwitterで初めて知ったので、去年からPMBOKそのものの存在や、前版の第6版から大幅に変更されたことも関連ツイートから情報を得ていました。

そのため勉強会で取り上げられなくても、元々書籍は買う予定でした。

しかしPMBOKガイドの日本版は基本的にPMI日本支部のオンラインショップで買うしかなく、また会員や関係者であるか否かに寄って値段も変わります。

自分の場合、一般価格での購入となるのですが、一番高い値段設定になることもあり、正直購入に関しては躊躇っていた部分もあります。

更に今年に入って第7版に対応した解説本も2種類出版されていたので(2022年2月時点)、そちらを先に購入しようとも考えました。

が、まずは本家本元を読むのが先だろう、それで理解出来なかったら解説本を買うことにしようと決め、結局PMBOK第7版を購入することにしました。
まだ、触りの部分しか目を通せていませんが。

この勉強会に参加したことによって、PMBOK購入決意のための背中を押されたようなものです。

プロジェクトマネジメントや管理と聞くと、自分みたいに管理者を目指していない人には無縁では?と思ってしまいますが、「他人に向けての管理」だけではなく、「自分に向けての管理」もあるので、実際に管理者にならなくてもプロジェクトマネジメントについてちょっとでも知識を入れておくのは必要かなと改めて思いました。

■余談

ご時世柄オンラインでの受講もOKとなったので、3回とも自宅からの参加となりました。

先程の象の質問が出た時は別に「実際にどう思ったのか答えてください」と(現地参加も含めた)聴講者に答えを聞く場面はなかったため、他の人達がどのような回答や感想を持ったのかは残念ながら不明でした。

因みに自分がその時思った回答が、

「まずは象を撃たないと

だったのはここだけの話です。
※要は、屠殺前の動いている状態を想定した

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