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ヘルプ商店街2

「ヘルプ商店街?」
私はフリーのライター。『日本の秘境』という本の取材で全国を回っている。
「そこが秘境なのか?」
「はい。『秘境が大変』って編集室に電話があったんですよ」
「へぇ」
「ヘルプって叫んで電話が切れて」
「怖いな」
私は少しワクワクしていた。秘境の取材を始めたはいいが、既出の場所ばかりでガッカリしていたのだ。しかしヘルプ商店街は聞いたことがない。編集者と共にヘルプ商店街に向かった。
「かなり山奥なんだな」
「あれが目印らしいです」
仏像だろうか。人型の大きな像が見える。
「車を降りて歩きましょう」
『ヘルプ商店街、危険!入るな!』と書かれた黄ばんだ貼り紙が風に揺れている。一歩足を踏み入れた編集が「鼻腔が!大変だ」と叫んだ。
目の前に双子の山?いや裸の巨人がケツをこちらに向けて立っていた。
「ここは地獄の山頂屁!立ち入り禁止!」
プーと爆音がし悪臭が噴き出した。息が出来な
「誰か、ヘルプ!」 
そうか、ここはhellプー商店街…

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