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【年下彼氏】1番の悩み。

昨日、深夜テンションで書き散らした文を読み返して、「痛ってぇw」ってなってます、サクラです。
❤下さったみなさま、ありがとうございます。

今日も一人のベッドが広い。
クイーンサイズのベッドで、どうやって一人で寝ろというのか。
3月にイチゴさんが転勤になってから、わたしは今まで以上に、寝オチという形を選ぶようになった。

週末にイチゴさんが帰ってきたら、意味もなくベッドでゴロゴロして、
お互い背を向けて横になりながらスマホを弄ってたりする。

イチゴさんは物を持たない人。
お洋服も少ない。

だから、3月に転勤先へ行く時も、本当に荷物が少なかった。
週末はこっちに帰って来るしね。

プレステと、充電器と、少しの服と、パジャマと。
お気に入りの香水のボトルは置きっぱなしで、アトマイザーで持っていった。

本当に性格が真逆のわたしたち。

彼はランバンのモダンプリンセス。
わたしは、クリニークのハッピーフォーメン。

ボトルを並べて置いておいたら、きっと逆だと思われる。

今年の3月の始めの早朝、荷物を持って出ていったイチゴさんを見送って二度寝しようと思って、
何気なく香水のボトルを見たら、すぐそばにチョコレートが1個だけ置いてあった。

前の日に買った、LOOKかなんかの「贅沢イチゴチョコレート」みたいなやつ。
「食べるでしょ?」って言われて、
「いっこちょーだい」って言ったのに、
わたしはまだ食べてなかったから、

自分が食べた残りを道中のおやつに持っていこうとして、わたしの分を1つ置いて行ったんだね。

笑っちゃったもん。
なんで、わたしがまだ食べてないこと、気付いてたんだろ?
ってか、1つ?
って。笑


イチゴさんはキレイな顔をしている。
可愛いと言った方がいいのかな。すごく整ってる。鼻筋も通ってる。
体格は骨太というか、がっしりしているんだけど、とても綺麗な切れ長の眼をしていて、マツゲもバサバサ。

男性にモテそう。って思ってた。
BLも通ってきた、わたしから見たら、完全に「受け」。
「される」のも好きだしね。

昔、こっそりラインを見たときに、更に遠い昔に男友達に、「お前とヤりたい」って言われてて、何だか納得しちゃったもん。
イチゴさんは、やんわり断ってたけど。
やっぱ男性から見て、可愛いんだなって思った。

ただ、ちょっと丸い。笑
本人は、痩せたいのに、サクラの作るゴハンが美味しいから痩せられないと言っていた。

わたしは、割と痩せ型だ。
イチゴさんは付き合ってすぐに「ダイエットする」と言った。
その理由を最初は、健康診断の結果がヤバかったからだと言っていたけど、本当の理由が、
「スタイルの良いサクラの横を、こんなデブが歩いているのがイヤだから」
だと知ったときは、

ちょっと、たぶん、そこにクッションとかあったら壁に投げつけたい気分だった。
何て可愛いことを言うんだろうって。笑
「と、尊い……!」って、あの頃、わたしはまだ、直前までの趣味ライフ(腐女子ライフ)思考を持てていたんだな。


イチゴさんは恋愛に対して独特の価値観を持っている。

「推し」がいる。アイドルでも何でもなく、身近に存在する女の子を「推し」と設定する。

彼のこの「推し」という存在に、最初の頃はずいぶんと苦しめられた。

その「推し」とどうこうなりたいわけじゃない、ただ、たまに遊んだり貢いだりしたいんだって。

本当に色々あって、それはまた、おいおい。

わたしと付き合うようになってからは、さすがに「推し」と実際に会ったりはしなくなったけど、彼のこの価値観は今でも時々、わたしをひどく苦しめる。

SNSで、イチゴさんは女の子と絡みたがる。


何だか病んだようなアカウントの女の子がアップしてる自撮りに、
「可愛い」って、
「もっとアップして」って、
「目の保養助かる」とか、コメントしてる。


いや、してた、か。

何度も何度も、わたしはそれに気づいて、傷ついて、泣いてた。

別にいいじゃないって、
それくらい、いいじゃないって、
言ってあげたいのに、例えばわたしの誕生日に別の女の子に「かわいいー」なんてコメントをしてるのを見て、

普通の女子はどう思うんだろう?って、
こんなことで悲しくなる、わたしが変なのか、狭量なのかと悩んだ。


イチゴさんは脇が甘い。

わたしはショートスリーパーだから、長くても4,5時間で起きる。
イチゴさんは、のび太並に寝つきがよくて、一度寝たらもう7,8時間は起きない。

スマホのロックナンバーだって簡単。だってわたしの誕生日だから。

これも色々あったんだよなあ・・・付き合って半年ぐらいまで、イチゴさんのロックナンバーはずっと「最推し」の誕生日だった。



だって、わたしは13も年上で、
まあ、美人だねと言われることは多いけれど、イチゴさんの好みの顔でないことは知っている。


あれは付き合う前のある日。
一緒に飲んでて、その帰りに、飲み屋に居た女の子たちが全く可愛くないのだとイチゴさんが嘆いていた。
みんな「中の下」「下の下」とか、そんな感じ。

その頃、イチゴさんはわたしにとって全く恋愛対象ではなかったから、その基準厳しすぎるんじゃない?って言った。

「じゃあ試しに、イチゴくん基準で言うと、わたしはどうなるの?」って。
本当に、基準値を知りたかっただけの質問だったんだけど。

イチゴさんは、「サクラちゃんはねえ、上の下。」って言った。
その時は、(へえ、上の判定をすることもあるんだな)ぐらいしか思わなかったけど・・・。


付き合ってから、彼の最推しが彼にとって「上の上」だと知ってしまったら、
「上の下で悪かったね!!」

と、思うようになってしまった。

その日も喧嘩をして、「だったら推しでも眺めてれば?!」って部屋を飛び出して、
冬空を街の外れのコンビニまで行って、まったく連絡がこない、追いかけてもくれないことに絶望して、もう、終わりなんだって覚悟して、帰ってきた。
静かに荷物をまとめていたら、

「推しとサクラは違う」とイチゴさんは言った。


今なら分かる、イチゴさんにとって「推し」は、彼が現実と切り離した世界にいる、キレイな顔をしただけのモブなんだって。

大好きなサクラが、モブでしかない推しの存在と自分を比べて卑下することは、
イチゴさんにとって「大好きなサクラ」を貶められているのと同じこと。


(コイツ、騙されてないか?そいつ、浮気してるんじゃないか?って思われますよね)
(いっそその方が、わたしだって被害者ぶれて楽なんですけどね。笑)


推しと比べることは、無意味でしかないと。

わたしにはそれがどうしてもわからなくて、
いつだって浴びるほど愛されてなくちゃ不安になるのに、
「あなたのスマホのロックナンバーは今でも、推しの誕生日じゃない!」

って泣いた。

そしたら、
「変えたよ」
って。

「自分の誕生日を入れてみなよ」って、スマホを渡された。

その時から彼はロックナンバーを変えてないから、簡単にスマホの中身を覗ける。


ま、わたしのロックナンバーもイチゴさんの誕生日だから簡単に入れるんだけど、
わたしはSNSでイチゴさんに見られて困るような遣り取りは一切していないし、
例えば、このnoteのアカウントなんかは毎回ログアウトしていて、キャッシュにも残ってない。

でもイチゴさんは、ぜーーーんぶ、見えちゃう。
ログインしたままだから。
本当に脇が甘い。

サクラが嫌ならやめる

イチゴさんの基準はそれだけ。

本当は鍵アカを作ってイチゴさんのアカウントをフォローしてるんだけど、たぶん今でも気付いてない。

表だっては、SNSをつなげてない。

いつも、こっそり盗み見ては、びっくりするような出来事に遭遇して、

「こんなことで怒るのは間違ってるのかな?」

って自問自答する。
でも結局イヤで、わたしは、イチゴさんの行動を制限する。


本当はそんなことしたくないのにな。
「サクラが嫌なら」彼は平気でアカウントだって消すだろう。

実際にそうして消したアカウントもあった。
消してなんてわたしは言ってない、思ってないのに。


彼にとってSNSは仮想空間
わたしにそっては現実の延長

イチゴさんの価値観を必死で理解しようとしても、何かが目に入るたびにイヤな気持ちになって、
結果として彼の行動を制限することになってしまう自分の感情を嫌悪する。


何が正しいのか分からなくなる。


本当に真逆の私達。

今日もわたしは、こっそりイチゴさんのSNSを盗み見る。

うん、メインのアカウントは当たり障りのないツイートにしか「いいね」してない。
別アカは……この前、わたしにバレたのを知ってるから、たぶんもう動かさないんだろうな。

どうせ他に別アカ作ってるだろうから、近いうちにチェックしなくちゃ。


ちょっとスッキリ。
「彼氏のアカウントをこっそり盗み見てる」なんて、友達には言えない。

そんなの、みんなが思うわたしは、しない。
仮にわたしがわたしにこんな相談をしたら、
「見ない方がいいんじゃない?」って、やんわり言う。

今日は駆け足で広く浅く言ったけど、見ずにはいられないくらい色々あったんだもの。


そして脇が甘いから、必ずわたしにバレるんだもの。

詳細は後日。


わたしのアカウントはフォロワーが4桁いて、何か呟けば「いいね」はほとんど2桁だし、
自撮りでもアップしようものなら「いいね」は3桁になる。

イチゴさんが絡んでた女の子たちは、せいぜい4,5件。

わたしのフォロワーさんたちは、わたしの自撮りアップが本当は彼氏への遠回しな当てつけだなんて、思ってないだろうな。
ごめんなさい、でも、大好きすぎるから仕方ないの。


今日はランバンの香水をつけて眠ろう。
一人の広いベッドで。


また書きます。






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