【年下彼氏】なれそめ⑤(完結編)

うわ、二か月ぐらい放置してた。

 何かホントに色々あった。
9月末の記念日だったり旅行は本当に最悪で、久々に別れが頭をよぎった。
 そのあと、わたしも何だか疲れてしまっていて。それは今も続いてるんだけど、ブログを書く気分じゃなかったというのかな。
 それは今も続いていたりするんだけど・・・。

 祖父が亡くなって、お葬式があった。
 イチゴさんは忙しいながらに顔を出してくれた。わたしの親戚にも認知されちゃったということね。まあ、伯母にはもう会ってるんだけど。

 年末はイチゴさんの実家に行くことになった。
 つい先日、結婚を仄めかされた……本気か?いいのか?睦言だったものでどこまで本気か分からないけど、初めてその単語が出てきたからびっくりしちゃった。
 まあ、とりあえず、前に書いてあったなれそめの完結編を貼るね。

前回はコチラ↓

イチゴとサクラのなれそめ完結編。

◆登場人物
K→サクラの同僚。イチゴさんとも友達。サクラより年上。女たらしクソヤローだが強要はしない。かまちょ。



週末はサクラちゃんとお泊りがしたいなんてことを言いだしたイチゴさん。
わたしの感覚で言うと、お付き合いもしてない男性とお泊りに行くなんて、ありえない。
別に、変な意味ではなくて、ただ一番長く一緒に居られるのはお泊りでしょ、みたいなイチゴさん。

わたしは動揺と、ついでに苛立ちを感じ始める。
「たぶん、こいつはわたしのことが好きなのだ」
って、いい加減バカでもわかる。
でも同時に、
「そんなわけない、ありえない」
「それに勘違いだったら死ぬほど恥ずかしい」
とも思う。

もう実質付き合ってるようなもんじゃんと思いつつ、21才ぐらいで当時の彼と別れて以来、一切恋愛をしていなかったわたしには、久しぶりすぎてそれがどういうことかも分からないし。
これは金曜日の仕事の休憩中のこと。
Kに、
「もしかして、町内サクラちゃんをオトして遊ぼうグランプリとか開催されてる?」
ってきいたら、
「ググってみたけどそんなの開催されてないみたいだよ?」
って言われて、あと
「泊りとかヤりたいだけでしょ」
と言われて、普段なら容易にたどり着いたであろうその判断をKに言われるまで思い至らなかった自分の動揺を改めて感じた。
だから、

イチゴさんに、
「ゴメンだけど、今のままではお泊りには行けない」
的なことをラインした。

そしたら、「あーね。笑」みたくめっちゃ軽く返ってきたからさらにイラっとして、そっけない返事を返した。
なんか怒ってる?みたいな感じできてて、
「とりあえず明日はお泊りじゃなくて普通に飲みに行こう!」と、取繕うような連絡がきて。

仕事終わりに、とりあえず終わったけど!
と連絡して、迎えに来てもらって、その車内……。

わたしは動揺している、と言った。
気持ちを動かされているよ、と。

そしたらイチゴさんは、ちょっと困った顔で
「こんな若造に?」
と言った。

そして、サクラちゃんのことは人間として好きか嫌いかでいったら確実に好きなほうだけど、自分は恋愛感情というものがよくわからない、と、イチゴさんは言った。

わたしは深く深呼吸をして、
そりゃそーだ、と、思った。
イチゴさんにとって自分が恋愛の対象になることはありえないと、この時から数えて一年前から気づいていたじゃないか、と。
若い子の「人間としての好き」という感情にあてられて、勝手にその気になって動揺してたのは自分のほうだ、と思った。

車を降りて、帰宅して、すぐに
🌸「変なこと言ってごめんね、よく考えたらわたしも別に恋したいわけじゃなかったわ(笑)週末なにして遊ぶ~?」
ぐらいで送った。
そしたら、
🍓「今、長文を打ってた。恋したいわけじゃないっていうのがウソか本当かわからないけど、ウソなら聞いてほしい。言ったら困らせちゃうかもしれないから進んで言うつもりはないけど」
みたいなラインがきて、

・・・・・・・・・・ん?

ってなった。笑
「恋したいわけじゃないがウソなら聞いてほしい」
って、
わたしの恋が肯定されてないか???w
って思って。笑

そこから約一時間、わたしはイチゴさんからの連絡を待った。
ついでに、自分の気持ちをもう少し丁寧に説明する文章を作りながら。

ちょうど自分も文章ができたぐらいに、イチゴさんから「やべーマジで長い」って言って、お気持ち表明が送られてきた。
わたしも自分の気持ちを書いた文を送った。

🍓→🌸
・サクラちゃんの気持ちはくみ取ったし、うれしい
・サクラちゃんのことが好き、だけど恋愛かどうか分からない
・最近頻繁にかまってくれたり、ネイルや髪の色も俺が言ったようにしてくれてるけど、自惚れかなとも思う
・そう思うと最近サクラちゃんのことばかり考えてる
・これはきっと恋愛として好きなんだと思う
・前に「頭のいいひとじゃなきゃ無理」みたいなことを言ってたから、自分は仲の良い友達のままのほうがいいと思ってた
・車の中では、自惚れかもって思いと嬉しい気持ちで混乱して当たり障りのないことを言ってしまった
・これが恋愛感情だって確信がほしいからもっと一緒にいたいし、自分のことも知ってほしい
・近いうちに答えは出せる、悪いほうにはほぼならない
・結論はラインじゃなく直接言いたい

🌸→🍓
(ここまでのブログに書いたことそのままだわ。笑)
・自分がイチゴくんの恋愛対象になることはありえないと思っていた
・年の差もあるし、ひとところに収まるタイプじゃないんだろうし
・つい一週間ほど前に、自分の感情を自覚した
・押し殺すのもバカらしいし、どうせだから楽しもうと思った
・髪の色もネイルも、本当はイチゴくんが言ったからそうした
・迎えに来てくれたり、お菓子を楽しんでくれてる姿を見るうちに「もしかして?」って思うようになった
・さっき車の中で「人間として好き」と言われた気がして、イチゴくんからわたしへの感情は変わってなくて、変わったのは自分のほうだと気づいた
・恋したいわけじゃないってゆーのは、そもそも自分の感情を楽しめればよかっただけで、見返りを求めてたわけじゃないってこと

今、久しぶりに当時のラインを読み返したら恥ずかしくなっちゃった。笑
お互いにこんなことを送り合ったあと、
🍓『うん、にやけてしまった。笑』
🍓『お互い、割と合致してると思うんですが?』
そのあと、わたしはもうお風呂に入っちゃってたんだけど、スッピンでよいなら、、、ってゆって、再合流して。

週末のお泊りの予定を立てた。
わたしはイチゴくんに、
ほんとー------に良いのか?!と言った。わたしは13も年上なんだよ?!って。
そしたらイチゴさんは「うん、まったく気にしない」ってキッパリ即答してから、逆に、
サクラちゃんこそ良いの?って。まだガキ臭い自分の相手をするのは疲れちゃうんじゃない?
って。

わたしは、二十歳を超えてすぐぐらいに当時お付き合いしてきた人と別れてから、アラフォーのこの年になるまで恋愛をしてこなかったから、
恋愛偏差値はむしろイチゴくんのほうが高いかもしれないよ、と言った。

んで、週末は近場の宿にお泊りして。
花札やったりトランプしたりして遊んで、することして()
翌日の帰り道、はっきりとしたお言葉を頂きまして、謹んでお受けしました。

イチゴさん的にはどんなに好きでも身体の相性が合わなかったら付き合えないそうで、先にそれを試したかったとか・・・・ほぼ十年単位でそういう経験がなかった()わたしでも及第点だったならよかったよ・・・(白目)

お言葉を頂いたのは、雨流れで満月を探しにいった展望台。
わたしがお受けしたあと、イチゴさんは独り言みたいに
「これ、俺、フラれるまで離れねえなー-!!!」って言ってた。
曰く、フリーの時は遊び倒すけど決まった人ができたらその人以外はいらなくなると。
今までも、付き合った人にはフラれたことしかないと。

わたしはこの人のどこに惹かれたのかどこが好きなのか、この時点ではまだ言葉にできそうもなく、
「呼び方変えたいんだよねー❤”サクラちゃん”じゃなく、サクラって呼び捨てしようかな~?さくらー❤」
とか嬉しそうなイチゴさんの横で、
『これ、2週間持つんかなー。2か月持てばいいほうだなー』とか冷めたことを考えていたのは内緒の話。笑
だってわたしには、Sちゃんの問題、「推し」の存在等、一筋縄でいかない課題がいーっぱいあったのだ……。

以上、長くなりましたがなれそめでした。
ちょうど、2年になるのかあ。2週間とか2か月とか言ってたけど、2年かあ。笑

答え合わせをすると、頻繁に遊ぶようになった頃から、イチゴさんはわたしのことを「いいなあ」くらいに思ってたらしい。
そして朝の4時まで一緒に飲んでたあの日に、はっきり「好きだな」と自覚したとか。

顔が綺麗なのは二の次で、頭が良いところや優しいところ、一緒にいて苦にならないところに惹かれたとも言っていた。

ただ、それをはっきり言ってくれたのはお付き合いを始めてから一年後で、付き合ってすぐに
『イチゴくんだってずいぶんわたしにアピってたよね』
みたいなことを言ったら、
「あれは別に。かまってくれそーな人にテキトーにちょっかい出してただけ」と言われたので、
わたしは付き合ってから約1年間、
「自分が選ばれたわけではなく、引っかかったから付き合ってくれてるだけなのだ」
という認識で過ごすことになるというね。。。ひどいね。笑
ループするけど付き合って一年経った頃に、
🌸「だって別に誰でもよかったんでしょ」みたく言ったら
🍓「そんなわけないしょ。好きでもない人と付き合わないよ。」的なことを言われて、
えええええ、、一年間、ずっと劣等感を抱えてたんだが、、、ってなったもんね。


そんな感じでした。
それからまた色々あったんだよなあ。

また書けそうな時に書きます。

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