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【年下彼氏】突然の別れ話。愚かなる自分。

ひとつ前の投稿を読み返したら、愚かしさに笑ってしまった。
今日は長くなりますよー!


わたしはいつだって、全力で愛されていたくて。
イチゴさんは、わたしの「愛され実感度」が下がらないように努力する義務があって。
無理になったなら、その時が終わりの時で。
わたしは定期的に「もう無理期」が来るから、先週も今週もフォローがなければ考えなくちゃねって。
来月からわたしもイチゴさんの転勤先へ引っ越すから、決着をつけるなら今だよねって。
金曜日に休みを取って木曜日から会いに行ったことも、彼の大好きな黒いワンピースを着ていったことも、ほーら大好きでしょ???って。
自分の感情にウソをつくぐらいなら、一人でいいって。


これ、全部ひとつ前の記事のまとめ。
これ、全部、ウソであり本当。


もう何度も自分の中で繰り返したけど、とりあえずあったままを書く。


金曜のお昼から、その日は帰って来ない(会社の飲み会でね)イチゴさんにわたしは、「ねえ、わたしの愛され実感度下がってるよー?なんとかしてよ!」と、無言で訴え続けていた。
でも、一度も連絡はなくて、土曜日の仕事が終わったぐらいに「今から帰ります」なんて敬語のLINEがきたときは、わーお、わたしが拗ねてるから慄いてるぞ、何してくれるのかなー♡なんて期待をしながら、
精一杯、拗ねたフリでもしてようと思っていた。


それから、今いる街に帰って来る車の車中、約1時間半。
一度も口をきかなかった。


帰ってきて、食事も摂らずに。
一度も口をきかなかったからわたしは車中で漫画を読んでいたもので、酔って具合が悪くなって、横になった。
そしたらイチゴさんが、「話したいことがあるんだけど」って。


「サクラが俺を好きだと思ってくれる気持ちと、俺がサクラを好きだと思う気持ちが釣り合わなくなってる」


ここまで言われてもなお、わたしは、
ん??そんなにわたしのことが好きか??わたしの愛情表現が足らんって意味か???
なんて、思ってた。


だって、お付き合いした時に言ってたもの。
自分から離れることはないって。
わたしが拗ねて別れ話になるたびに言ってたもの。
別れたいと思ったことはない、過去の恋愛においても自分から別れを切り出したことはない、って。
だって、たった二週間前まで、寂しい気持ちを自覚して、めそめそとしているわたしを抱きしめて、「サクラの好きなところはねー、ひとつめはー、ふたつめはー」って、そういうの苦手なくせに11個ぐらいまで言ってくれたもの。


イチゴさんは続けた。

「別に嫌いになったとか、好きじゃなくなったとか、むしろ今でも好きなんだけど、
サクラが俺を好きなほど、じゃなくなってる」


そこらへんで、頭が混乱して、なんで、なんで???って。
(いや今読み返したらなんでも何もない、当たり前なんだけど)


「理由をきいてもいい?」

って言ったら、理由はないという。
付き合った頃より太ったから?着実に顔が老けていくから?来月もし仕事をやめた時の経済的負担が嫌だから?
ということを確認したのはもう少し先の会話だったけど、それも違うという。

「もしかしたら、今は離れてるからまた一緒に暮らし始めたら気持ちが戻るかもしれないけど、戻らないかもしれない。サクラに悪いところは1つもない。俺のワガママで仕事をやめてもらって、向こうに来てほしいって言ったのも俺。振り回しておいて最後の最後にこうなって・・・。」

って。

「ごめん」


って言われて、泣けなかった。

まあ、仕事のこととかは確かに、梯子を外されたような気分ではあるけど、仕事をやめてついていくというのは最終的に自分で納得して決めたことだから、イチゴさんのせいにするつもりはない。
けど、気分的にズッコケた。笑

結局、支えきれないんかーーい!っていう。

遠恋が始まる時に、思ってた。
環境が変われば、今までみたいにわたしに依存することもなくなるだろう、って。
気持ちが変わらないなんてことはありえない、って。
でも変わらないまま無事に二ヵ月が終わろうとしていたこの最終盤で……まさかの???笑


イチゴさんは更に続けた。
「先週末から考えてたし、さっき車の中でもずっと考えてた。
木曜日に来てくれたとき、俺、応えられなかったでしょ?
今、くっついて、いわゆるイチャイチャタイムみたいな時間になることが、ちょっとしんどい。」

わたしが、「木曜に会いにきてくれて助かったっていえー♡ 黒ワンピかわいいっていえー❤」と言ったことに対して、返事代わりに変顔をしたのはYESの意味だと思い込んでいた。YESじゃなかったから、応えなかったんだ。

応えられない自分の気持ちが答えだ、と、イチゴさんはなったらしい。


「このままの状態で関係を続けるのはよろしくないと思うし、一度見直すにしても、いったんきちんと「別れる」という形をとってからの方がいいと思う。大型連休を一緒に過ごせば変わるかもしれないけど、来月から、サクラだってこっちに来るんだし、そうなってからじゃ色々大変だから、決着をつけるなら今かなって」

うん、決着をつけるなら今かなとは、わたしも思っていたよ。
思ってもない形だったけど。


「わたしが、嫌だと言ったらどうするの?」

と、きいた。

「それも考えた。その時は、前に進める方法を模索していくことになるんだけど・・・。そのために、(一方的に別れを告げるのではなく)話し合いだから。ただ、一緒に暮らし始めたからって、気持ちが戻る保証はしてあげられない。」

って、もう一回イチゴさんは「ゴメン」って言ってから、わたしの方を泣きそうな顔で見た。
わたしはどんな顔してたんだろう……
不思議と少しも涙はでなくて、ただ、ただ、混乱していた。


わたしは、
「……嫌、だよ」
って。

ねー、本当に。
だーれが「もう(わたしの気持ちを)フォローしきれないとイチゴさんが思うなら、それが終わりの時だねー、潔く別れてやるわ!」とか言ってたんだろうね、わたしですね。

わたしは、イチゴさんにはもっと同世代の相応しい女の子がいるって思ってる、って。別れたいと言われたらいつでもはいどーぞって言ってあげるつもりでいた、って。
でも、今の気持ちは、嫌だ、って。
こんな時は、感情に従うことにしている。理屈をいくらこね回したところで、最終的に自分の感情を欺いたら、後で絶対に後悔するから。

こんなアラフォー女が年下の男の子に縋りつくなんてみっともない、
カッコ悪い、
そう思って、分かってはいても、気持ちはまったくの逆だった。

「最終的に決めるのはイチゴさんだけど、わたしの気持ちを言うなら離れたくない」

と伝えた。
これは意趣返し。今までに何回か……トータル1年半で4回ぐらいかな?
わたしが、主にイチゴさんのSNSの絡みで悲しくなって、もう無理別れる!!と言ったとき、イチゴさんはいつも、「全面的に俺が悪い。改善していく。最終的に決めるのはサクラだけど、俺の気持ちを言うなら別れたくない」と言っていたから、そのまま返した。

ちょっとこのへんから混乱しすぎて曖昧になってるんだけど、
イチゴさんは

「別れた方がいいと思っている」

みたいなことを言った。

わたしは、このnoteの書き始めに書いたことを言った。
「今までは、わたしはイチゴさんと別れたら元の自分に戻れると思ってた。今までみたいに一人でなんでも楽しんで、自分磨きも楽しんで、一人でどこへでも行けちゃう自分に戻れると思ってた。
でも、二週間前ぐらいに、なんだか調子が悪かったときに、イチゴさん言ったよね?
『寂しいんじゃない?』って。
ああ、わたしは寂しいのかって思ったら……絶望した。(苦笑い)
これじゃもし別れても、自分はもとに戻れないんだなって思ったら、急に離れるのが怖くなっちゃったんだ」

って。
いやー、note書いておいて良かった!
おかげで、自分の気持ちを淀みなく話せた。

それから何回か遣り取りをして、
イチゴさんは、

「さっきの話をきいて、俺も寂しいのかなって思った。週末に帰ってきても全然疲れは抜けないし、くっついたり何だりしたい気持ちもあれば、一人で気ままに過ごしたい気持ちもあって、そこらへんの折り合いがついてなかったのかも」

と言った。

わたしも、
「それはわたしも感じていた。週末しか会えなくて、何というか、好きな気持ちのピークを無理矢理週末に持っていくことには、少し疲れを感じていた」

と言った。

要は遠恋下手すぎんだな、わたしら。

それからイチゴさんは、
「こちらとしては、サクラの愛情に応えてあげられないことが一番の問題だと思っているから、仮に関係を続けるとしても、応えてあげられないかもしれないけど、いいの?」
って。

わたしは、
「いい」
と答えた。

誰でしょうね、無理だっつったの。
イチゴさんは、わたしがいつでも全力で愛されていなくちゃ気持ちが持たないことに気付いていてたんだね。
だから、この答えはイチゴさんにとって少し意外だったのかもしれない。

わたしも、自ら求めるばかりだった愚かしさに、ようやく気付き始めていた。

「じゃあ、約束事を決めて、別れない方向でいくかい?」

って。

「この先しばらくは、おれに『大好き』を強要……って言ったら言葉は悪いけど、しないでいてほしい」

と言われて、
いや、「強要」以上に適切な言葉はないだろうと思った。

「わかった」

「サクラの気持ちは満たされないかもしれないけど、それでもいいの?」

「うん、いい。そこは、イチゴのペースに合わせる。これで、他に好きな人ができたとか言われたらどうしようもないけど・・・。」

「うん、それはないから安心してほしい。」

と、イチゴさんは頷いた。
まあこれについては後述ですね。

別に今すぐベッドを別にしましょうとか、そういう意味じゃなく、くっつきたかったらくっついていいし(過度でなければ、そして応えなくても良いのなら)、俺もくっつきたくなったらくっつくし、って。

気持ちが戻る保証はないけど、とりあえずこのままの関係でいきましょうってことになって、ゴハンを買いに行って、帰ってきて、
2回ぐらいちゅーされたから、
今そんなんされたら泣いちゃうよwww
って、少し泣いた。ようやく。

ゴハンを食べて、眠ためのイチゴさんはすぐに眠ってしまった。
わたしはとりあえず横になったけど、全然眠れなくて、何回か起き上がって少しお酒を飲んだりしていた。

何回か横になりに行くたび、イチゴさんは少し起きてわたしの存在を確認していたようだった。

わたしはオフラインの日記に自分の気持ちを書きつけて、
イチゴさんが起きたら伝えようと思ったことをまとめてから、ベッドに行った。

くっつかないように横になったら、イチゴさんがお気に入りのぬいぐるみをわたしに投げつけてきた。
これはね、チョッカイかけたい時の常套手段。笑

どうしようと思っていたら、無言で両手を広げてきた。
おいで、って。
そのまま、くっつきに行った。
腕の中に収まって、どうやら意識があるようだったから、お話していい?ってきいた。
ウンって言うから。


「今まで、何かあってわたしが別れたいとか言うたびに、あなたはこんな気持ちになってたんだなと思った。」
「違うでしょ、今までは明確に俺に非があった。今回、サクラは悪くない。(笑)」
「うんまあ、理由のあるなしは別にして、こんな気持ちにさせてたんだなって思って……ごめんね、今まで」
これが謝りたかった1つめのこと。

「遠恋するってなったときに、わたしは無理だと言って、イチゴは頑張ると言った。だからって、気持ちを支えることの全てをイチゴに押し付けたのは、わたしの失策。とりもどせるものかは分からないけど……ごめんね。」
これが謝りたかった2つめのこと。

「環境が変わったら、わたしに依存……じゃないけど、100%寄りかかることはなくなるだろうって、気付いてた。でも本当は、お互いに精神的に自立して、足りないところを補い合えるような関係になれたらそれが一番じゃないかなって思ってる」
これが伝えたかったこと。

イチゴさんは、「なるほどね」って納得した様子で、わたしの頭を撫でながら、
「ひとりで反省会してたの?」
って。
「うん」
って言ったら、また頭を撫でてからぎゅーってするから、そこで涙腺崩壊した。笑

泣いてるの?と言われて、泣いてない!って答えてから、さすがに誤魔化しきれないわねと思って、
「ぎゅーしてくれたのが嬉しくて」
って言ったら、
「そっか」
って。
わたしが伝えたことに対してどう思うか意見を……と途中まで言って、
🌸「いや、いい!答えなくていい!そゆとこだよwww」
🍓「wwwww」
みたいな感じで、気付いたら眠ってた。

イチゴさんは何度か起きては、わたしの身体に手を伸ばしていた。
2週間前までは、「このちっちゃなおっぱいも、ぷるんぷるんの太ももも好き~❤」って言ってたのに、
この時は、「ボディタッチで自分の気持ちがアガるかを確かめて」いるようで、、、
でも、多分アガってないのかなって思った。

と思ったら、寝起きに……一発。(言い方)
身体が反応したのか、単純に朝勃ちの性欲処理なのか分からなくて、わたしは何だか悲しくて泣いてしまった。

日曜日は一緒に過ごして、一緒にランチいって、帰ってきてからテレビを見て。

わたしは、もうイチゴさんに何も求めないって決めた。

日曜日の夜、翌日の朝またすぐに出て行くイチゴさんのお弁当のひとつでも作ってあげたくなって、
イチゴさんの好物の生姜焼きでもと思ったら玉ねぎがなくて、
すぐ近くの実家に貰いに行くかなと思ってね。

「ちょっと実家いってくるね」
って言ったら、なんで?って。
「忘れ物」
と言ったら、あんまり納得してないみたいだった。

一緒に暮らし始めて最初の頃は、ことあるごとに「もう実家に帰る!」ってゴネていたわたし。
まあ、母には言ったけどね。
別れるかもしれないと。五月が終わって、本当なら向こうに行くタイミングで土壇場でダメになって帰って来るかもしれないから、って。
母は、わかったよって。
まあ母はいつだって、「アタシは別にアンタがどっかで子ども作って帰ってきてもいいんだけどね」ってスタンス。わたしたち姉妹が、帰る場所がないなんて思わないようにふるまってくれる人だからね。
「まあ、向こうに行くのはアンタが納得して決めたことだからね」
とも言っていた。
無闇にイチゴさんを責めるような人ではなくて、有難い。


ま、母に話したことはイチゴさんも気付いただろうな。
もしかしたら、自分が寝てる間にサクラが家を出るかもしれないとも考えただろう。

寝てる間にしてたのは、お弁当作りだったんだけどね。
仕事を休んで会いにいったことも、今までは「サクラの好きなところ」だった。でも、それにも彼の気持ちは答えを得られないんだから、
お弁当作ったところで、それがイチゴさんにとっては重荷というか、重たく感じられるかもしれないなとは思った。

だから、月曜日の朝、起きて、お弁当作ったからって言うときに、
「カップ麺ばっか食べてるから肌荒れしてるよwwww」
って言ってやった。笑
イチゴさんも笑って、お弁当を持ち上げた。

玄関先で見送る時に、イチゴさんはいつもみたいにわたしを抱き寄せて、お尻をサワサワサワサワと撫でて……
いつもだったらそこで行ってらっしゃいのキスをして見送っていたところ。
どうするんだろうと思っていたら、マスクを外して、キスした。


わたしは今、「愛されていないんだ」という気持ちと戦っている。
違うんだよ、愛されてないわけじゃない。

いくつかの可能性が脳裏をよぎる。

①わたしに飽きた
②実は他に好きな人ができた
③心身に変調をきたしている

①ならどーしようもないね。笑
仮にわたしが向こうへ行って、一緒に暮らし始めたところで気持ちが戻ることはないでしょう。

②は、やりとりから考えて、あんまり無さそう。
でも、無いとも言い切れない。「他に好きな人ができたんじゃないって、証明してよ!」って今は言えないから。
やりとりから考えて、あんまり無さそうだけど……でもなあ、そもそも、別れ話になったことだって、わたしにとっては寝耳に水だった。
100%ないとは言い切れないから、覚悟はしておこう。そしてこの場合も、わたしへの気持ちが戻ることはほぼ、ない。
今日書いて来たこんな話の中でも、イチゴさんはお風呂に入る時以外、ペアリングを外さなかった。他に好きな人がいる状態で、そんな器用な人ではない、と、思うんだけど。

③を危惧している。
イチゴさんは今、本当にものすごく忙しくて毎日フルスロットルで働き続けて、
日曜日のほんの雑談の中では、上の人に凄く気に入られていて、的なことも話していた。
帰ってきて食べるのはカップ麺ばかり。
最初の頃は少しは自炊もしていたようだけど、忙しすぎてそんな余裕もないみたい。
好きだったものに急に無関心になるって、初期症状として読んだことがある。

③だったらいいなんて少しも思わない。
でも、もし③だったら……ここで、ちょっと愛情表現が足りないぐらいで、求めに応じて貰えないぐらいで、離れたら一生後悔する。

そんな気持ち。

まだまだ考察の余地はありそうだ。

「アラフォーの年上女が、年下の男の子にすがるなんてカッコ悪い」
「離れたくないって気持ちに従ったけど、本当にこれでいいのかな?気持ちが戻らないかもしれないのに??」
なんてオフラインの日記には書いてあったけど、
それは全て、自分本位な考え方だと今は思う。


オフラインの日記に書いたし、読み返したし、自分で何度も色々考えたけど、
考えるたびに結論は判然としていく。

イチゴさんのペースに合わせる。
いまは何も求めない。

それが、いまわたしにできる唯一のことなんだろうと思う。


また書きます。




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