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同志社大学古文の記述問題の研究

同志社の国語の合格点確保には記述問題の研究が欠かせない。過去問題を通して、得点できる答案とは、どのようなものか分析したい。

同志社2/9神商心グ地古文記述
傍線「丁寧に供養しけり」について、「丁寧に供養」したのはなぜか。国司の身に起こったことをふまえて説明せよ。

【分析】標準                            貞遠を「丁寧に供養」した。ここの「供養」は、僧である貞遠に物品を「捧げる」の意味。この設問の厄介な点は「国司の身に起こったこと」を説明するのではないということである。あくまでも、「ふまえて説明」ということに留意したい。問われているのは、国司が貞遠を「丁寧に供養」した理由である。

【解答例】                             夢で見た厩に捕らえられた普賢菩薩は、貞遠だと気づいたので。30字

【ポイント】                            夢の内容をまとめて、「~という夢を見たから」というおバカな答案が大量に出たと思われる。夢の普賢菩薩が貞遠ということに気づくというニュアンスがなければ満点はとれない。

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