見出し画像

同志社大学古文の記述問題の研究   

同志社の国語の合格点確保には記述問題の研究が欠かせない。過去問題を通して、得点できる答案とは、どのようなものか分析したい。

2/5同志社全日程『古今著聞集』
傍線部「番は極めたるしれものにて候ふ」とは 番のどのような行動について述べたものか、説明せよ。

やや難。ポイントは、「番」と遠景のやりとり、そして傍線部が遠景の言葉で大将に向けたものであることを考えたい。

解答例①
義兄の番を義父と敬う遠景の好意 を、娘はいないと拒絶する行動。
【解説】番と遠景の関係とやりとりをまとめるパターン。

解答例➁
義経に連座した身の程を弁えず、遠景の好意を拒む頑固な行動。
【解説】大将に対して番を「極めたるしれ者」と述べるのは
義経を見送ったことで大将の勘気を受けていることを踏まえた答案。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?