1/100 バルバトスルプスレクス 製作記10 〜電飾〜
こんにちは。
はじめましての方は、はじめまして。
いつも読んでくださる方は、今日も来ていただきありがとうございます。
鋭意製作中のバルバトスルプスですが、今回はツインアイの電飾に挑戦してきます。
必要なもの
電飾に必要なものといえば、やはりLEDですね。これがなくては始まりません。
作業に際し、秋月電子通商さんで10個入りの赤色チップLEDを購入しました。
しかし開封してみると・・・
(左が購入したチップLED。サイズ比較用に、右に米粒をおいてみました。)
ご覧のように、メチャメチャ小さいんですよ!
ちょっとの鼻息でも吹っ飛んでしまうやつです。
なくしたら一生見つからないやつです。
ハンダ付け難しいやつです。
完全にサイズを見誤ってしまいました。。。
これは苦戦の予感がします。
LED単体では当然光らないので、こちらのエナメル線も必要です。(↓)
銅線の周りをエナメル質の被膜でコーティングさせたもので、二本以上が触れ合ってもショートしません。
銅線部分を露出させるには、紙やすりで被膜を削り落とすか、ハンダを直接当てて被膜を溶かす必要があるので注意が必要です。
ハンダ付け
チップLEDを、基板を経由しながらハンダ付けしていきます。
ちなみに僕は、ハンダ付けを中1の頃から経験していまして、プラモデルよりも付き合いは1年半ほど長いです。だから上手いってわけではありませんが、自信はありますよ。まあまあ。
※ここからは、ハンダ作業用のカッターマットを敷いて撮影を行なっています。
普段のものより汚いですが、ご了承ください。
今回使う基板です。
穴同士の間隔が狭く、両面にランド(穴の周りの銅箔)が敷かれているタイプの基板です。
それを上の写真のように、幅2マスでカット。
側面の毛羽立ちは、ヤスリで整えました。
(↑)カットした基盤を、こんな感じで粘着面を上にしたマスキングテープに貼り付けて、ハンダ付けの準備完了です。
(↑)まずはLEDを置く予定の穴2つに、ハンダを少量盛っていきます。
この時、隣同士のハンダがくっつかないように注意が必要です。
くっついたら(ハンダ除去などが)結構面倒臭いので、意地でも阻止しなければいけません。
(↑)続けてLEDをハンダ付けしていきます。
※拡大版です(↓)
LEDをピンセットか何かで押さえながら、溶かしたハンダとLEDの金属部分とをつなげていきます。
これがなかなかに大変でした。
チップLEDを含む半導体全般は、基本的に熱に弱い性質なので、長時間ハンダごてを当て続けると、いずれ壊れてしまいます。
なので、綺麗に繋げるにはそれなりの早技が求められます。
(実際この作業で、2個ほどのチップLEDがお亡くなりになりました…)
2個の犠牲を無駄にしないために、なんとしてでも成功させなければなりません。
(↑)裏側にもハンダを盛って、そこにエナメル線を接続します。
エナメル線は事前に先端部分を熱で溶かし、ついでにハンダも乗せておいて、繋げやすくしました。
ひとまずできたので、一旦電源と繋いで光らせてみます。
いい感じですね。断線とかの問題はなさそうです。
いらないところをカットして拡大(↓)
(ピンボケが・・・)
これで銅線付きチップLEDの完成です。とりあえず一安心(*´-`)
組み込み
作成したチップLEDを、頭の中に収めていきます。
(↑)こんな感じで、エナメル線とLEDの通り道を確保しながら、配線を通していきます。
顔のど真ん中のダボが邪魔だったので、思い切ってダボを殺したりと、大胆な工作に取り掛かれる行動力も求められると思います。
(↑)続いてボールジョイントにも、上から下へ貫通するような穴を開け、エナメル線を通していきます。
関係ないんですが、内部フレームの黒いパーツはとても柔らかく、切削などの加工がしやすかったです。
おそらくKPS(強化ポリスチレン)だと思います。
この時点で、LEDの光が真っ直ぐ届いているか確認。
(↑)胴体のパーツと組み合わせるとこうなりました。
額から若干光が漏れてしまっていますが、それらしくはなってくれてました。
アップで見てみましょう。(↓)
光に少しムラがあるのが残念・・・
☆完成です☆
どうでしょうか。
外装を取り付けると、光の漏れとかは全然気になりませんね。
ただ、前回作成したクリアパーツはやはり形が悪かったのか、光を通すと造形的な弱点が顕著に現れてしまいました。
またいつか、再戦を希望します。
今のところは電源を外から供給していますが、ゆくゆくは胴体の中にボタン電池を仕込み、バルバトス単体で光ってくれるようにしようと思っています。
課題はたくさんありますが・・・
今日はこの辺にします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
つづく
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