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1/1200 ガウ攻撃空母 製作記4 〜小さな役者たちに命を吹き込む〜

ついに新年度に突入しました。

無事に進級はできたものの、これから大変な一年になりそうです。

実は僕、3ヶ月ほど前から部長をやっていまして、仮入部の対応や行事等の取り仕切りなど、昨年度以上に忙しくなりそうだなと感じる今日この頃。
「部活」といっても身体をバリバリ酷使する運動系の部ではなく、まったりかつワイワイとした文化部の部長をやっているので、やっていることはほぼ事務作業のようなものです(笑)

今後社会に出たら、社長のような何かのトップに立って仕事を行う機会には滅多にめぐりあわないと思うので、今この時間を大切にしながら部長職を全うしようと思います。

それでは、本題に入っていきます。



今回塗るもの

現在製作中の「1/1200 ガウ攻撃空母」に付属しているこちらのパーツたち。

ガウ本体と同じ1/1200スケールの、モビルスーツとドップ(戦闘機)です。

とりあえずランナーから切り離しましたが、足裏はゲートをあえて残しておいて、塗装用持ち手に持ちやすくしています。ドップは粘着面を上にしたガムテープに貼り付けて塗ることにしましょう。

切り離したパーツは、ゲートとパーティングライン(金型の合わせ目)の処理を軽く行いました。目立つところだけで十分です。

とても小さい対象ですが、めげずに塗っていきましょう!


まずはサフ吹き

形状の確認と、この後塗る塗料のノリを良くするために、サーフェイサーを軽く吹いておきました。

サフを吹いて分かる、モールドの細かさ。
オーパーツ級ですねこれは。


本塗装

ここからは筆で塗っていきます。

使う塗料は、水彩絵の具「アクリルガッシュ」です。

中学校の美術の授業でお世話になった、いたって普通の絵の具です。
ネット上の動画などでは、海外製の水性塗料「ファレホ」を使っている様子をよく見ますが、ファレホは値段が少しお高めなのが難点…
ファレホと並ぶ海外製の高性能水性塗料「シタデルカラー」もそうですが、1瓶の値段が結構するので、高校生の財力では何本も買えないのが現実。
その分、どちらも性能は折り紙付きということで、いつかは使ってみたいものです。

今回は、身近な水彩絵の具を使うことで、敷居をグッと下げた感じになっています。


塗料を出すパレットにも一工夫。
ウェットパレットと呼ばれるパレットを使いました。

水性塗料の乾きを遅くさせる便利アイテムで、詳しくはnippperの記事をお読みください。

今回は、記事内で紹介されている市販のセット商品は使わず、写真のように、水に浸したキッチンペーパーの上に、100均のクッキングシートを敷いてウェットパレットを作りました。

▲ケースは発泡パックです。

長時間経っても乾くことなく、非常に使いやすいです。
水溶きで水性塗料を筆塗りするときにはオススメ。


(※ここからは量産型ザク1体だけにフォーカスして、塗装の様子をお伝えしようと思います。)


まずはメインカラーの黄緑色を塗ります。

▲後で汚すので、少し明るめでOK!

考え方は普通のプラモ塗装と同じで、基本的に薄くて弱い色から順番に塗っていきます。

次に濃い緑色です。


続いて黒・グレー。

だんだんザクっぽくなってきました。


はみ出している箇所がたくさんあるので、リタッチで微調整。

これで、本塗装は終了です。
簡単に終わらせたように見えますが、実際はものすご〜く集中して作業したので、塗装後はもうヘトヘト・・・( ̄▽ ̄;)


半光沢コート

アクリルガッシュは隠蔽力こそ高いものの、塗膜の強度が非常に弱いという性質があるらしいので、塗膜の保護と汚しの下準備も兼ねて、半光沢のトップコートで一度コーティングしておきます。

アクリルガッシュを塗っただけのガサガサな状態とは違い、少しツヤが現れました。


ウェザリング

タミヤエナメルのフラットブラウンを全体に塗りたくり、スミ入れも兼ねてウェザリング(汚し)を行います。
乾く前に、溶剤をつけた筆で拭き取りつつ、雰囲気をつけていきます。

▲これで歴戦の勇姿感が増しました!


つや消しコート

最後はつや消しのトップコートで締めます。

絶妙な汚れ具合と、落ち着いたツヤが実にマッチしています。

あとは、パーツをゲート部分で切り離せば、全工程終了です!


まとめ

同様の手口で、他の方々も塗りました(↓)

▲ズゴックの片方はシャア専用機に。ドップの片方はガルマ専用機にしてみました。


今回は、キットに付属する小さいモビルスーツ・戦闘機を頑張って塗装しました。モノアイ部分は未塗装ですが、また後日塗ることにします。


ちなみに、これは約一年半前に製作した、MGボールver.Kaに付属する整備員のフィギュアです。(↓)

※実はパイロットがもう一人いたのですが、失くしてしまいました(;ω;)

これも、今回と同様のやり方で塗りました。
MG付属のフィギュアや、ビルダーズパーツの1/100フィギュアの塗装にも応用できるということです。

色数豊富な絵の具でできる、小さな役者たちの塗装、是非お試しあれ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

製作記をマガジンにまとめましたので、こちらも是非(↓)


つづく




参考動画:ユミコンモデルズ

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