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BB戦士コマンドガンダム 製作編

先日ご紹介したガンダムベースの戦利品「BB戦士コマンドガンダム」

今回はこちらを作っていきます。




レビュー

普段、キットレビューの方は大手レビューサイトに任せていますが、このキットに関してはネット上にレビュー記事があまり出回っていないので、紹介がてらレビューさせていただきます。


ランナー紹介

ランナーは赤・黒・緑の3色が各一枚ずつ、合計3枚。
最近のガンプラならそれぞれのランナーに「A」「B」「C」などのタグがついていますが、このキットにはついておらず、パーツは1番から46番までの通し番号で振り分けられています。
地味なところですが、説明書を見ながらパーツを探すのに少し時間がかかったりします。(旧キットも同じですが)
この辺りは時代を感じますね。

※ホイルシールは、写り込みの関係で裏向きにしています。申し訳ありませんm(_ _)m

その他、説明書・ホイルシール・ポリキャップなどです。

初期のBB戦士恒例のギミックとして、弾のリアル発射がこのキットにも搭載されていました。
BB戦士の名前の由来でもあるこの発射ギミック。最初期はBB弾を弾に使用していたことからBB戦士と呼ばれているそうですが、コマンドガンダムの場合はミサイル・弾丸の造形が施された弾を飛ばすことになっています。

ギミックの核を担うのがこちらのスプリング(バネ)

これを武器の中に仕込んで、発射ギミックを再現しているようです。

何とも愉快で楽しそうなギミックです…が、実際やってみるとあまり飛ばなかったので、今回はそういった仕掛けはオミットして製作します。
しかしながら、小学生からすれば心躍るに違いありません。

もちろん、弾は人に顔や動物に向けて発射しないでという文言が四度にわたって載せてあり、安全面への配慮も行き届いているようです。さすが。


パチ組

まずは軽装タイプから。

ご覧のように、パーツでの色分けは最小限ですが、プロポーション自体に違和感を感じることはなく、非常に安定したスタイルにまとまっています。
胸部付近がカクカクした面構成なので、マッシブな印象を受けます。
この時点でもうカッコイイ(*´꒳`*)

コマンドガンダムの本当の魅力はここから。
キットには、非常に多くの武装類が付属しています。

これらを組み換えることで、さまざまなバリエーションを楽しむことができ、
実用面でも、さまざまな戦況に対応することができるとかできないとか。


▲まずは標準武装タイプから、右肩に4連ミサイルランチャー、左手にNCヘヴィガンを装備した状態。



▲続いて右手にマシンガン、左手にナイフを持った状態。
おそらく白兵戦仕様だと思います。


そして究極の最終形態として、3種類の重火器を合体させたメガバズーカランチャーモードです。

メガバズーカランチャーモード

ミサイル・マシンガン・ヘヴィガンを組み合わせることで、前述した発射ギミックでも夢の6連発射ができるそうです。
これぞロマン。


写真のように、武器ユニットの位置を少し高くすると、無理なく上向きの発射姿勢をとることができます。
左目にはターゲットスコープを装着して、見た目通りの真剣な眼差し。


小さな身体に武器モリモリのアンバランスな感じが、何ともたまりません。
身体は小さくとも、大きな魅力を秘めているキットです。

今回はこのキットを、筆塗り部分塗装で仕上げていきます。


ギンギラ銀、どうする?

塗装する上で、まず真っ先に考えたのは銀色をどうするかです。

写真のように、本来は銀色でキラキラしているはずのアンテナが、成形色では赤一色となっています。

てっきり、時代も時代なのでアンテナはメッキ調だと思っていたので、少し塗装を考える必要があります。

メッキ調の塗料って、少しお高いんですよね…
特にガイアノーツのプレミアムミラークロームなんかは、一瓶1500円もする超高級塗料で、僕には手の届くはずもない部類なんですが、いつかは使ってみたい、憧れの塗料の一つです。


そんなメッキ調塗料で、お手頃価格なものとしてこれを購入▼

巷で話題の4フォーアーティストマーカーです。

マーカーですが、塗料自体はエナメル性で、筆塗りにも適しているとのこと。

メッキ調のマーカーならガンダムマーカーEXメッキシルバーも気にはなりましたが、予算の関係で4アーティストマーカーに白羽の矢が立ちました。
YouTubeやAmazonのレビューではわりと良い評価なので、ポテンシャルは十分だと思います。

ということで銀色はこのマーカーを使って塗装してみます。


塗装(アンテナ編)

まずは頭部のアンテナから。

▲塗装前

ご覧のように赤一色。
地色の主張が強いので、色がちゃんと乗ってくれるかが不安。

4アーティストマーカーはペンタイプのマーカーで、そのまま塗ることもできますが、ムラを極力なくしたいので今回は全て筆で塗ることにします。

こういったマーカー塗料を筆で塗る時には、ペン先をパレットに押しつけて塗料をまとめて出し、そこから筆に塗料を含ませて塗るやり方が一般的なので、それに従って塗装。
塗料を出すパレットには牛乳パックを使っています。
コーティングされた紙なら何でも良いので、牛乳パックで十分。


そして塗装完了▼

塗料自体の隠蔽力は高めで、地色には左右されず、持ち味のメッキ調を十分に発揮してくれました。
面を撫でるように筆を動かすと、筆ムラの大渋滞になってしまうので、筆に含ませた塗料を置くように塗っていき、筆ムラを極力減らすようにして塗り上げました。

アンテナにはもちろん安全対策のフラッグ(先端にある出っ張り)がありましたが、シャープ化のヤスリ傷が目立つのは嫌なので、今回はフラッグを切り飛ばすだけの簡易先鋭化で済ませました。
塗装重視で楽しみたいので、妥協できるところは妥協しています。


塗装(胴体編)

胴体部は、ご覧のように腰から首までが一体化しています。

設定画によると「黄・銀・赤・黒」の4色を部分塗装することになっているため、このキットの鬼門の一つ。
特に黄色は、成形色の深緑の上で発色する希望もないので、悩みどころです。


複雑に入り組んだ面構成と格闘の結果こうなりました▼

黄色の箇所ですが、黄色ではなく金色で塗ることにしました。
黄色と近似色であるのと、発色が非常に良いからです。
使用塗料は水性ホビーカラーのゴールド。
エドワードセカンドVの時に大活躍した塗料で、今回も参戦。

中央部の銀色は4アーティストマーカーを筆塗り。
赤色はエナメル塗料のレッドを使用。

ガンダムタイプではおなじみの腰のV字も、水性ゴールドとエナメルレッドとの連携プレーで、塗り分けに成功。
具体的には、ゴールドを下地に塗った上にレッドを塗り、はみ出したところをエナメル溶剤で拭き取ることで、綺麗なV字を描きました。

黒もエナメル塗料のブラックを使用して、インテークの内部を塗り分けました。


塗装(ほかの部位)

まずは脚部から。

使用塗料は胴体とほぼ同じなので、省略。
赤色は何回も重ね塗りをして何とか発色させました。


続いて腕部

本来は肩全体が緑色なのですが、合うような緑色の塗料を持っていなかったので、Gアームズのパーソナルマークを右肩に貼り付けてお茶を濁す作戦に。
ここは塗った方が良かったかな…


次は頭部。
目のシールを貼り付けた状態で。

瞳のシールを貼ることで、一気にコミカルな印象になりました。
これはこれでいいな。


塗装(武装)

武装類です。

ほとんどを水性ホビーカラーの赤鉄色で塗装。
水性ホビーカラーの鉄系統の色は本当に優秀で、筆塗りでの筆ムラが意外と目立ちません。
今後もお世話になる塗料だと思います。


ここでターゲットスコープをピックアップ。

▲ターゲットスコープ

コマンドガンダムの左目に装着するスコープです。
スコープとしてのリアリティを上げるために、窪地の底にラピーテープ貼り付け、その上にUVレジンを塗布してスコープを仕上げました。
地味ですが、お気に入りのポイントです。


組み立て

各部位を組み合わせるとこんな感じ▼

長くなりましたので、次回完成編を書こうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


↓↓↓   完成編 ↓↓↓





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