「ひ・よみ」こぼれ話その3…「夫婦別姓」に戻したいの?

・武家以前は別性だった

一見、「ひふみのふで」とは関係がないように思われますが、
「平将門」のことを調べているうちに、
不思議なことに気が付いてしまいました。

当時は夫婦別姓だったようなのです。

それ以前では、夫婦別姓の有名な人物に、
「県犬養三千代」がいます。
のちに橘三千代となりますが、
これは婚姻によるものではなく、
天皇から姓を賜ったことによります。


そこで、いろいろと考えてみました。
あくまでも、思い付きなので、どこまで正しいかどうか、
問題提起になれば程度に思ってください。


平安時代までの「妻問い婚」というかたちでは、
実家に居続けているので、
ある意味、夫婦別姓は当然と思われます。

紫式部、清少納言など平安時代の女性の名が知られていないのは、
夫婦別姓から同姓への過渡期だったからなのではないのか。


夫婦同姓が常態化したのは、武士の世になってからと思われます。

北條政子、日野冨子という呼称は、後世に作られたもので、
当時は使われていなかった、とのことです。

「平家にあらずんば、人にあらず。」と言っていたときに、
平家に嫁に行っても旧姓のままでは、
実家に利点が少ないと思われます。

戦乱の武士の世に、同盟の証として婚姻をとり行っても、
いつ、敵対するようになるか、わかったものではありません。

嫁に対して、どちらの姓を名乗るかということは、
どちらの味方でいるか、ということになります。

いつまでも旧姓のままでいられては、
「寝首を掻かれる」ということに成り兼ねません。

姓を変えるということは、嫁した先に「忠誠を誓う」ということなのです。
だから、同じ墓に眠るのです。
「夫」に嫁する、のではなく、「家」に嫁するのです。

最初は「源平藤橘」程度だったものが、
居住地、役割、分家などによって、
どんどん姓が増えていきました。

日本の苗字が異常に多い、というのには、
こういった経緯があります。


現在の周辺諸国では儒教の影響で、
夫婦別姓が残っているといいますが、
実際には、「武家」による、真の内乱・勢力争いというものがなく、
王朝の盛衰は、外圧によるものばかりなので、
「貴族」時代を引きずっているものと思われます。

ごく少数の貴族と、大多数の奴隷扱いの人々の社会では、
貴族の仲間内で区別できればよいだけなので、
苗字は多くなりません。

同族意識ばかり卓越すると、
国家観、社会観が歪んでしまいます

国全体が、姓を扱っている歴史が浅いのです。


普通、宗教的理由などから、姓・名の種類の少ない国や民族では、
父方、母方、祖父、地域名など、いろいろなものをつなげていくので、
実際には、日本人が驚く、「長い名前」というものになっています。
でなければ、世の中が、生活範囲が広がっていくにつれて、
同姓同名が数多存在して、支障が出てしまいます。

神と直接、個人がつながっている、という宗教では、
先祖をないがしろにするので、名前も短かくなっています。
しかも、このような社会では、下手をすると、
祖父母の墓の存在もわからなくなっている、とのことです。


江戸時代には、貴族・武士以外は「名字帯刀」を許されていない、
というものは、実際に苗字を持たないのではなく、
公式の場での利用を許されていなかった、ということなので、
ぼぼすべての日本人、賤民とされてきた人々にも、
苗字はあったのです。


千年の歴史・文化・伝統をまた、
一時的に外国から来た人々に屈して、
元に戻すのですか。

国連などの汚染された組織に、
文化を破壊されるいわれはありません。

「郷に入ったら、郷に従え。」
という言葉を知らない、外国人ばかり。

こういう人たちは、帰化人ではなく、
治外法権を求める植民なので、
お国に帰っていただきましょう。

三代続いて「江戸っ子」というのと同様に、
帰化三世までは、同化しきれていないので、
被選挙権を与えてはならないと思います。

相手に対する不信感の強い文化ほど、
始終「愛している」とか、言っていなければならないのです。


姓の扱いは、皇統の扱いにも直結します。

簡単には、夫婦別姓とはいきません。

子供による、別姓の親に対する、
家庭内暴力の原因ともなります。

戸籍まで変更する必要はありません。
戸籍を変更して「族譜」でも作りたいのですか。


表札に複数の苗字が書かれているのを見ると、
日本の住居表示を知らない人なのだ、と思います。

サザエさんの家の表札に、
「磯野・フグ田」と書かれていますか?
「磯野」だけです。
サザエさんに手紙を出すには、
「磯野様方 フグ田サザエ様」と書かなければいけません。


思いつくままに、いろいろと書き連ねてきました。
最後まで、お読みくださり、ありがとうございます。

皆さんは、どうお考えになりますか?


#ひふみのふで #夫婦別姓 #貴族社会 #武家社会 #様方

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