バスケ観戦が絶対楽しくなる!意外な時間管理ルール
こんにちは!朝比奈です。
中学、高校とバスケットボール部に所属し、6年間続けてきました。そんな僕が今回お伝えするのはバスケ観戦が絶対楽しくなる!意外管理ルールです。
今年、八村選手がNBAにドラフト指名されて日本国内でも盛り上がりを見せたバスケットボール。みなさんも一度は体育でやったことがあると思います。今後、オリンピックやワールドカップ、Bリーグで試合を観戦する機会が増えてくると思います。
そこで今回は知っていたら絶対バスケ観戦が楽しくなる意外な時間管理ルールを紹介したいと思います。そして知ったら誰かに話したくなることもあるはずです。ぜひ最後までお読みください。これであなたもバスケ観戦が楽しくなるはず。
※NBAとFIBAのルールは多少異なります。今回、紹介するのはFIBAのルールです。
さっそく紹介していきたいところですが、みなさんはバスケットボールのルールをいくつ知っていますか?
おそらく体育で習うのはボールを持った状態で3歩以上歩いてはいけないトラベリング。ドリブル→ボールを持つ→ドリブルが禁止のダブルドリブル(ダブドリ)。半円のラインの外から打つと3点入る、スリーポイントシュート。この3つはご存知かと思います。
今日はそれ以外の時間にまつわるルールをご紹介します。
時間?と思われた方もいるかと思います。そもそもバスケットボールは10分×4回(高校生以上)の時間制のスポーツです。一発逆転が起こり得る野球などとは違い時間を見ながら試合を進めていくことになります。
ただ、今回紹介するのはその試合時間だけでなく更に細かい時間制限です。バスケットボール選手は、その時間のことも考え試合を組み立てていきます。
まずはその時間を紹介します。
3秒:ペイントエリア内での制限
5秒:スローイン、フリースロー、ボール保持
8秒:バックコートバイオレーション
24秒:ショットクロック
試合時間とは別に上記の時間も考えてプレーしています。一つ一つ紹介していきます!
バスケットボール意外な時間管理ルールその①
3秒:ペイントエリア内での制限
オフェンス側が気にする時間です。これは画像のピンク色のエリア内に3秒以上いてはいけないというルールです。
そのエリアの中で攻めたいプレイヤーは3秒でシュート、パス、またはエリアから出ることをしないといけません。3秒以上いると、試合が止まり、相手ボールからの再開となります。
ゴールから近いだけにチャンスは大きいですがその分、制限もあるエリアです。
このエリアでボールを持たれたらオフェンス側が非常に有利です。ボールを持つ前のポジション取りが勝負を分けます。
バスケットボール意外な時間管理ルールその②
5秒:スローイン、フリースロー、ボール保持
5秒には3種類の状況があります。
1つ目はスローインです。試合が再開するときにオフェンス側のプレーヤーがコートの中にいる味方にパスをしてから始まります。これをスローインと呼びます。スローインは審判にボールを渡せれてから5秒以内にしなければいけません。5秒以内にできなければ相手ボールからの再開です。
次にフリースローです。フリースロー自体はご存知の方も多いかと思います。シュートしようとしたけど、ファールをされた時に打てるシュートのことです。文字通り、フリーなので誰も邪魔をしません。(物理的に)
そのフリースローですが、審判にボールを渡せれてから5秒以内にシュートをしないと無効になります。激しい試合の中、誰も邪魔をしないフリースローでは深呼吸をしてから打つ選手も多くいます。
ここで休憩をしすぎると5秒以上になってしまうので、それぞれフリースロー前は決まったルーティンがあるので、そこに注目して観戦するのも面白いかもしれません。
最後にボール保持です。
ボールを持ったプレイヤーは1mの距離でディフェンスをされた場合。5秒以内でシュート、ドリブル、パスをしなければなりません。ディフェンスが厳しいとなかなか次のアクションが起こしにくいです。その中でも冷静に判断できる力が求められます。
5秒と聞くと長く感じるかもしれませんが、オフェンス側は短く、ディフェンス側は長く感じるものなんです。1秒を削り合う選手の表情にも注目です!
バスケットボール意外な時間管理ルールその③
8秒:バックコートバイオレーション
こちらを説明する前に、このあと紹介しますが大前提としてバスケットボールは24秒以内でシュートしなければいけないというルールがあります。ショットクロックと呼ばれたりもします。
つまり試合時間は40分あるからといってずっとボール保持して終わることはできません。常に時間を見てシュート(得点)を狙わなければなりません。なので、サッカーなどのボール保持をしても良い競技と比べるとハイスコアに試合結果になります。
少し話がそれましたが、8秒ルールについてです。バスケットボールのコートは長方形です。コートの真ん中に線がありますがセンターラインと呼ばれています。ゴールをする側のコートをフロントコート。逆側のコートをバックコートと呼びます。
8秒:バックコートバイオレーションというのは、8秒以内にフロントコートにボールを移動させてくださいねというルールです。
24秒以内シュートまで持っていかなければいけませんが、その前に8秒でフロントコートにボールを移動させないといけないということです。
「8秒あれば簡単じゃん!」と思われた方もいるかもしれませんが、べったりとディフェンスされていると、なかなか難しいです。接戦の試合の終盤になってくるとよく見られます。また今度紹介しますが、ディフェンスがトップから守ってくると8秒を取られることが増えます。
漫画スラムダンクを読んだことがある方は、山王工業のゾーンプレスをイメージしてもらえると分かりやすいかもしれません。あんなことされたら、まずはフロントコートにボールを移動させることが第一となってきます。
逆に8秒をとることができたディフェンスのチームは、守り方が良かったということになります。
バスケットボール意外な時間管理ルールその④
24秒:ショットクロック
最後に24秒:ショットクロックについてです。
8秒:バックコートバイオレーションで紹介しましたが24秒以内でシュートしなければいけないというルールです。コートには必ずショットクロックと呼ばれる電光掲示板があります。その時間を見てオフェンス側はシュートまで持っていきます。
『24秒以内にシュートを打った!リングに当たったけど入らなかった。』という状況があったとします。リングに当たるとショットクロックはリセットされます。
ですが!!ここに、また新しい時間が登場します。14秒です。
この14秒とは、『24秒以内にシュートを打った!リングに当たったけど入らなかった。もう1回オフェンス側がボールを取った!』という時に登場します。
リセットされるから、また24秒以内にシュートすればいいという訳にはいきません!オフェンス側がボールを取った場合は14秒から再開されます。そう、オフェンス側がまた攻めるぞとなったときには24秒から10秒減った状態になります。
『さっきよりスピーディーにシュートするな』と思っている時は、もしかしたらこんなルールがあったときかもしれません。
逆にディフェンス側がボールを取った時は24秒から再開されます。
※漫画スラムダンクでは30秒ルールと呼ばれているものが24秒ルールです
バスケットボール意外な時間管理ルールまとめ
いかがでしたでしょうか?思ったよりたくさんの時間があったと思います。選手はそんな時間のことを考えながらプレーしています。
この時間管理のことを知った状態で試合を観戦すると、なぜそのプレーを選択したのか?など楽しみが増えると思います。走って、止まって、飛んで、時間管理もしっかりするスポーツがバスケットボールです。
いろんな時間に関するルールがあるので、試合展開がスピーディーなのもバスケットボールの魅力の一つです。
このブログがきっかけでバスケットボールの試合を観戦することに繋がったら嬉しいです!