部長だより第2号|大遅刻

月末に間に合いませんでした。申し訳ありません。
テスト期間明け直後のγです。今回も、天文をより楽しむための情報をお伝えしていきたいと思います。

1.日常の中に天文を

前回(第1号)「天文の楽しみ方」について書いた中に「飾る」というのがありましたが、今回はそれをもう少し詳しく説明していきたいと思います。

「天文をより手軽に楽しみたい!」そんなあなたにおすすめなのが、星モチーフのグッズを買ってみることです。とはいっても、これがなかなかお店で見つからないこともあるのではないでしょうか。
そこでおすすめしたいのが、"Lagrange"という、一般社団法人天文宇宙教育振興協会が運営するネットショップです。
ここでは、天体望遠鏡などの天体観測用グッズに加え、文房具やアクセサリー、ポスターなど、天文をより身近に感じることができるグッズを買うことができます。ネットなので、雑貨店で探さなくても簡単に自分の欲しいグッズを探せてすごく便利です。
最近ずっと星座柄のグッズが欲しい!!と思っていた私は色々あってこのショップにたどり着き、普段あんまり衝動買いしないのに勢いでよさそうなものを買ってしまいました。現在金欠です()
購入したものがこちら↓


トートバッグ・マーカー・メモ帳
これらは全部STUDY HOLICというブランドのものなのですが、このブランドでは”学び”をテーマにしたグッズがたくさん展開されていてすごくオススメです。
しおり・シャーペン
しおりについているのはすばる(プレアデス星団)です。
シャーペンは限定品とのこと。

個人的にはこれらは使いやすかったり、おしゃれだったりするのに加え、"その星について知りたくなる"といういいところがあると思っています。
皆さんも気になったらぜひ買ってみてください😊

2.日本人が天体発見!?

最近ニュースを見ていたら、こんなのがありました。

なんか見つかったのはすごいけど、超新星って何者なのかわからない!という人のために、ここでは超新星とは何かを説明していきたいと思います。
まず新星というのは、星が突然明るく光り始める現象のことを指し、その中でも規模が大きいものを超新星と言います。「超新星爆発」という言い方もするのですが、こちらはなんとなく聞き覚えがある方もいるのではないでしょうか。
超新星は、「Ⅰ型超新星」と「Ⅱ型超新星」の主に2つのタイプに分けられ、さらにそのうちⅠ型超新星はⅠa型、Ⅰb型、Ⅰc型の3つの種類があります。ざっくり説明すると、これらは分光観測という光を分けて観測する方法でその星を見たときに見える線が異なっています。
今回見つかったSN 2023ixfという超新星は、このうちのⅡ型超新星に分類されています。
Ⅱ型超新星は、太陽の質量の8倍以上の星がその一生を終えるときにおこる現象です。星の中心核で内側から外側に向かってかかる力と外側から内側に向かってかかる重力が釣り合っていたのが崩れ(重力崩壊)、内側に向かってかかる力で収縮した反動で吹っ飛ばされることで起きると考えられています。

画像はイメージです

ちなみにⅠb型、Ⅰc型超新星も同じような感じで起こります。Ⅰa型はまた少し違っているのですが、多分話すと長くなりそうなのでまた機会があったら説明したいと思います。

3.今月の天文イベント

今月は比較的目立ったイベントが少ないのですが、一つ気になるものがあったので紹介したいと思います。

●金星が東方最大離角

「最大離角」とは、金星と水星、すなわち太陽系の内側にある惑星が下の図のように赤丸で示した角度が最大になる位置関係になっていることを指します。
地球よりも内側にある惑星は太陽に近いと見づらいのですが、地球から見たときの角度が大きくなっているときは太陽から離れているので見やすくなります。つまり、最大離角になっているときは、一番見やすい時期だというわけです。
ちなみに、金星が地球から見て太陽の東の方にあるときは夕方に見えるので「宵の明星」、西の方にあるときには朝に見えるので「明けの明星」といいます。今回は東方最大離角で東の方にあるので、夕方に見ることができます。学校や仕事の帰り、ぜひ空を見上げてみてください。

今回は結構天体が起こす現象についての説明がメインになりましたが、どうだったでしょうか。部長として、皆に知識を教える練習をしている途中の人間なので、もし何か間違い・アドバイスがあったら教えてほしいです。
次回は月末に間に合うように努力します!!ここまで読んでくださりありがとうございましたm(_ _)m


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