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【人生初の街コンに参加した話】 〜extra stage〜

人生初の街コンは大成功に終わった。

満足度はかなり高かった。

晴れてカップル成立となった僕と狐目のレナちゃんを横目に、まだ諦めきれない男達の姿がそこにはあった。


これは花粉舞い散る春の物語の番外編。
続きの物語。

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レナちゃんとヒナちゃんと共にビルを出た。

とりあえず何処行こうか決めつつ、僕はタバコ吸いたいから一旦待ってくれとビルの入り口で2人の足を引き留めた。

一吸いしたタイミングでビルの自動ドアが開いた。

そこにはケンを筆頭に3人の男達の姿があった。 


「二次会行きますけど一緒に行きませんか!!」


勢い良く声をかけてたのは男性陣では無くなんと隣にいたヒナちゃんだった。

確かにヒナちゃんからしたらカップル成立した僕達と居るのは少し気まずかったのかも知れない。

僕も別にガチ狙いとかじゃなかったので結局皆で二次会に行く事となった。



【真・メンバー紹介】
【トークのケン】

後半戦より僕と共に戦った戦友。
フリートーク二回戦では裏切りを受けたが普通に良いやつ。
今回の二次会でも立ち回りに期待。


【最年長のリュウ】

29歳で今回の街コンでも最年長であった男。
ケン同様にコミュ力も高い感じ。
まじの絡みが無かったので情報が無い。


【伊勢丹のシュウヘイ】

24歳の理系の男。
ちょっと薄い伊勢丹の紙袋柄のシャツを着てた。
あと見た事ない白縁のメガネ掛けてた。
何処と無く漂うこの感じはまさにタケル2世。

あと本当にびっくりしてるんだけど
まじで顔がいらやすとやのこれ。
理系の男で検索したら本人出てきて驚愕してる。




以上の3名と僕、レナ、ヒナの合計6人が二次会メンバーとなった。

12人居た会場の半分が集まるって中々凄い。


リュウが「お邪魔しちゃって大丈夫ですかね?笑」

とか聴いてきたが僕が断ったらどーなるんだ。

正直、寧ろ面白そうだし歓迎である。



しかし、お店探しから難航を強いられた。

このメンバーは2時間しか一緒に居ないメンツなのだ。

何処の店に行けば良いのか誰も分かってない。

僕はもう20時回ってるし西口の終わってる通りの方行けば何とでもなるのではと考えていたが、
溢れた男達はここから各々行動力を魅せてくる。


「行ってきます!!」


リュウが勢い良く走って行った。

彼はモンテローザに支配されたビルに入り全ての店に6人入れるか聴きに行き出したらしい。

モンテローザの魔境



男達の見せ場はまだ終わらない。


「あ、もしもし〜今から6名って〜」


伊勢丹のシュウヘイが何処か知らん居酒屋に電話掛けてた。

勝手に動くな。
なんてコンビネーションの悪さなんだ。

しかも予約取れてた。

ここら辺から既に女の子達からは疲れてる様子が伺えた。


5分後、リュウが戻って来て何処もダメだったとの事。


シュウヘイが予約した店に行けば良いなと思い、横断歩道を渡った手前、


「ここで良くね?聞いてみるわ。」


次はケンが串揚げ屋に入って行った。

最高にクールだ。
ここまで全員が別の行動取り出すともうかっこいい。

こいつらは仲間じゃないんだ。
全員が敵。全員が雄であり、牙があるのだ。

ここからもう漢の勝負は始まっていた。

男なら誰かの為に強くなれ。


シュウヘイの努力虚しく、ケンの攻撃が刺さり、
二次会の会場は串揚げ屋に決まった。


シュウヘイは残念な顔しながら電話掛け直して謝ってた。


そんなこんなで延長アピールタイムを各々済ませ無事お店に辿り着いた一向。  


やっと二次会が始まる。
席はこんな感じだ。

異種格闘技かな?(2回目)

レナちゃんの隣は気を遣って僕にしてくれたらしい。

でも出来れば目の前がタケル2世なのもやめてほしかった。


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乾杯と共に男性陣もはじめましてなので軽く自己紹介した後、今日の感想とか色々話し合った。

男性陣からは23歳の女の子達は反応が薄かったとか僕と同じ様な感想言ってた。

女性陣は『経験として良かったです。』←
みたいな濁し方してた。

僕はシオリちゃんがいきなり理想のデートの話題ぶっ込んで来て疲れたって話をした。

話も一通り済んだ時、

ここで遂にリュウが動き出す。




『皆の過去の恋愛について話そうよ!!』

話、聞いてた?

大学生のサークルの新歓か?
よく見たらこいつどっかのサークルに居る先輩の顔してる。

女性陣の過去の恋愛について知りたいのは分かる。

でも何も知らねー男達の恋愛の話なんてまじで1ミリも興味ない。

ついさっき、理想のデートの話がクソだったって話したのにこいつの耳には呪われたイヤホンでも付いてんのか?

銀魂より伝説的な例えツッコミ



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リュウのどーでもいい過去の恋愛話が始まる。

『半年くらいに別れて〜〜』

(どーでも良いので本当に聴いてなかったです。)

人の恋愛をクソ呼ばわりするのはまじで失礼なのでしないが本当にどうでも良い話だったなとは思った。

無事、リュウのラブリーメモリーは一幕を終えた。


しかし、またここでリュウが動き出す。




『、、、じゃあ次は、ヒナちゃん!』

まさかの指名制。

ガチで全員分行くつもりだ。

しかも指名制だ。
こいつはまだ街コン気分が抜けてねぇのか?


間髪入れずにヒナのターンが始まる。
ヒナも半年くらいに別れて〜みたいな話してた。

男性陣は皆興味津々でしっかり聴いてたと思う。

これは二次会後にレナちゃんから聴いたけどヒナちゃんは街コン初参加じゃなくて何回か参加した事があるらしい。

しかも1日に3回の街コンをハシゴした事があるらしい。

強い女。ヒナ

二次会の場ではなんも言ってなかったけど猛者過ぎる。



ヒナちゃんのターンも終わり、
次はケン→シュウヘイの流れになったと思う。

次にレナちゃんが指名され、僕は何故か最後のトリになった。

まじでなんで?



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レナちゃんの話は中々ハードだった。

なんと昨日別れて、その足で街コンに参加したらしい。

流石にびっくりした。
ヒナちゃんに誘われて暇も重なり参加したとの事。

まぁ別れてるんだから何やっても問題は無い。

少し恥ずかしそうにそんな話をしてた。


最後に僕のターンになったので、

「3年前に別れてからなんもねぇです。」

って話したのに一個前の馬鹿でかい爆弾を投下されたらそりゃあ皆食い付きが浅かった。

あと僕の話の途中でリュウがトイレに抜けた。

こいつだけは絶対に許さない。

僕の心のリトル魔人ブウさん(純粋悪)


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各々の恋愛トークも終わり、ここでもフリートークが始まる。

さっきから少し異変には気付いていたが、
男性陣は皆、ヒナちゃんとばかり話してた。

一応カップル成立している僕とレナちゃんには横入れは出来ないと判断しての行動だろう。

めっちゃグイグイだった。

レナちゃんと僕はそんな光景を見ながら2人で少し話しながら酒飲んでた。(高みの見物)

ちなみに僕の前に居たタケル2世は当たり前に誰とも会話に入れてなかった。

お前もか?

今回に関しては悪いが僕も助け舟は出さなかった。

今度からは白縁のメガネをやめて、無地のシャツを着て来るようにしなさい。


僕がタバコを吸いに席を外し、戻って来た時にはお会計が始まってた。

結局1時間ちょいくらいの2次会だったと思う。

リュウは、
『男性1,000円、女性500円で!』って言ってた。

ほんとにサークルの新歓か。

テニサーの新歓は安い。

どーせならもう女の子無料にしてやれ。


無事、街コンサークルの二次会のお会計も終わりお開きになった。

__


横浜駅西口は路線も多く、各々帰る道が違った。
まじでたまたまだけど男性陣3人と僕達3人で綺麗に別れる事となった。

もう二度と会う事は無い。


3人に別れを告げた後、
ヒナちゃんが口を開く。


『まじでハズレしか居なかったね〜!』

大どんでん返し。



以上。
女の子って凄いなって話だ。

悪いけどみんな、僕から見てもハズレだったからそりゃその感想になるよなって思った。

リュウは周り見えてなかったし、シュウヘイは伊勢丹の空気だったし。
(ケンはまともだった。)

自分を褒める訳じゃないけどもっと皆、服とか髪とか色々マシに出来るところあったと思う。


僕は特に何も言われなかったから多分大丈夫だと思ってるけどもしかしたらやべ〜ディスられてるかも知れない。

二次会に皆誘った理由だが、とりあえず3人はなんか気まずいから。との事。


ちなみに別れた後すぐにヒナちゃんにリュウから
『この後飲みませんか?』ってLINE来てた。

シカトされてた。


男の牙は磨かないと刺さらないんダゾ!

ヒナちゃんは帰ったので
僕とレナちゃんはその後3次会に2人でダーツ行った話があるがもうその辺は想像にお任せする。グヘヘ。


以上までが、ほんとのほんとに人生初の街コンに参加した話の全てだ。

前の記事でも書いたけど行くならしっかりカッコよくして、良い感じになってから行こうな!!

皆もルールを守って楽しく決闘!!

ではまた、【街コン〜2nd season〜】にて会いましょう!

ぐんない!

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