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そばの神様の話

こんばんは。静岡県沼津市の千本松原という沼津随一の景勝地で、こだわりの蕎麦屋『そばの実千の松』を営んでいる石橋です。今日は蕎麦屋なら誰もが知っているあの書籍をご紹介します。実は一般の人が知らない名著なのです。


「手打ちそばの技術」片倉康雄です。ご存知ですか??現代の蕎麦の源流を築いたのが友蕎子こと片倉康雄。



戦後の日本復興期における蕎麦業界(安価かつ蕎麦含有量が少ない)から文化や美食、果ては精神性まで追求した蕎麦を復興させた。戦後の資源が少ない日本でGHQから小麦粉だけ渡されて、通称駄蕎麦(小麦粉多め)を機械打ちで提供していたことが主流だった。

(機械打ちを悪く言う人がたまにいますがここから来ているんでしょうね)先人が行なっていた手打ちそばという文化の火を灯した片倉康雄は伝説のそば打ちですね。

歴史を紐解いて、実践と技術を惜しみなく一冊の本にまとめてくれています。お値段もお手頃ではなく中々なのですが、蕎麦を志す者は必ずこの系譜を読んでおくべき書籍です。


片倉康雄がいなければ、手打ちそばは歴史の片隅に葬られていたかもしれませんね。書籍の中では一つ一つの技術が丁寧に語られていてわかりやすいです。歴史にも触れられているのでそばに関する厚みは増すことは間違いない。(中途半端にそば打ち〜的な本を読むならこっちが絶対いいです。たまに違う事書かれている本もありますし)


必読です!!アデイオス!!

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