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ひしむら(詩/猫/写真)
2015年11月30日 04:16
深夜見ないテレビをつけひたすら足の甘皮をめくる私が何者であるかとか仕事とか恋人とかとにかく何もかも忘れて没頭する足の指がボロボロになっていくそれでも止めない何もかも忘れて深く没頭する
2015年11月20日 22:12
あなたのいないところへ行くわ右手の指輪はお留守番左の小指に密かな光別のあなたを探しに行くの現実を夢に溶かしてぼやけた終わりに手を振らぬまま知らないあなたに巡り会うのよあなたの憂を心の隅に携えて
2015年11月20日 22:39
「予期する不幸は滅多に現実化しないが、 予期する幸福もまた、滅多に現実化しないものだ。」
2015年11月12日 01:40
本当の愛を見失い嘘の愛を信じてみることにしましたところがそんなもの端から信じることのできる代物ではなかったのです嘘には嘘が隠れているそうに違いないと疑うばかりなのでした信じれば信じただけ疑り深く悲しくなるばかりなのでした泣きたいのに涙が上手に出てきませんこの悲しみは打ち明けようがないものです心が黒く潰れていくのを感じます涙はまだ出てきません