みんなのため、なんかじゃない

以前、仕事で 急ぎの仕事が済まなくて困っている同僚を少し手伝ったら ある人に「みんなのために、(そうやって動くん)だね」と言われて なぜか 嫌な気持ちになった。

そういう人だと思われてるってことなのか、と思って、だった。
自分を犠牲にして他人を助ける人、、、

「みんなのため」って私に言った人こそ、そういう人だと思うけど。無理して 他者に尽くす、ように見える人。ただし、肝心な時には逃げる。だから、信用ならない人だ、と私は その人のことを思っていた。

ただ、私は誰かのために 他者を助けること、というか、「みんなのため」って言われることをしているのではない。

そもそも自分の行動なんて、自分がそうしたいからするのであって、みんなのためにやってることじゃないし、本質的に 誰かのためにやったことが その人のためにはならないのだ。私は それをフォローすることで 大勢で請け負っている業務に支障が出ずに済むと思って 手伝っただけだった。みんなのため、じゃない。業務のため、だった。

そういうことを 相手にわかってもらいたいとは思っていない、ましてや「みんなのために、だね」って言った人に。あなたはそうかもしれないけど、私は違うよ、って 心の中で思うだけ。私は あなたのように「いい人」と周りから思われたいとは 、全く思っていないから。


みんな、を意識し始めると 行動は いびつになる。

みんな、ではなく
その時の状況をよくするために 必要なことは何か を考えて 行動したに過ぎない。

このことがわかっていないと、自分をすり減らすだけだ。そして、よくないことに、すり減らした分を他者の称賛などで補おうとする人がいるのだ。みんなのため、が みんなのためじゃなくなってる、結局自分のため、になるのだ。

それなら 自分がそうしたいからする の方が 気持ちがいいくらいだ。自分の行動が なんのためのものか、そこをじっくり見極めることは 他者との関係の中での、自分の生き方そのものを見直すことにもなる。

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