光のあるところへ

1 怒りのパワーを何に変えるか

他者を平気で利用したり、傷つけたりする振る舞いを目の当たりにしたり、あるいは自分がそういう力に翻弄されたりしたことに、

 今までで一番憤り、のたうち回って、知ったこと。
それは、怒りがある一線を超えると、自分や周囲をガンガン傷つけるものになるという事。
 怒りを感じ尽くしたところで、これ以上は無理だと思った。何もかも壊してしまうと感じた。怒りの原因となった者への赦しも課題だった。

 とりあえず発想を変えることにした。
 自分を守ろう。大切な人を守ろう。
 誰かのためにでもなく、誰かに褒めてもらうためでもなく、
 自分がこうありたい、
 大切な人が不安で泣きそうになることがあれば、大丈夫って言ってあげたい

 ただ、それだけで動こうって 自分の心で決めた。

2 心を守る光が生まれる

 日々の営みに変化はないのに、自分のために、今のために 仕事をしているだけで、心は穏やかだ。自分のしたことが、結果的に誰かにとってありがたいことだったらしく、お礼を言われて びっくりする。誰かのためにしたわけではないから。
 いろんな人がいて、いろんな考え方があるけれど、私は私にできることをするだけ。こうしたいと思うことを丁寧にするだけ。

 今 に 集中することは 私の心を、守ってくれるのだ。

3 違う次元へ

 今まで 憤りを感じていた対象が 物理的には すぐそばにいるはずなのに
すっかり「過去の存在」になったように感じた。
 自分の心を脅かす存在だと思っていた相手がいたのに、むしろその人の方が 何かに怯えているようにさえ見えた。

 自分が
  誰かに翻弄される 軸にブレがある存在 から
  自分の軸を中心に生きる自分  になったら、不安から解放される。
  自分で自分を全て引き受けた結果だ。 

そうして見えてくる世界には 自分だけがいる。
孤独、とは少し違う。行き交う人とのやり取り、共感も体験できる。
でも、中心に ちゃんと自分がいる。

 怒りをちゃんと感じ尽くした自分への労いとともに、前を向く気持ちが生まれた。いや、今までも前を向いて進んできた。
 赦しができるかどうかも どうでもよくなる。
 何かに怯えて生きる人は ずっとエネルギーを吸い取る対象を探し続けるだけのこと。私は私に そこにエネルギーを提供しなくていいよ、と 言ってあげるだけ。

 人は 光を吸い取るのではなく 生み出す意識をもって 生きていくことで 
 自分をも守ることができるのだと思う。

 

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