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井戸端会議について考える

職場のAさん(フルタイム、保育園ママ経験者)が言った。
幼稚園ママが園バスを見送ったあとに、かたまって井戸端会議してるのを見ると「なんかこわい、ムリー」って思う、と。

私は専業主婦を経て短時間勤務の幼稚園ママ経験者。
園バスを見送ったあと他のママ達と少し立ち話することは、確かにあった。
でも、それは強制ではないし、用事があったり自分のコンディションで、すぐ帰ることはできたし、井戸端会議に参加しないからといって白い目で見られるようなことはなかった。
Aさんが恐がるような人間関係ではない。

もちろん、参加しないと気まずい…みたいなグループもあるのかもしれないけど、私の周りでは聞いたことがない。
ドラマとかだけの話でしょって思うけど、Aさんの先入観にいちいちつっこむのも面倒なので、特に気にしないことにした。

そして、ふと、思った。
専業主婦で、その井戸端会議が皆無だったら…
大人と会話する機会ってなかなか作れないかもしれない。

まだ子供が幼稚園に通うより小さい頃は、夫は帰宅が遅いし、今日1日、大人と会話してないなーってことがあった。
仕事をしている人は職場で誰かしらと話すだろう、
でも、専業主婦の幼稚園ママだったら?
井戸端会議がないとちょっとつらいのでは?
私が仕事を始めたのもそういう部分があったかもしれない。
子供でつながる人間関係以外の世界がほしかった。
Aさんには常に話し相手がいたのか、
こんな気持ちはわからないのだろうな。

じゃあ、子供が卒園した専業主婦の人はどうだろう。
園バス見送り後の井戸端会議もなくなって、
意識的に行動しない限り誰かと話すことってなくなる。

あの井戸端会議は、子育て世代同士の、ご近所同士の
大事な情報交換の場なのだ。
もちろんそこに変なヒエラルキーとか、どうしても気が合わない人がいるとか、なら無理して参加するものではないけれど。
円滑な人間関係が築けるならば、気分転換にもなるし知らなかった生活の知恵とか子育て話が聞けたりするし、
それが毎日受動的に得られるのだから
あの井戸端会議は自然発生するのも納得だ。

と、ふと思ったのでした。

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