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情報カード その2

昨日の情報カードと『アイデアのつくり方』の話の第3段階以降の過程について,自分の頭の整理のためにも続きを書いてみようと思う.

第3段階,考えるのを辞める.

第2段階で情報カードを元に一つ一つの情報をよく見て,比べて,他との繋がり,関係性を考えて,考えて考えて考えると,やがて疲れ果てて嫌気がさしてくる.

しかしそれが正しい手順の一部であり,嫌気がさしてからは完全に考えるのを放棄する.
放棄している間は言ってみればお腹の中で消化しているような段階なので,ゆっくり気長に消化を待てば良い.ということらしい.

消化するためにも,胃液の分泌を刺激してやることは必要で,そのために自分の想像力や感情を刺激するもの(小説や映画や音楽)に心を移すことが大切なのだ.

そうして考えるのをやめていると,アイデアが突然に降りてくる.
しかもそのタイミングは,僕たちがその到来を予想していない時に訪れるのだという.

それは髭を剃っている時とか,風呂に入っている時とか,朝まだ目が覚めていないような時だ.

そういえば別の本で聞いた話,脳はぼーっとしている時に実は創造的に活発に活動している.という話を聞いた.デフォルトモードネットワークと呼ばれる働きらしい.

そのような脳の仕組みから見ても,こういうタイミングで閃きが訪れるのは納得できる.
ぼーっとする時間も大切なのだ.

そして第4段階,アイデアを世間に適合する形に整えてゆく.

アイデアは生まれたらそこでゴールということにはならない.自分の思いついた愛おしい子供のようなアイデアを現実の過酷な世界の中に連れ出さねばならない.

そのような時には往々にして,自分の思いついたアイデアは完璧でなかったということに気づくのだという.
自分では良いと思っていたアイデアが,よく考えてみると実現可能性が低かったり,そのままでは使えないな.と思って気分が落ちた経験が僕にもある.

しかし,そこであきらめてはいけない.
良いアイデアというものは自己成長の可能性を含んでおり,色々な人に意見を聞くと自分では思いつかなかったような発展をすることがある.

良いアイデアはみる人の心を刺激するものであるため,他者の力も借りて,最終的に世間に適合する形まで整えてゆく.その努力を怠ってはいけない.


良いアイデアを生んで,それを形にするプロセスはこのようなものらしい.

昨日も書いたのだが,正直僕にはまだこのプロセスにピンとこないところがある.
これはすごいアイデアだ!と自分で思うようなアイデアを閃いたことが僕にはまだ実感がない.

今までのことを振り返ると,資料がまだまだ足りないのだろう.
特殊資料の収集も,一般資料の収集もまだまだ十分ではないのだと思う.

それから,情報カードを持ちいて,一つ一つの情報を整理してグルーピングして,比較して,という作業も今までに行ったことがない.

これからやっていこうと思う.
まだまだ作業量と絶望的な気分になるほどに組み合わせを考えるような泥臭い時間が足りていないのだろうな.

世の中には近道がないのだなと思う.
でも道のり自体を楽しんで歩んでいきたいね.

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