見出し画像

直感は実は長い時間がかかっているかもしれない

坂口恭平さんの本に,僕の直感は多分800万年の時間がかかっている.というようなことが書かれていた.

それまでの自分の人生だけでなく,生命の歴史の,自分の祖先の分の至高までもが受け継がれて,僕という人生のこの一瞬に閃きのように出てきているということらしい.

こういう考え方は僕はとても好きだなと思う.
自分らしさ,みたいなものが叫ばれる時代だけど.
本当の生命としてのそれぞれには自分らしさなんてものはないのだと思う.

それは社会があるからこそ出てくる考え方だよね.
動物としての僕に自分らしさなんて全くない.

無意識に,無自覚にただいまこの瞬間を生きている.
直感的に,何かを選ぶ.

それは自分の数十年の人生を賭けて編み出した,僕というオリジナリティを持った選択ではなくて,僕が今までの祖先のみなさまから受け継いだ情報を元になんか出てきちゃうものなのかもしれない.

そう考えると,結構無責任に生きることができて,気が楽になるかもしれないね.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?