見出し画像

「ロイロノート・スクール」に関する研究(ただし、小ネタのみ)

 今月末に、ある小学校の授業研究会で講師を務めることになっている。事前に送られてきた指導案を読むと、公開される2つの授業ではどちらも「ロイロノート・スクール」が活用されるようだ。

 そこで、この「ロイロノート・スクール」について改めて調べてみることにした。

首都圏の自治体(教育委員会)での導入状況

「ロイロノート・スクール」は、株式会社LoiLoが開発した授業支援ソフトである。その地域別導入状況は、同社のWebページで確認をすることが可能だ(データは2023年4月1日現在のもの)。

 ちなみに、首都圏1都3県で「ロイロノート・スクール」を導入しているのは次の自治体(教育委員会)である。

【東京】品川区・墨田区・杉並区・世田谷区・北区・目黒区・多摩市・八丈町・神津島村・三宅村
【神奈川】横浜市・大和市・藤沢市・逗子市・茅ヶ崎市・秦野市・真鶴町・葉山町・寒川町
【千葉】船橋市・八千代市・成田市・印西市・八街市
【埼玉】戸田市・飯能市・越谷市・新座市・松伏町

 期間限定(2024年3月末まで)で無償提供の連携協定を結んでいる横浜市を除けば、首都圏では中小の自治体が多いという印象である。

 導入するか否かについては、「GIGAスクール構想」の方針や予算など、各自治体の「お家の事情」があるのだろう。

和文化に由来する社名

 社名や製品名になっている「ロイロ」とは何か? その由来についても、同社のWebページで見ることができる。

 それによれば、漆器に光沢を出す「蝋色(ろういろ)塗り」という技法に由来するそうだ。漆の英訳の一つが「JAPAN」であることから、「ジャパン(日本)をキラキラさせる存在でありたい」という願いが込められているのである。

 日本が世界に誇るスーパーコンピュータの名前が「富岳」であることと、相通ずるところがあるかもしれない(ないかもしれない)。

正式な社名は英字表記

 社名については、製品名に影響されてか「株式会社ロイロ」「ロイロ社」などとカタカナで表記されるケースが見られるが、正式名称は「株式会社LoiLo」と英字表記である。

 よく見ると、1文字目の「L」だけでなく、4文字目の「L」も大文字になっている。

 小文字の「o」を人間の顔、大文字の「L」を腕に見立てると、2人の人間が拳を上げているように見えなくもない。

 そういう意図があるのか? ということについては、残念ながら同社のWebページでも確認をすることができなかった。

 このことについては、もう少し詳しく調べてみたいところだ。が、そろそろ本題である「ロイロノート・スクールの活用法」のほうに頭を切り替えないといけないので、今回はこのくらいにしておきたい。


 もしも、
「本題に入る前に『小ネタ』を調べて、現実逃避をしていたんでしょ?」
 と聞かれたら、
「はい」
 と答えるしかない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?