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🐸カエル好きのわたし🐸

いつの日からか、私はカエル好きになっていた。
カエル好きと言っても本物のカエルは触れない。
ヌメヌメしてる感じが気持ち悪い。

カエルのキャラクターやカエルの物を集めるのが好きなのである。
もしかすると緑が好きなだけなのかもしれない。

私の部屋はカエルの物で溢れかえっている。
いつの日からか「カエル好きのmaimai」と言うイメージが周囲からはついていた。
多分そのイメージを求めていたのだろう。
なんだか心地よい。
イメージに沿うように、私の身の回りの物はカエルで統一されていた。
カエルの筆箱。カエルの弁当箱。カエルのキーホルダー。

おそらく私らしさを作っていたのだろう。
〇〇さんと言えば〇〇!
みたいな「その人らしさ」と言うものに憧れていた。

と言うのも、私は「自分のこだわり」と言う物があまりない。
意思が弱いと言えばいいのだろうか。
「なんでもいいよ」「任せるよ」「わからない」
何か聞かれるとこう答える事が多かった。

カエル好きを謳っている今でも変わらない。
何がしたいのか、好きな事は何か、趣味は?
どの質問にも「これだ!」と胸を張って語れるものはない。

「note」に自分のことを綴ることで自分がよくわかる。いかに薄い人間であるかと言う事が。
深く考えずにすらすら文章を書くと自分でも驚くように私の頭の中が明らかになってくる。

私がカエル好きな理由は今初めてはっきり納得いく答えが出せた気がする。
ただ可愛いからと言う理由だけでカエルが好きなわけではない。
「カエル好きのわたし」が好きなのである

「note」を通してもっと私を知り
「なんだ、意外と私って意思あるじゃん」
って好きになれるような自分であれればいいなと。

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